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静岡サレジオ高等学校 インタビュー
課題を見つけ、協働的に解決へ導く力を養う新しい学びの場 グローバルスタディーズクラスが誕生!校長 沼波岳臣先生
これまで本校では3つのコース、特別推薦による上智大学進学を前提とする「ソフィアコース」、充実した指定校推薦枠を活かす「フロンティアコース」、難関国公立大学や医学部を目指す「エグゼコース」を通して、各進路に合わせた教育を行ってきました。しかし、国際化やAIを始めとする技術革新など、あらゆるものが急速に変化を続ける現代社会において「学力」の定義が変わりつつあります。これからは、知識を土台にしつつ、課題を見つけ、人と協働し、自ら問いを立て解決へと導く力が必要と言えます。
こうした「いま、真に高校で学ぶべきは何なのか」に向き合った結果、GSが誕生しました。フロンティアコースの中に新しいクラスとしてスタートします。「グローバルマインド」「ソーシャル・アントレプレナーシップ」「デジタルリテラシー」。この三本柱のもと、さまざまに新しいチャレンジを取り入れ、みなさんに「新しい高校の姿」を届けたいと思いますので、ぜひご期待ください。
高校1年生では、「総合的な探究の時間」を中心に、課題発見から解決に導けるように基礎的な技術を身につけるため、まず解決のパターンを生徒に提案します。扱う課題も多くの生徒に共通するような、一般的なものを利用し基礎基本を徹底します。次に高校2年生になると、課題をより「個人」に引きつけます。つまり生徒それぞれが異なる、自身の課題に向き合います。これは、すでに本校にある「サレジオメソッド」という枠組みを活かしたもので、例えば地域連携活動や、ボランティアなどの個人的な活動を通して取り組みます。高校1,2年生での取り組みをポートフォリオにまとめ、高校3年生の段階になると、「私はこんな思いで、こうして学び、このように成長してきた」という一つのストーリーとしての形になります。これは、まさに総合型選抜の入試に求められていることでもありますが、今後の人生の軸にもなると考えています。
これは、単に英会話をする機会を増やすだけではありません。日常的に多様な文化や価値観に触れられることが最大の魅力です。例えば、同じ教員でもネイティブと日本人とでは、教育観が違います。その違いを、多様性理解の視点で生徒に感じてほしいですし、それが先ほど申し上げた「グローバルマインド」を育てることに繋がっていきます。教員自身にとっても、教育者としての視野を広げる絶好の機会になるはずです。帰国子女も積極的に受け入れ、学校の中に多様性を生み出したいですね。
さらに、アジア圏を中心とした研修も予定しています。例えばインドネシアでは、現地で雇用創出活動に取り組む日本人社会起業家の方のもと、見学やフィールドワークに取り組むプログラムも実施予定です。こうした志ある人々に直接触れることで、「自分も社会問題の解決に貢献したい」という、生徒たちの想いを育てます。
近年、根拠の不確かなネット上の情報を鵜呑みにしたり、SNSでの何気ない発信が大炎上したりなどの問題が続出しています。その情報は事実なのか。こんなことを発信したら、それを見た人はどう思うか。そういうことを考えられる、責任ある受信者・発信者になってほしいと考えています。他者をどれだけ思いやってデジタルや情報を扱えるか――こうした思いやりの心に根差す情報モラルは、本校の土台であるキリスト教精神に通じるものでもあるのです。
カリキュラムの面では、情報科の授業に「情報Ⅱ」を取り入れます。必修科目「情報Ⅰ」のより高度な専門科目で、情報技術をより高度に活用し、システムやデータサイエンスの構築・理解などにまで踏み込む授業です。非常にハイレベルなため、全国的に、指導できる教員も導入している学校も少ないのですが、幸いにして本校はその分野のエキスパート的教員がおり、実現できることになりました。今後は、ここで学んだビッグデータ分析や生成AIの積極的活用技術を、探究活動とも連動させ、より本格的に、より専門的なレベルに高めていきたいです。
そして、その環境が揃っているのがGSだと確信しています。とにかく「きっかけ」を多く作れるクラスにしたいのです。その意味では、教員の存在意義も、「指導者」から「伴走者」としての要素が強くなっていくでしょう。本校とGSは、生徒が「自らの意思と自らの声で世界とつながり、未来を創る」ため、最良の環境を用意してあなたをお待ちしています。

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