啓新高等学校インタビュー

自分の可能性で、日本中に笑顔を増やしてほしい
荻原昭人校長

更新日：2024年4月

時代の最先端ニーズを捉え、進化し続ける多彩なコース

本校の特徴として、他校では珍しい6系統のコース体系があります。まず調理科、ファッションデザイン科という2つの専門学科、そして普通科。趣の異なる分野が連山のように並ぶ時点で、啓新のユニークさにお気づきの方もおられるでしょう。
調理科は伝統ある学科です。ファッションデザイン科は時代のニーズにより設置し年々生徒からの人気が高まっています。そして現在もっとも生徒数の多い普通科は、大学進学に向け少人数の個別指導を行う「特別進学コース」、部活動強化指定の「アスリートコース」、部活と勉強の両立を目指す「進学コース」、大学進学だけではない可能性を探り伸ばす「普通コース」と、4コースに分かれています。
なぜこのような独自の進化を遂げたのか。それは本校が社会のニーズに合わせてコースを変動させ、生徒の希望に柔軟に対応したいと常に考え続けているからです。

体験を重視する独自のカリキュラムで専門的なことにチャレンジできる環境を整える

本校は「可能性への挑戦」をスローガンに掲げ、生徒一人ひとりが夢や希望に「挑戦」できる最適な環境を提供します。例えば調理科の研修旅行では、フレンチ、イタリアン、和食などそれぞれ全国的な名店の現場での体験入店を行います。ファッションデザイン科では、生徒同士でデザイナーとモデルがペアとなって発表する大々的なファッションショーを実施するほか、ハロウィンにはUSJで自作の衣装を着用し、写真を撮って、後日みんなで講評するといった実践的な課題が出ます。普通科も各コース、各系統に最適なカリキュラムを組んでいますから、ぜひ詳細はホームページをご覧ください。
専門学科と普通科は普段の授業での接点は少ないものの、部活動を始め、学校祭、文化祭、体育祭などのイベントでは学科、コースも関係なくひとつになり盛り上がります。多彩な個性が一つの目標に向けて絆を深めていく。そんな光景も、本校ならではの特徴の一つかもしれません。

生徒の可能性を最大限に引き出すために教師も「挑戦」し続ける学校です

私は毎朝校門前に立ち、登校してくる生徒に挨拶をしています。また毎週月曜に５分間、「校長講話」として生徒の心が明るく元気になるような話をしています。そのため本校では卒業生を含め、生徒全員が私の顔を知っていますし、気軽に話しかけてくれます。僭越ながら地域でも、啓新には元気のいい校長がいる、と認知されている自負があります。それは、教師自身が挑戦し続ける姿を見せることこそ教育であるという信念に基づいたものであり、実際に本校には、私だけではなく、個性の強い、熱心な教師が多くいます。教員となる前は銀行員やJリーガーやVリーガー、消防士だった方もいます。みな専門分野に強い誇りを持ち、「一つの人生をかけて生徒を育てたい」という教育への熱い思いを持って全国から集まってくれました。そういった強い思いがあってこそ、生徒に寄り添い、共に成長していけるのです。
私たちは生徒の「挑戦」を全力で応援します。生徒の可能性を誰よりも信じ、励まし、背中を押すことが教師の役割だと考えています。生徒たちは、無限に広がる自分の可能性を信じ、夢に向かって挑戦し続けてほしい。そしていずれは自分の強みで日本中に笑顔を増やしていってほしいと、教師一同、熱く願っています。

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