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多摩大学附属聖ケ丘中学校 インタビュー
良いところも悪いところも全部話しちゃいます!保護者座談会西田貴代美さん/小川愛乃さん/鈴木克広さん/徳田孝治さん/出岡由宇先生(卒業生)
【西田さん】うちは3人きょうだいで、次男が本校の卒業生です。次男は通学1時間圏内で探していて、サッカーの強い中学校が第一希望でしたがそちらはご縁なく、聖ヶ丘に入学しました。サッカーへの思いがかなり強かったので、中1の時は「高校受験で再挑戦する」と言っていたんですが、2年生に上がる時にはもう「楽しいからこのままでいいや」と言ってました(笑)。在校中の娘は美術系の学校とギリギリまで迷っていましたが、兄の楽しそうな様子を見ていたのと、文化祭の楽しさが入学の決め手になったようです。
【小川さん】うちも5つ上の兄が卒業生です。最初は野球の強豪校を視野に入れていましたが、学校見学の際の特別講座がすごく楽しかったようで、単願で入学しました。娘も野球をやっていて先生方にかわいがってもらっていたこともあって、最初から聖ヶ丘が第一希望でした。私としては男子と女子では違うので、女子校も含めて何校か見学に行きましたが、やっぱり聖ヶ丘を選びましたね。
【鈴木さん】うちの娘はダンスドリル部に憧れて受験しました。聖ヶ丘のダンスドリル部は全国大会常連の強豪なので、一択でした。
【徳田さん】我が家は双子のきょうだいの妹がお世話になっています。兄と同じ進学校を目指していたのですが、併願入学となりました。兄と違いのんびりしたところのある娘にとっては、結果的にぴったりの選択だったと思っています。
【出岡先生】昔は街にそれなりにワルもいたので、派手を装って自衛していた部分もあるんです。他校生に絡まれているとラグビー部やボクシング部のやや荒っぽい先輩が守ってくれたこともありました。今は「やんちゃな」生徒がいなくて、卒業生として寂しいくらいです(笑)。
【西田さん】そんな治安の良い現在の聖ヶ丘において、うちの次男はなかなかの問題児だったので……出岡先生にはお世話になりました。もう本当に(笑)! 修学旅行も行きたくないってゴネて、結局行ったものの落ち着かず、出岡先生の部屋で深夜まで話を聞いてもらったという話を、今でもします。聖ヶ丘の良いところといえば、まず先生方の面倒見の良さ、これ抜きには語れないですね。
【小川さん】思春期のとても難しい時期の子と、本当に粘り強く向き合ってくれます。息子がクラスで孤立しかけた時期も、大丈夫か、って声をかけてもらって、まさか見ていてもらってるとは思ってなかったみたいで、本人がびっくりしていました。そこから私にも話してくれるようになって、今は自分も教師になりたいといって、教育学部で学んでいます。
【鈴木さん】たしかに先生方は本当に生徒一人ひとりをよく見てくださいますよね。娘が体調を崩して早退した時、自分が迎えに行くまで保健の先生、担任、学年主任と3人体制で付き添ってくださっていて、ここまで気にかけてくれるのかと驚いたほどでした。
【鈴木さん】 探究に力を入れているところも魅力だと思います。今、娘は夏休みの「A知探Q (英知探究)の夏」でどの講座を受けるか悩んでいました。面白い講座がたくさんあって。
【出岡先生】「A知探Qの夏」は、「先生が楽しまなくては、生徒も楽しめない」を合い言葉に、校長を始め全教員が一丸となって取り組んでいる、我が校を代表するイベントの一つですね。小川さんの息子さんが学校見学の際に受けた授業も、「A知探Q」の小学生向け特別講座だったのでは。
【小川さん】そうです、校長先生担当の理科系の講座で、チョコレートを作っていました。
【西田さん】高校生になると、「地域探究」という時間で、多摩市役所の方が学校に来てくれて、地域の課題に対して一緒に考えるじゃないですか。うちの息子は絶賛反抗期で、当時は何も教えてくれなかったんですが、大学入試の際に書いた自己推薦文を見て、問題を発見、解決する思考をすごく学んでたんだなと、感心しました。あと、探究の時間に、出岡先生に「おまえたちは何者だ」というようなことをどれだけ言われたかわからないって言っていました(笑)。
