不易流行かつ唯一無二の男子校：巣鴨中学（東京都豊島区）の口コミ

保護者 / 2024年入学

不易流行かつ唯一無二の男子校

2025年03月投稿

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• 5.0

[学習環境 5｜ 進学実績/学力レベル 4｜ 先生 -｜ 施設 5｜ 治安/アクセス 4｜ 部活 5｜ いじめの少なさ 5｜ 校則 5｜ 制服 5｜ 学費 -]

• 総合評価
  伝統的なイメージが先行しており、最も誤解されている学校の1つだと思います。独特な伝統行事（象徴的な夏期巣園流水泳学校は希望者制）もありますが、コロナ後の体育祭は国立競技場を貸切で行ったり、英国イートン校サマースクールをはじめとした他校とは一線を画す様々な国際教育プログラム等、先進的な取組が展開されており、一貫して「人」に拘る教育理念を感じます。ここでしか経験できないことがたくさんあるユニークな学校です。
  特色があってこその私学です。巣鴨はカラーがはっきりしているだけに好みや評価も分かれがちです。他校と比べ広報戦略に手薄感がありますが、いい意味で媚びていないのも巣鴨らしいところ。男子で通学圏内なら見学に行くことを強くお勧めします。
• 校則
  厳格で管理型の典型のように言われがちですが、実際は至って普通、というか寧ろ緩いと感じます。スマホの持込みは許可制で多くの生徒が所持しているようですが、校内では使用禁止なので朝、担任の先生に預けることになっています。「制服は礼服である」というのが学園の考え方で、身だしなみに気を配るのは当然ですが、体育祭や部活のみの時も制服で登校後、着替えなければならないのはやや非効率な気はします。慣れれば気になりませんが、登校時間が8:00までというのは他の学校と比較しても早い方なので、敬遠されやすいのかもしれません。
• いじめの少なさ
  いじめは聞いたことはありません。SNS上の生徒同士のトラブルや依存についても注視されています。
• 学習環境
  宿題は思ったより少ない印象で、定期考査等で一定の点数以下の生徒には追試や補講があります。努力主義の理念の下、徐々に主体性を身に付けるような指導がなされています。
• 部活
  都内男子校では唯一の茶道部があります。剣道部は強いようです。因みに中学生は授業として剣道が必修なので、運動部に入らなくても文武両道に励みます。運動が得意でなくても全く問題なさそうです。
• 進学実績/学力レベル
  医歯薬系を中心に理系に進む生徒が多いようです。医学部志向が目立ち、進路が明確な生徒が多い傾向があるため、そもそも文系中心の私大にはあまり興味がないようにも見えます。そのため大学合格実績で評価しきれないところがあり、数値以上の実力はある学校だと思います。算数選抜入試を導入した2019年度以降の入学者が卒業を迎えるので、今後の実績にも影響があるかもしれません。
• 施設
  木材を多用した、男子伝統校とは思えない大変綺麗な校舎です。施設・設備も充実していますが、プールがあればなお良し。
• 治安/アクセス
  息子は大塚駅（JR山手線）を利用していますが徒歩10～15分程です。治安も特に気になることはありません。
• 制服
  濃紺のボタンの無い（ホックで留める）学ランで、昔のように詰襟内側のカラーはありません。上下ともウォッシャブルあり。上着は丈が短めで、胸ポケットのみ（内ポケットあり）のデザインでスマートな印象です。スラックスも実質使用可能なポケットは後ろにしかなく独特の拘りを感じます。制帽の着用は任意（ほとんどの生徒は被っていません）。鞄は肩掛型とリュック型を選べます（別途サブバックもあり。）通学靴、校内履や靴袋も制定品で校内の購買部でしか買えません。

• おすすめの塾
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学校に関する情報

• 生徒はどのような人が多いか
  精神的に幼さが残るThe男子というような生徒が多い気がします。伝統的に医師のご子息が多い学校のようです。

入試に関する情報

• 志望動機
  息子の第一印象で第一志望になりました。本人の意志が最も大事ですが、親としては、社会で生き抜くために必要な人間力を涵養する環境として、我が子に適しているかという視点を大事にしました。どうしても甘やかしてしまうので、時には修行のような行事でメンタルを鍛えるのも良いかと思いました。