黄柳野高等学校インタビュー

自然豊かな環境での寮生活が変わりたかった自分を後押ししてくれた
普通科2年小野寺遥大さん

更新日：2025年6月

黄柳野高等学校を選んだ理由を教えてください。

僕は東京の学校で小学6年生の終わりから3年ほど不登校を経験しました。その間にオンラインの塾で自宅学習をしましたがあまり勉強が身につかなかったこともあり、高校は通信制ではない、不登校経験者の多い学校をいくつか比較検討しました。黄柳野高校に初めて来たのは、中学3年生の夏休みです。1泊2日、実際に寮に泊まるオープンキャンパスでは、料理や校外学習を体験します。校外学習は好きなものを選ぶ選択制で、日本文化や郷土芸能に興味のあった僕は、長篠城址史跡保存館見学を選びました。そしてその時に一緒になった2人の男子生徒と意気投合し友だちになったことが、一番の入学の決め手です。僕はもともと一人で考えすぎてしまう傾向があって、人と話すことが得意ではありませんでした。しかし、それぞれ境遇は違えども、同じ経験をしているという安心感もあって、その時に人生で初めて、同世代と本音で話すことができたと思いました。もちろんその2人も今、黄柳野で一緒に学んでいます。

今、学校生活でがんばっていることは？

入学前から入ろうと思っていた、和太鼓部の練習に力を入れています。毎日放課後15時から17時半までの基本練習のほか、夕食後、寮の点呼19時半まで自主練。基礎となる身体づくりも大切なので、たくさん食べて、寝る前には筋トレの自主練も欠かさずにしています。こんなに打ち込めるものができるとは、思っていませんでした。
勉強もがんばっています。中学での勉強の振り返りを含めて、習熟度のレベルごとに3段階にクラスがわかれているので、分かるまでしっかりと基礎を学べるところも黄柳野の良いところだと思います。
2年になり、寮長にも選ばれました。以前なら人前に立つような仕事は避けていましたが、黄柳野という安心できる環境の中で、変わりたかった自分の背を押してもらえたと思っています。人と向き合うことは、自分と向き合うことでもあるんだなと実感するようになりましたし、あまりにも居心地の良い環境なので、卒業後、社会に出たときのこともきちんと考えていかなければとむしろ先のことも真剣に考えるようにもなりました。
いずれは「ことば」に関連する仕事に就けたら、という目標もあります。2年生になり先生との進路面談の機会も増えていくので、ゆっくりと自分のペースで考えていきたいです。

受験生へのメッセージ

黄柳野は同級生、先輩後輩、先生や寮のスタッフの方も含めて、全体的に話しやすい、なんでも相談しやすい雰囲気があります。僕は東京出身なのですが、東京の学校にいたら出会えなかったようないろいろな境遇の人たちが全国から集まっています。さらにいままで触れることの少なかった自然に触れる機会が多く、世界を見る目や、聞こえる音も変わったように思います。毎日が未知への冒険のような黄柳野を、ぜひ一度、体験しに来てください。

黄柳野高等学校が気になったら！