【出岡先生】たしかに、うちの探究は独自だと思います。地域探究は多摩市の地域共同推進室との協働で、全国から視察が来ているんですよ。教師陣が真剣に考え抜いた実地型のプログラムなので、劇的に変わる子も多いです。学校説明会でも「偏差値の高い大学に入りたいなら、うちじゃないほうがいいです」「面白いことをいろいろ経験したいなら、うち以上はないです」と自信を持って伝えています。
【小川さん】上の子の時はコロナ禍もあって、自習の仕方がわからずに高校に入った時に苦労していました。正直、そこはもう少し指導してほしいかなーと思っていたんですが、この5年くらいでだいぶ変わりましたよね。
【出岡先生】2022年のカリキュラム改訂から、「勉強が面白いと思えるサポートをすること」は教員一同の共通課題です。授業も教科書通りではなく、オリジナルのプリントを作成するなど、それぞれの教員が工夫しています。強制的に勉強させるという方向からは今後より離れていくと思いますが。
【鈴木さん】娘は2年になってからSSR(放課後自習室)もよく利用しています。ダンスドリル部では、テストで70点以下の成績になると練習に出られないというルールがあるので(笑)。部活動が終わってから1時間半ほどがんばっていますね。現役の大学生や院生がメンターとしてサポートしてくれるから、楽しくやれているみたいです。
【徳田さん】うちは引っ込み思案な性格で、SSRにも行けないタイプなんですよ。特に数学に苦手意識が強いので、そういう意味では、もう少し勉強に興味を持つようなきっかけを作ってくれると良いかな思うことはあります。もちろん本人の課題でもあるのですが。
【出岡先生】実は数学は今、我々としても重点的に強化しないといけないと考えているところなんです。数学科には完成されたシステムがあるのですが、それ自体を見直したり、時代に合わせた工夫をはじめたりしているところなのですぜひ期待していてください!
【西田さん】たしかにアピールは少ないのかも。徳田さんのお嬢さんと、うちの娘が所属している「まんがイラスト研究部」も、まんが甲子園(全国高等学校漫画選手権大会)に東京都代表で何度も出場しています。でもそれは、自分たちが受験期の親じゃないから言えることですよ(笑)。ただでさえ第一志望の生徒が増えているんだから、あまり競争率が高くなっても困るでしょう。
【鈴木さん】それはそうですね(笑)。
【小川さん】でも、野球やサッカーをガチでやりたい子にとっては、部活動は物足りない部分があるかもしれない。
【出岡先生】そうですよね。がんばりたい生徒たちのことはこちらも全力で応援しますから、気になる部活がある方は、気軽に質問していただけたら嬉しいですね。
【西田さん】校長先生もよくおっしゃっていますけど、「子どもに幸せになってほしい」という軸が一番……というか、私のなかではそれしかないです。あと、3人の子を育ててきて思うのは、中学から高校にかけての思春期って、ホルモンバランスの変化もあって親だけではどうしようもない嵐のような時期なので、高校受験があったらかなり大変だったろうなって。そういうところも、よくわかっている先生方に見ていただける安心感は大きいかな。
【鈴木さん】親としては、先生と生徒の関係だけではなく、先生と保護者の距離の近さはありがたいです。保護者会も活発ですし、こうして何でも話せる信頼関係が、自分にとってはかなり大きいです。
【徳田さん】端から見ていて、先生同士の距離が近い、結束が強いところも、聖ヶ丘の魅力ですよね。
【出岡先生】ありがとうございます。僕もそうですが、うちの教員は聖ヶ丘の卒業生が多く、5年間離職率ゼロの一枚岩の強さにも自信があります。月に一度は全教員でディスカッションする研究会をしていますから、今回のご意見もしっかりと共有し、より良い学校運営を追求していきます!

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