大人数だからこそ気づく一人一人の個性にアプローチ
昭和第一学園は全校生徒数が約1600人にのぼる大きな学園です。そうした大人数の中でも、全教職員が生徒一人一人にしっかりと向き合っていることが本校一番の特色と言えるでしょう。これからの社会においては、主体的に考え行動する力が必要です。自分の将来を考えた時にも、ただ何となく大学に行こうとか、就職しようというのではなく、自分のやりたいこと、やれることに気づき、それを実現する手段として進学や就職といった進路があるはずです。本校では生徒数が多い分だけ多様な個性や価値観に触れることができます。その中で自分の道をしっかり見据えて進んでいく、そのためのバックアップを一人一人に丁寧に行っています。また生徒数の多さは卒業生のデータの多さでもあり、多様な志望進路のサポートにも役立っています。
志望に応えるための3コース制の学びと学習施設
生徒一人一人の目標に寄り添う教育のひとつとして、本校では普通科3コース制を設定しています。ターム留学を必修としグローバルリーダーを育成する「特別選抜コース」、学習と生徒会活動や部活動などとのバランスを取りながら高いレベルでの文武両道を目指す「選抜進学コース」、大学進学をはじめ、多様な進路をサポートする「総合進学コース」の3コースがあり、自分の志望や個性に適した学びの環境を選ぶことができます。いずれのコースでも、詰め込みやお仕着せではなく、生徒自身の主体性や意欲を引き出し、それを伸ばすことに重点を置いています。さらに「学習をサポートする場」として「進学支援センター」を設けています。自習スペースや各種教材が完備され、本校教員や大学生チューターが常駐しており、生徒一人一人に個別のプログラムを作成するなどして、効果的な学習を支援する施設です。学ぶ目的を明確にすることが学びの原動力になり、無駄のない効率的な学びを楽しい学校生活とも両立できる、そうした体制になっています。
未来を切り拓くキャリア教育
入学時に将来の志望や夢が決まっている生徒は少ないでしょう。高校3年間を通して、自分の適性や可能性に気づくことが大切です。そのため、本校ではキャリア教育にも力を入れており、『キャリア教育優良学校』として文部科学大臣表彰を受賞しています。「キャリア教育センター」にはキャリア教育の専門家が常駐し、カウンセリングを通して進路を考えはじめ、それが具体的に実現する道を探るところまでサポートします。さらに、週に一度キャリア学習の時間を設けているほか、本校の卒業生が受験や大学の話をする「トークライブ」や、保護者による職業・仕事についての講演会など、様々な進路情報に触れる機会を作っています。
本校の教育目標は「確かな学力と豊かな人間性に支えられた人間力の育成」です。学内の様々な制度や行事を利用して学びを深め、また大勢の多様な価値観を持つ学友と過ごす中で、学ぶ力と共に、人間的に成長し、自分の意志で次のステージに進んで行って欲しいと思います。