心身ともに健全で明るく活気あふれる校風
本校は建学の精神である「健康・努力・敬愛」のもと、スポーツと健康教育を通して、心身ともに健全で明るく豊かな知性と人間性を備えた女性の育成を目指してきました。1958年4月の開校以来、日本体育大学の系列校の伝統が生き続け、多くの部活動が関東大会や全国大会への出場を果たしています。生徒たちはみんな明るく活発で、競技者や指導者を希望して日体大に進学する生徒が多いです。本校の卒業生は、スポーツで培った礼儀正しさや精神的な強さ、努力を継続できる粘り強さをもち、社会に巣立つ折には、一般企業でも高く評価されており、スポーツ関係のみならず、各業界で活躍しています。
生徒の能力を引き出すため、教員の研修から改革
ここ数年、学力と進学実績の向上に向けた大幅な改革に取り組んでいます。スポーツでもそうですが、勉強でも指導者の力はとても重要です。生徒の才能は優れた指導者のもとで開花します。昨年度は、教員の学習指導力を高めるために外部の専門企業の協力を得ながら、約1年をかけて研修を実施しました。この教員を中心に今年度から始動した「校内塾」の講師と連携して放課後や休日における学習指導の充実に努めています。校内塾は外部の学習塾を校内に常設しているもので、本校の生徒であれば誰でも無料で活用可能ですが、希望者には一人ひとりに合わせた有料の個別プログラムもあります。この取り組みは通常の授業の改革にもつながっています。また、生徒全員にタブレットを購入してもらい本格的なICT教育を実践しており、オンライン授業も円滑に行われました。
学べば学ぶほど、見える景色が広がる
厳しい社会を生き抜く上で、心身の健やかさやたくましさは、今まで以上に必要不可欠な要素となるでしょう。けれど、ただ強ければいいというわけではありません。この数年、部活動のコーチとして一流のスポーツ指導者を迎えてきましたが、「勝てばそれでいいという考えでは困る。一番下手な生徒を一番大事にしてほしい。」とお願いしています。生徒たちにも、強く活発なだけでなく、人とのつながりを大切にできる愛情豊かな人間になってほしいと考えています。学べば学ぶほど見える景色が広がります。将来に大きく羽ばたくために、活気あふれる桜華で自分の個性と才能を輝かせてほしいですね。