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郁文館高等学校
出典:あばさー
郁文館高等学校
(いくぶんかんこうとうがっこう)

東京都 文京区 / 東大前駅 /私立 / 共学

口コミ投稿

偏差値:52 - 60

口コミ: ★★★☆☆

3.34

(99)

郁文館高等学校 インタビュー

郁文館高等学校インタビュー ゴールではなく夢の通過点「東大合格」──挑戦を支えてくれた先生と仲間たち
東京大学1年生(2025年春卒業生)Iさん / 担任 N先生
更新日:2025年5月
夢を言葉に、行動に――"夢手帳"が私の生活軸
写真1
Iさんが実際に使っていた夢手帳
「東大に行きたい」という思いを胸に、郁文館に入学しました。中学受験での悔しさがずっと心に残っていて、自分の選んだ道が間違っていなかったと証明するためにも、東大合格は譲れない目標でした。クラス委員長を務めたほか、郁秋祭(文化祭)では、実際に投資を募るところからスタートし、“社長”として模擬店の企画運営に挑んだ起業体験プログラムにも真剣に取り組みました。
 郁文館には挑戦できるフィールドがたくさんあります。こうした委員長や起業体験での経験を通じて、「仲間と一緒に挑戦する力」が自然と身につきました。
 少人数制志望別を含めると8時間授業や小テスト、課題に追われる日々。高校3年生になるタイミングでは、塾に通うことも考えましたが、郁文館の先生方が私のために授業を考え、サポートしてくれているこの環境を信じようと決意しました。
 月ごとの目標設定と振り返りを通じて、夢に近づくための大切な計画書「夢手帳」も、大きな支えとなっていました。振り返りを英語で書くこともあり、毎日の振り返りとともに文法チェックもしてもらえました。
学力はもちろんですが、生徒一人ひとりに正面から向き合う先生方のおかげで、“人間力”も磨かれていくのを実感できた学校生活だったと思います。
“通塾なし”郁文館で掴んだ東大合格
写真2
Iさんと“東大合格”を支えた東大クラブ顧問
郁文館では、私のように「東大を目指したい」という思いに応える形で、2023年に東大クラブが設立されました。少人数制志望別授業が多い郁文館でしたが、その中でも、同じ目標を持った東大クラブの仲間と出会えたことは、とても大きな力となりました。
 また学習面では、先生方が私に合わせて学習計画を立ててくださった東大クラブでの学びはまさに“個別最適”。自分に今必要な学習を、自分のペースで着実に進めることができたのが大きな魅力です。
 一方で「東大合格」に向けて、精神面での浮き沈みも多く、模試の結果に一喜一憂し、成績に関わらず不安を抱える日もありました。そんなときに支えてくれたのが、東大クラブの仲間たちと先生方の存在でした。先生に泣きながら相談した日もありましたし、仲間と帰り道で交わした何気ない会話に心が救われたことも少なくありません。東大クラブには、人として芯の強い人が多く、遅くまで自習室に残り勉強する仲間たちを見て、私も頑張ろうと鼓舞する日々でした。
 受験は個人戦と話す人も、団体戦と話す人もいますが、正直どちらも正しいと思います。ただ、私には仲間と先生方の存在、東大クラブという環境のおかげで最後まで走り抜けることができました。
本文2の下の追加写真
出る杭は伸ばす“なんでも挑戦できる環境”
写真3
郁秋祭(文化祭)での起業体験プログラム
郁文館の良さは、学力だけでなく、あらゆる挑戦を応援してくれる環境にあると思います。起業体験プログラムでは、海洋プラスチックごみを素材にしたキーホルダー制作体験を企画し、郁秋祭で販売しました。
 そのために、浜辺で素材となる海洋プラスチック集めから始めなければならず、まず管理団体に電話で連絡を取って、ゴミ拾いの許可をもらう。売上目標から逆算して、在庫確保や当日の運営、そして決算報告まで仲間と一緒に実践しました。この一連の動きを、理事長賞という形で評価していただけたのも嬉しかったです。また、2年生でのPBLツアー*ではシンガポールに行き、私のチームは現地の人たちに街頭アンケートをとるというチャレンジをしました。
 現地の方とコミュニケーションをとる中で、言語の壁を何度も感じましたが、"伝えようとする気持ち"が大切だと気付くきっかけにもなりました。今は、世界中の人とコミュニケーションをとりたいという思いがより強くなり、留学にもチャレンジしてみたいと考えています。
 夢に向かって努力するなかで、次へ次へと挑戦心があふれてくる。これこそが郁文館で過ごした一番の成果だと思います。
*PBLツアー:郁文館独自の社会探究型フィールドワーク型修学旅行。生徒は興味関心に応じて5つの研修先から1つを選び、自身の探究テーマに基づいて立てた仮説を現地で検証します。1年次の探究活動から始まり、3年次にはツアーの経験をプレゼンに昇華。現地での「リアルな体験」が探究心をさらに深めます。
担任の先生から見た3年間と、夢への挑戦
写真4
Iさん
【Iさん】
 3年間の担任を務めてくださった先生は、「人の言葉を素直に受け入れ、真剣に向き合える生徒だった」と話してくださいましたが、私は環境に恵まれただけだと思います。
 世界には勉強したくてもできない子どもたちがたくさんいると聞きます。少しでも、その子たちの力になりたいと思い、夢手帳に「教育の機会の平等を実現する」という夢を書きました。そしてその夢を実現するための通過点として“東大合格”がありました。
その意識を強く持てたのは、夢手帳と先生の夢カウンセリング*のおかげだと思っています。
【N先生】
「やりたいことにまっすぐで素直。そして他人の意見を受け入れ、そこから考えようとする姿勢が結果につながった」と本人にも伝えましたが、それに尽きると思います。
クラス委員長や、起業体験プログラムの社長など、本当に何でも挑戦する姿を見てきました。東大合格を夢の通過点にしていることを知っているので、ほかの先生たちと「勉強時間の確保が難しくなるのでは?」と心配した時もありましたが、彼女がやりたいことを最優先にしてあげたいという思いは同じだったので、全員でサポートしてきました。そんな心配をよそに彼女はすべてを全力でやり遂げてくれました。
【Iさん】
現在は東京大学で「教育の機会の平等を実現する」という夢に向かって、学びを深めている最中です。学力面だけに取り組むのではなく、探究活動などの様々な挑戦をした郁文館での経験は現在にも生きていると感じる場面がたくさんあります。
郁文館を受験するか迷っている方がいたら、ぜひおすすめします!
常に生徒のことを思い、考えてくださる先生方と、どんなことにも挑戦できる環境があります。そして夢を見つけ、育む仲間たちがいます。大学合格の先にある夢に向かって、挑戦し続けるその姿勢を、郁文館で育んでいってください。
*夢カウンセリング:夢手帳をもとに生徒一人ひとりの夢・目標に必要な次のステップを教員が生徒と一緒に考えていく面談。

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