同じ轍をたどる人が出ないように…：浜松西高等学校中等部（静岡県浜松市中央区）の口コミ

卒業生 / 2015年入学

同じ轍をたどる人が出ないように…

2020年05月投稿

• 
• 3.0

[学習環境 3｜ 進学実績/学力レベル 3｜ 先生 -｜ 施設 3｜ 治安/アクセス 3｜ 部活 3｜ いじめの少なさ 4｜ 校則 2｜ 制服 3｜ 学費 -]

この口コミは投稿者が卒業して5年以上経過している情報のため、現在の学校の状況とは異なる可能性があります。

• 総合評価
  地元の中学校が荒れているか、大学受験しか眼中にないのであればお勧めです。それ以外の方にはお勧めできません。受験に迷っている方は東京凰籃学院の中学受験の部屋を見てみるといいでしょう。 基本的に高校のような学校です。大学受験のために勉強するという意味では学校というより予備校のようです。学名・ヨビコウモドキ、和名・自称学校なんてどうでしょう。 冗談はさておき、この学校は進度が早く高校受験がないので中学の内容が定着しないまま大学受験を迎える可能性があります。市立中学で上位を保つほうが自信にもつながり、高校受験で学習内容を振り返れるので得策かと思います。西中で上位を保てばいい話なのですが周りも優秀なので簡単にはいきません。 市立中学では色々な高校を見学する時間があると聞きますが、西中は西高進学前提で、西高は大学受験前提で授業をしています。非常に狭い世界で多様性の欠片もありません。中学三年生のシンガポール・マレーシア研修が外の世界を知る唯一の機会です。中高6年間を狭い世界で過ごすのはもったいないです。 西中生なら〇〇と先生の思う生徒像を演じさせようとします。生徒の能力を伸ばそうとはしてくれません。
• 校則
  服装や身なりに関してはチェックが厳しいです。男子は腰パンにしない、女子は膝頭が隠れるスカート丈にするよう決められています。頭髪については、脱色や染色・パーマ・剃る・抜くなどの意図的な加工はしないとだけ書かれていますが、加工していなくても目立つだとダメなようです。三つ編みをして怒られた人もいます。 浜松市立の中学校のように、制服で登校し、朝に着替えて体操服で過ごすという規定はありません。元が県立高校のため校内に自販機があり使ってもいいのですが、買ったものは自販機周辺で飲むことになっています。その他は大きな差はないと思います。 8:20から朝のSHRとなっていますが、8:05には着席して読書をすることを強要されます。 電車・バス通学の人がほとんどなのでバスマナーについて集会のたびに言われますがマナーの悪い人は一定数います。 生徒指導は声を張り上げるしか能のない残念な人です。目的があって指導するのではなく指導すること自体が目的になっています。
• いじめの少なさ
  自分が知っている限りありません。毎年不登校になる生徒が出ますがいじめが原因かは分かりません。 いじめというより嫌がらせですが、すれ違う度にわざとぶつかってくる人がいました。陰湿な人は一定数いるようです。 高等部でTwitterに同級生の悪口を書いた人が出たときは、一週間自宅謹慎となりました。いじめが起こっても先生に言えばしっかりと対処してくれると期待できます。
• 学習環境
  月・木が7時間、火・水・金が6時間です。数学と英語は毎日あります。 数学と英語は少人数授業です。 数学は体系数学を使った授業です。進度が早く、課題の量が多いです。三年生の途中から4STEPと青チャートを使い数学I・Aをやります。定着度テストがあり80点合格でできるまで追試です。定期テストは平均点で合格点が変わりますが基本的に8割前後です。 英語では基礎英語が宿題に出ます。テストにも基礎英語の問題が出ます。授業ではロールプレイが多いです。 漢字テスト、県名・国名テスト、英単語テストなどテストがたくさんあり、いずれも8割取れば合格でできるまで追試です。 理科の実験は多めかと思います。設備が県立高校と同じなので充実した実験が出来ます。 不定期で土曜日に半日授業があり追試に落ち続けると呼ばれます。希望者を募るものもあります。 中学校の教員免許を持っている人と高校の教員免許を持っている人の両方がいます。時々中等部から高等部、高等部から中等部へ異動する先生がいます。 三年生では論文を書きますが大抵調べ学習になります。課題や試験に追われる中まともな論文が書けるとは思いません。「特色」が欲しいだけでしょう。
• 部活
