巣鴨高等学校インタビュー

学校行事も勉強法も巣鴨流
伝統の男子校で充実の高校生活を
普通科2年濤川春輝さん/普通科2年林晃太朗さん

※2023年6月インタビュー時のものです。

巣鴨高等学校に期待していたこと、来て良かったと思うことは？

巣鴨高校への期待は、医学部への進学実績ともう一つ、数学の授業を楽しみにしていました。評判通り数学を好きな生徒が多いですね。休み時間にもパソコンで数学の解説授業の動画を観ていたり、友達同士で教科書を見ながら話したり。自分も好きでわりと得意なほうだと思っていたのですが、中学とはレベル違いで「こんなすごいやつがいるのか」と驚かされました。そして先生は、簡単な問題から難しい問題までとても丁寧に教えてくれます。数学はどんな応用問題も基礎的な公式の組み合わせですし、複雑に組まれた問題を一つひとつ紐解いていくのが面白いところだと思います。
学校行事には自分はあまり参加していません。「大菩薩峠越え強歩大会」もクラスで一人だけ不参加でした。山登りが嫌いで。強制参加ではないので、山が苦手な人でも安心してください。でも体育祭のクラス対抗リレーでは、クラス全員で国立競技場のトラックを走りました。それもなかなかできない経験なので、楽しかったです。（濤川さん）

学校説明会の日に廊下から見た授業で、生徒がどんどん先生に質問していたんです。とても明るい雰囲気で、ここなら自分に合うと思って、中3の秋から頑張って勉強して入りました。それまでサッカー三昧だったので、最初は授業についていくのも大変でしたが、先生に相談するとオリジナルの課題を作ってくれたりして、丁寧に苦手を潰していけています。
学校行事も楽しいです！深夜から早朝にかけて30kmの山道を歩く「大菩薩峠越え強歩大会」は、行きのバスの中でもはしゃいでしまったせいで寝不足でキツかったけど、山頂から見た太陽がすごくきれいでした。任意参加の「水泳学校」は学年60人中参加したのが自分含めて5人だけでしたが（笑）、ふんどし一枚で泳ぐ機会ってあまりないと思うので、いい経験になりました。お祭好きには絶対おすすめです。（林さん）

今、一番がんばっていることは？

ドラマや映画などの影響もあり、人を助ける医者という職業にいつからか憧れを持つようになりました。中学の頃はまだ漠然としたものでしたが、巣鴨に入学してからははっきり将来の目標になっています。国公立の医学部を目指している今、一番がんばっているのは勉強です。中でもやはり数学に一番力を入れています。1年の時も、授業内容をその日のうちに復習して、定期テストの前に振り返るようにしていました。ほかの教科の課題もありますし、週3日バドミントン部の練習もあるので、それなりに勉強しているつもりでした。でも2年になり、中入生（中学から入学した生徒）とも同じクラスになった今、それでは足りなかったと反省しています。自分が手出しできないような問題でも、中入生はパッと解き方がひらめいたり、計算でゴリ押しできたりするんです。早く中入生の上位の人たちに追いつきたいし、追い越したいですね。（濤川さん）

今は勉強をがんばっています。特に「朝活」。朝4時半に家を出て、6時から学校で宿題や予習復習をしています。夜更かしするとついスマホを触ったり友達とLINEで話したりしてしまうので21時に寝ます。朝の静かな教室はかなり集中できますね。部活のサッカーは週4日やっていますが、勉強の息抜きに近いです。サッカーは幼稚園の頃からやっていて、実はプロを目指した時期もありました。一緒にやっていたチームメイトの中にはプロ契約している人もいます。でも自分は今は、選手ではなくサッカーのチームドクターになって、プロで活躍する友人たちをサポートできたらいいなと考えています。そのためにも目標としている国公立の医学部に行けるよう、勉強をがんばらないと！（林さん）

未来の後輩へのメッセージ

巣鴨には名物行事がいくつもあります。僕が楽しんでいる様子を見ていたからか、弟も今年中等部に入りました。男子校ならではのハッチャケた活気と楽しさがあるので、ぜひ見学に来てみてください。（林さん）

入学前は校則が厳しいという噂が気になっていて、友達にも「校風が合わないんじゃないか」と心配されていたんですが、全然厳しくなく、自分でも驚くほど不満がありません。それと、自学自習の仕方がわからない人にもおすすめです。課題への取り組み方を夏休みにある4泊5日の勉強合宿で身に着け、巣鴨流の勉強の仕方がしっかりと身につきますよ。（濤川さん）

巣鴨高等学校が気になったら！