本当によく考えた方が良い：横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学（神奈川県横浜市鶴見区）の口コミ

保護者 / 2022年入学

本当によく考えた方が良い

2024年09月投稿

• 
• 1.0

[学習環境 2｜ 進学実績/学力レベル 1｜ 先生 -｜ 施設 5｜ 治安/アクセス 1｜ 部活 2｜ いじめの少なさ 1｜ 校則 3｜ 制服 4｜ 学費 -]

• 総合評価
  大学受験に関して言うといわゆる中高一貫の利点はあまり無く、一般受験で大学を考えている人は、よく考えた方がいいです。先取りがないのが大きな点です。学校の特徴であるDEEP学習は、自分で調べて深く探究する点においては今時っぽく感じるのですが、とにかくレポートやスライド作成などが多く、時間が取られます。また、グループでの作業も多いため、自分の裁量だけではどうにも出来ないものも多く、トラブルになりがちです。
  特に2年次では課外活動が非常に多く、テスト前や課題提出前でもお構いなしに想定外の予定が入ってきます。その度に現地集合ですので、早朝から遠方まで自分で行く事になります。もちろんその後レポート提出ですので、とにかく時間がいくらあっても足りない状況になります。
  非常に忙しい状況は高校に行ってからも変わらないので、6年間をブレないメンタルで楽しめ、ストレス耐性もある子が向いている学校だなと思います。
• 校則
  校則は厳しくありません。校則を破るような子も居ない様子です。ただ、香水の強い子とかは居るようです。
• いじめの少なさ
  暴力を振るうような表立ったいじめをする子はいませんが、SNSでの悪口や陰口など陰湿なものはあります。情報リテラシーが無いなと感じます。
  また、一学年の人数が少ない為、合う合わないの人間関係が濃く出るように感じます。
  理系だからなのか人数が少ないからなのか、それとも忙しすぎるからなのか、理由はわかりませんが、人間関係の不和が多そうだなと感じます。
• 学習環境
  授業の進度は普通の公立中学と同じですが、1年間の授業時間がかなり長いため、とても深く勉強する事になります。授業自体は工夫されていて、先生方はとても良いです。
  ただ、公立ですので先生の異動があります。良い先生が異動して普通の公立中の先生が来たりします。
  
  課題はかなり多いです。中学受験時とは比べものにならないくらいの量が1年の6月くらいから出始めます。長期休みの課題の量もすごいです。長期休みがやってくると課題との戦いになる為、むしろ休めません。しっかりやっていれば、塾無しでもレベルアップに繋がると思いますが、普段の生活が忙しい為、睡眠不足と疲労で過労のような状況に陥る場合もあるので注意が必要です。
  ショートスリーパー向きの学校です。
• 部活
  文化部が強いです。
  全体的に部活よりも研究に力を入れています。
• 進学実績/学力レベル
  かなり高い方だと思います。ただし、この学校は進学校だとは思わずに、研究者育成学校だと思う方がしっくりくると思います。
  一般的な進学校や青春をイメージしていると全く違いますので、ご注意ください。
  とにかく研究。学生時代の6年間を研究に費やしたい人に向いています。
  6年間だけでなく、大学、大学院とその先も研究する事になるので、小学校卒業後から自分は一生研究をするんだという強い意志を持って受検すると、入学してからのギャップが少ないかと思います。
  
  高校から外部に出る選択肢もありますが、忙しさゆえにプラスで高校受験勉強をするのは結構難しいと思います。ですが、大学受験前にはもっと多忙な状況になると思うので、入学してから合わないと思ったら、多少無理をしてでも高校は外に出る方が良いのではないかと思います。健康で幸せな学生生活を送る場はもっとあります。
• 施設
  校舎は綺麗です。3Dプリンターなどもありますが、気軽に触れないのが残念です。もっとお遊び程度でも良いので触れる雰囲気や講習会などがあると、3Dモデリングの技術も楽しく身につくのになと思いました。
  他にも機材はたくさんあり、ここまで研究する為の環境が揃っているのは間違いなくこの学校だけですが、他の学校も高大連携などで大学の設備を使えたり指導があったりするので、施設の良さだけで選ぶのは間違いだと思います。
• 治安/アクセス
  鶴見線が激混みだそうです。
  京浜東北線は遅延が多く、こちらも激混みだそうで、乗車の時間に対して疲労感が大きいと言っています。
  
• 制服
  普通です。

入試に関する情報

• 志望動機
  文化祭で子どもが気に入り受検を考えました。
  色々な経験が出来て興味ややりたい事を深められるだろうと思ったからです。