  全員加入が義務付けられています。浜松市の公立中学校が任意になったので今後変わるかもしれません。 中高合同で活動している所、別で活動している所、中等部にしかない所があります。・陸上競技部・水泳部・野球部・サッカー部・男子バスケットボール部・女子バスケットボール部・男子テニス部・女子テニス部・剣道部・柔道部・ソフトテニス部 ※男子のみ、中等部のみ・男子卓球部・女子卓球部・科学部 ※化学班・生物班・工学班があり半分別で活動している・美術部・吹奏楽部・弦楽部 水泳部や弦楽部が安定して実績を残しています。他には陸上部、テニス部、卓球部などで才能のある人が実績を残していました。柔道部や野球部はなかなか人が集まらず苦労しているようです。 3月～10月は18:00、11月～2月は17:30下校となっています。部活によっては早く終わるところもあるようです。 ほとんどの人が高校受験をしないため、三年生の途中から高等部の部活で活動できます。先取りができるため高校から始める人が多いボート部や弓道部は他校に比べて有利なようです。
• 進学実績/学力レベル
  ほとんどの人が高等部へ進学します。高校受験がないため、三年生の途中から数学I・Aをやります。数学Iは高一の一学期で終わってしまいます。逆に理科は時間が余ってDVDを見る時間になりました。 高校受験がないことで、相当勉強が好きでなければ中だるみは絶対に起きます。中学で学習した内容を高校受験で振り返れる分、市立中学のほうが有利かもしれません。 一年生の時から大学受験の影がちらつきます。進学実績や合格・不合格体験談を見せられます。進路指導は中学一年生から高校三年生まで大学受験一直線といっていいでしょう。見分を広めるという意味でも市立中学から様々な高校を見学・体験して高校受験するほうが人生の役に立つと思います。逆に目指す職業や大学が決まっているのであれば勉強せざるを得ない西高・同中等部はいい環境かと思います。 中等部卒業までに英検準2級、漢検3級取得が目標とされています。高等部は英検2級取得が目標です。 ちなみに高等部から国公立大学に進学するのは毎年100人前後です。やりたいことがあって就職、専門学校に進学する人にも大学受験を進めてくると聞きます。
• 施設
  元が県立高校のため、基本的に古いです。薄暗い場所が多く、気分も憂鬱になります。 ポンプが故障し、水が汲み上げられなくなって水道が止まって部活が中止、下校になったことがあります。 また、西坂の斜面に戦時中に掘られた防空壕が見つかり、修理されるまで半年ほどかかったこともあります。 図書室においてある雑誌は保管期限が過ぎたら持ち帰ることができます。早い者勝ちです。文藝春秋、ニュートン、山と渓谷、Newsweek 日本語版など様々なジャンルのものが置いてあります。 プロジェクトXや三国志などの漫画もあります。校舎が校庭の南にあるため校庭に影ができます。夏は涼しいのですが冬はとても寒いです。 各教室にエアコンがありますが、利きが悪くかび臭いです。化学室・家庭科室などエアコンがない部屋もあります。 購買はなくなってしまいました。
• 治安/アクセス
  学校周辺の治安はいいかと思います。遠くから通っている人は帰宅が夜遅くなるので危険になることも考えられます。 北坂・東坂・西坂のどれかを登らなければ学校にたどり着けません。北坂は根上がり松、東坂は西高入り口、西坂はJR浜松工場が最寄りのバス停です。 通勤の時間帯と重なるのでバスはかなり混みます。カバンは前に抱えたほうが邪魔にならないです。定期テストの時は全学年で下校時刻が同じなので一度に乗りきらないです。 自転車通学は高校生になってからです。
• 制服
  男女ともに冬服はブレザーです。夏服は女子はセーラーで男子はよく分かりません。普通のシャツといえばいいのでしょうか？生徒会誌によると昔の男子の制服は詰襟で帽子もあったようです。 私には美的センスがないのでよくわかりませんが、評判はいいようです。 校章をなくすと買わなければいけませんので注意が必要です。 個人的には、制服は重いうえに夏は暑い、冬は寒いといいところが一つもないと感じます。無用の長物です。私服のほうが明らかに機能的です。私服での登校はなぜダメなのでしょうか。先生はジャージを着ていてもいいというのに。

学校に関する情報

• 生徒はどのような人が多いか
  ちょっと裕福な家庭の人が多いと感じます。社長の子は何人もいました。その人自体が悪いわけではありませんが、狭い浜松の中でも教育格差があることは残念です。 親・先生に言われるままに、塾の友達に誘われて、といった理由で受験した人が多い印象です。地元の中学が荒れていたという人もいました。プラスの理由で受験をした人は私の知る限りいません。口コミも保護者の方が多いですし、親の満足のためにお受験させられた人が多いのではないでしょうか。

入試に関する情報

• 志望動機
  周りの大人の間で受験するのが当然だという空気があった上、中高一貫だと高校受験がない分楽だと吹き込まれ調子に乗りました。正直後悔しております。

進路に関する情報

• 進学先
  浜松西高等学校
• 進学先を選んだ理由
  西中に嫌気がさしていたが、何もやる気がなかったのでそのままエスカレーターに乗りました。絶賛後悔中です。