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比治山女子高等学校 インタビュー
伝統を継承した「新たな比治山」へ校長 大林秀則先生
創立から数えて実に86年、それぞれの時代の求めの中で、本校の女子教育が果たしてきた価値や意義は、これから先も変わらないものであると確信しています。一方で、その間に社会も大きく変わってきました。その最たるものが多様性です。そうした社会の変化から目をそらさないのも、学校として果たすべき責任であるのは間違いないでしょう。ならば、多様性ある社会の中で輝き、貢献できる人を育てていくために本校が果たすべき義務とは何か。その答えの一つが「学校の中に多様性を生み出す」ことでした。それが共学化の根底にある考えです。
実はこれまで広島県下で、女子校を母体とする学校が共学化した事例はほとんどなかったんですよ。もちろん、女子校である本校への地域の愛着やイメージが強いことも理解しています。それでもなお共学化に踏み切ったのは、やはり社会の変化と、その変化に対応しながら愛着や期待に応えていくために、必要な進化だと判断したからなんです。
また「悠久不滅の生命の理想に向かって精進する」という建学の精神も、もちろん変わりません。これはもともと、女性は生命の継承者だという考えから生まれた理念でしたが、先述した多様性社会において、命を繋ぐことの尊さは男女共通の営みだと言えますしね。
つまり、本校が本校である独自性は変わらず、その教育を男子にも広げていくことになったのが、変化する点だと考えてもらってよいでしょう。ちなみに、本校らしさの象徴の一つとして伝統的に人気のある(女子の)制服・セーラー服も変えませんよ(笑)。
ただ、進路対応の幅や部活動のラインナップなど、共学校としての本校に寄せられる期待に応えるための変化は必要だと思います。そうした教員の手厚さも柔軟性も、本校らしい不変の魅力の一部なんです。家庭との連携や、大学入試における個別対応などは非常にきめ細やかですよ。実際にクラブ活動と両立しながら、京都大学や九州大学に進んだ生徒もいますしね。共学1期生に当たるみなさんには、どうか安心して飛び込んできてほしいと思います。
あとは、そんな仲間たちと一緒に自分の夢を見つけ、実現に向けてチャレンジしてみたい人にもぴったりの学校だと思います。その「仲間」に男子が加わることで、本校の中に新たな多様性、刺激や相乗効果を生み出していきたいです。オープンスクールの様子などを見ていると、男子の参加もかなり多いですし、やはり「新生・比治山」に強い期待が寄せられているのでしょう。それに応えるためにも、変わるもの、変わらないものをしっかり見極めながら、よりよい学び舎を作っていきます。

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