豊かな心を持った自立した女性を育てる：洗足学園中学（神奈川県川崎市高津区）の口コミ

保護者 / 2024年入学

豊かな心を持った自立した女性を育てる

2025年05月投稿

• 
• 5.0

[学習環境 5｜ 進学実績/学力レベル 5｜ 先生 -｜ 施設 4｜ 治安/アクセス 4｜ 部活 4｜ いじめの少なさ 5｜ 校則 5｜ 制服 -｜ 学費 -]

• 総合評価
  豊かな心を持った自立した女性を育てようという思いを感じる学校だと思います。キリスト教徒だった創設者の慈愛の教育理念が根付いていることが、学校から生徒への話や多様な活動を通じて感じられます。
  また、今年の大学実績を見ても子供の話を聞いても、ここ最近は神奈川の最優秀層がかなり入学していると感じます。以前なら都内の学校に通ったり神奈川の他の難関校に通っていた子が洗足を第一の選択肢とするようになったという転換点を過ぎたと思います。
  その背景にあるのが、冒頭にも書いた豊かな人間教育で、座学だけさせて大学実績を稼げばいいというのの真逆を行く洗足の教育方針が、賢い子やその家庭の共感を集めて選ばれてると見ています。中学でオーケストラの楽器を必ず1つ学ぶのも（その後の趣味になるかは人によるとしても）とても良い取り組みと思います。
• 校則
  校則について娘からの不満は特に聞きません。何かルールを破って指導されたということもないようです。女子校としていたって普通の校則に思います。スマホは学校ではロッカー保管で、帰りは駅についたら使ってOKです。
• いじめの少なさ
  いじめの話はこれまでのところ聞きません。娘によると、中学入学直後に長い時間を取っていじめをすべきでないことの説明がされるので、それも関係しているかもしれません。
• 学習環境
  英語と数学は定期試験で一定の点数に達しないと再試が行われて、理解不十分のまま進んでしまわないようにという配慮がされています。ただ、一部の生徒だけが追いつめられるようなことはなく、過半数の生徒が再試になるので授業の一部と考えるほうが適切です。ほとんどの生徒はそういうものと思っています。
  こういった再試や再試に受からないと行われる補講が、結局のところ、生徒が希望する大学に進学できる学力を生み出し、また浪人する生徒が非常に少ない状況を実現していると思います。
  日々の宿題は1時間半くらいでしょうか。人にもよると思いますが、やや面倒見のよいタイプの学校としてはごく普通の量に思えます。
• 部活
  最終下校時刻が少し早めなので、夕方の部活の時間は1時間程度のところが多いです。ただ、週4まで活動可能ですし、朝練も可能なので、活動熱心な部は練習時間を確保できているようです。
  学校の話では、夜遅くまで部活をしてしまうと、それ自体は楽しいとしても、課外活動（いわゆる他流試合）に取組もうという時間や意欲がそがれがちというマイナス面もあるので、バランスをとっているとのことでした。部活動は大会で高い実績を上げることを目指すというよりは、趣味として楽しんでいくという考えに根差しているとは思います。
• 進学実績/学力レベル
  私がここに書くまでもなく、入学した生徒の学力に対して十分な大学実績を出していると思います。塾に通う生徒は少数派のため、学校の指導力は確かだと思います。
  難関大への進学実績がメディア等に取り上げられて目立ちますが、洗足の真骨頂は学力下位の生徒の良好な進学実績や、現役進学率の高さだと思います。
• 施設
  東京からすぐの立地（大井町線なら東京にある二子玉川駅の次）にも関わらず、広い校庭と校舎があり、総じて環境や施設には恵まれていると思います。教室の配置がジグザグになっているのはあまりいいとは思いませんが。
• 治安/アクセス
  東京都区部に住んでいますが、下りの電車で楽に通学できて遠くもないので大変アクセスがよいと言えます。（神奈川からも満員電車で都心に通うよりかなり楽だと思います。）
  治安は、学校があるのは繁華街の反対側ですし、生徒がトラブルに巻き込まれたとも聞きません。

• おすすめの塾
  【PR】洗足学園中学校の受験におすすめの学習塾のランキングを一挙公開！入塾すると5千円プレゼント、さらに抽選で2万円が当たる 塾ランキングを見る＞

学校に関する情報

• 生徒はどのような人が多いか
  真面目だが、伝統にそこまでこだわらない（洗足は伝統はあるが昔ながらの難関校ではないので）家庭でのびのび育ったという、面白いお友達が多いと感じます。

入試に関する情報

• 志望動機
  ・勉強だけではなく、ちゃんと豊かな心を持った女性を育てる理念の学校と感じたこと（ここが一番！）
  ・東京側から電車が下りで楽に通えること（実際に通ってみてからも実感）
  ・学力的に合っていたこと
  ・ちゃんと最難関大学や理系学部を目指せる学校であること
  ・こういった魅力を娘に伝えて、娘も共感したこと