部活無し、でも高校受験も中高一貫も選べる：横浜国立大学教育学部附属横浜中学（神奈川県横浜市南区）の口コミ

保護者 / 2022年入学

部活無し、でも高校受験も中高一貫も選べる

2025年08月投稿

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• 5.0

[学習環境 4｜ 進学実績/学力レベル 5｜ 先生 -｜ 施設 4｜ 治安/アクセス 5｜ 部活 3｜ いじめの少なさ 5｜ 校則 4｜ 制服 4｜ 学費 -]

• 総合評価
  勉強を頑張っている子が多く、3年の前期は志望校を聞かれると皆が翠嵐と答える雰囲気があったと聞きます。部活がなく、行事が少なく、放課後はさっさと学校から追い出されてしまうので勉強に集中できる時間があります。
  様々な公立中学、高校から集められた先生方は生徒保護者を黙らせる実績や経験をお持ちの方が多いです。キャラが非常に濃いです。実例を挙げられないのが残念ですが。
  授業は教科書をなぞるものよりも、もっと先を見据えた本質的な深い内容やグループワークが多いです。主体的な参加、発表が求められ、受け身な子や人前で喋るのが苦手な子には厳しいです。附属小からの子たちはこの辺りの対応が上手いです。
  TOFY（総合の時間）はテーマを探して調査研究して発表するものです。国立大学附属高校やスーパーサイエンススクール、学力向上進学重点校などが取り入れており、先取りになります。大学の卒論や企業のプレゼンテーションに近く、自分のやりたいこと探しにもつながります。他の子の発表を聞いて考える機会も多く、高校入試の特色検査対策にも繋がると思います。
• 校則
  時代にそぐわず、保守的で無駄なところがあります。式がある日はポロシャツ登校はダメとか。全員学校指定のカバンで、見分けがつかないのでキーホルダーなどをつけましょうとか。他の教育学部附属中学では私服のところもある中、こちらは学校指定が多いです。もっと校則制服でも生徒の自主性を尊重し自由な選択を増やし、自分で判断する能力を伸ばしてほしいです。
  ただ、ブラックな校則はなく、不愉快なことはほぼなかった印象です。
  
• いじめの少なさ
  不登校になる子、別室登校する子、陰口いざこざ同調圧力などあります。まあ、多感な中学生ですから。
  付属小学校から上がってきた子と外部受験の子の間にかすかにうっすらと、だけど越えられない壁のようなものがあります。付属小上がりだと小学校から親子ぐるみで付き合いがあるわけですから。
  ただ、いじめの話を聞くことは一切ありませんでした。男女隔てなく仲良く、皆と友達になれる雰囲気に包まれていました。
  友達と遊びにいくね、の「友達」が異性同性関係無しいうことがこの中学に入って当たり前になりました。
• 学習環境
  学校側の補習や受験のサポートは公立中学と概ね変わらないようです。いろんな子がいますから、それぞれ尊重されています。どこの高校目指してがんばれ、とか押し付けはないです。もちろん、連携している光陵へ行けとかもないです。進学実績はあるので情報を求めれば出してもらえます。
  PTA主催「保護者のための高校説明会」があります。卒業生が通う翠嵐湘南柏陽や学芸大学付属、様々な私立高校の先生をこちらの中学に招いて開催される独自の親への説明会です。
  授業参観は１週間保護者出入り自由の形式で年２回、全先生の授業の様子が見ることができて親として安心です。これは市立中学校と同じですかね？
  一人1台タブレットPCがあり、グルーウェアを通しての課題提出や先生とのコミュニケーションやサポートがあります。感染症で出席停止の生徒がネットワークを通して授業に参加というシーンもありました。
• 部活
  部活はなくなりました。ゆるく、数少ないサークル活動があります。
  文武両道を謳う高校への進学、高校での運動部入部の際はちょっと注意が必要かもしれません。
  部活の実績を見る高校への受験の際は校長がフォローするようです。
  
• 進学実績/学力レベル
  中学から高校への進学実績という点では非常に良いと思われます。こちらのサイトのランキングでは中高一貫校がずらずら並んでおり、公立中学校の進学実績情報はないので比較できないですが。
  令和６年度卒業生の実績は学力向上進学重点校・エントリー校クラスや国立大学私立大学附属高校、私立進学校に1/3、光陵高校に1/3、その他様々の高校に1/3のイメージでしょうか。具体的な学校名は公式サイトに公開されています。
  光陵高校へ内部受験は内申とTOFYと面接ですので、授業を真面目にやっていれば受かります。令和６年度はごく数人だけ落ちたと聞きました。中高の総合・探求の時間（TOFYとKU）を同じテーマで深めるという話も聞きます。そういう点では中高一貫かと思います。光陵進学生徒は早く高校受験が終わる分、高校へ向けての特別授業が始まり、学校行事の手伝いに駆り出されます。
  学力レベルは高いと思われますが、勉強をしない子嫌いな子もいます。進学先一覧には勉強中心でない高校も並んでいます。ただ、他の子の勉強を邪魔する子はいません。
• 施設
  施設は古いですが、きれいに整備されています。十分に充実しています。バリアフリー化の工事も入りました。体育祭が行われなくなった校庭は広くてもったいないですね。給食や食堂はなく昼休みにパン……じゃなくて弁当の販売のみです。
• 治安/アクセス
  校門真横に警察署、地下鉄駅、バス停があり、中学校としてはおそらく最高の治安とアクセスではないでしょうか。京急も徒歩７分ほどで遠くありません。
• 制服
  ブレザーでおしゃれですね。夏はカラフルなポロシャツも選べます。子供は満足しているようでした。「制服を譲り受ける会」があり、上級生のお下がりの制服がいただけました。

学校に関する情報

• 生徒はどのような人が多いか
  個性的な生徒がいて楽しかったと聞きます。
  横浜市内の公立中学と異なりおそらく生徒は日本国籍がほとんどでしょうか。帰国子女枠があるため、国際的多様性は学べます。ないものねだりですが、これからの多国籍社会を考えると他国籍の生徒が少ないのは少し残念なところです。
  お隣の支援学校との交流は少しあります。

入試に関する情報

• 志望動機
  本人の志望動機は、勉強に集中でき、いじめがなく、青春できる共学が良いといったところ。親としては私立中学の学費を出す意義を全く感じなかったから。
  また、公立の中高一貫校は対策が間に合わなかったし、国公立トップ高校の方が中高一貫校よりも圧倒的に魅力的に思えたから高校受験も頑張ろう、と言ったところでしょうか。

進路に関する情報

• 進学先
  学力向上進学重点校の一つに受かりました。
• 進学先を選んだ理由
  国立大学附属高校と私立高校にも受かりましたが、青春があるということで県立高校を選んだようです。