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上宮学園中学校 インタビュー
学びも、仲間も、経験も。人生で必要な財産は、すべてここにあった都賀久展さん/龍谷大学文学部仏教学科1年、山中結太さん/関西大学環境都市工学部都市システム学科1年
【都賀さん】龍谷大学文学部の仏教学科で学んでいます。将来は実家のお寺を継ぐことを考えているので、仏教の思想や哲学、歴史などを勉強したくて龍谷大に進みました。上宮も仏教の教えが理念にある学校なので、大学の講義を受けていると、中高時代に学んだことを復習しているような感覚があります(笑)。
【山中さん】僕は関西大学環境都市工学部の都市システム工学科です。将来の道はまだ迷っているのですが、第1志望は数学の教員になることです。数学教員と都市工学は畑違いのように見えますが、高校時代に先生が「数学科だけに絞るよりも、選択肢や可能性を広くしてみたら?」と進路のアドバイスをくださったんです。それで、教員の次に興味があった都市工学部に進んで、教員免許取得も目指そうと思いました。
【都賀さん】僕はやはり、仏教校であることが大きかったです。実家とは宗派は違うのですが、通学圏内で実家と同じ宗派を母体にしている学校が女子校しかなかったのもあって。もちろん最初はそこまで仏教に強い関心があったわけではないですが、ただ、寺を継ぐから仕方なくとか、親に決められたからというわけではありません。塾の先生も勧めてくださいましたし、地元の先輩も上宮生で「楽しいよ!」と教えてくれていました。自分がここに入りたくて、自分の意思で選んだんです。
【山中さん】幼いころからずっと剣道を続けているんですが、道場の先輩が上宮に進んでいて「おいでよ!」と誘ってくれました。それと、上宮高校が持つ大学の指定校推薦枠の豊富さは魅力でしたね。「(一般選抜に向けた)受験勉強をしないですむから楽」と思ったわけではなく、大好きな剣道も続けながら勉強もできるし、進学先の選択肢も幅が広げられると思いました。
【都賀さん】フェンシング部という珍しい部活動に出会えたことです。中学から初心者で始めたにも関わらず、高校ではインターハイに2回も出場することができました。他にもクリケット部や書道パフォーマンス部など、他校にはあまりないジャンルの部活動が多いことは、上宮の大きな魅力だと思います。
それと、やはり仏教校であることも良かったです。上宮では「道徳」の代わりに「宗教」の授業があります。僕のようにお寺の息子はともかく、人生において仏教を学ぶって、ほとんどないと思うんですよ。最初は難しく感じるかもしれませんが、実は仏教の教えって、人として当たり前のシンプルな真理が多いんですよね。そういう「人としての道」を改めて気付かせてもらえる絶好の機会だと思います。
【山中さん】中2のとき、先生から副組長(クラスの副委員長)に指名されたんです。ただ、僕はもともと、人前に出るとかリーダー職とか、あまり得意なほうではなくて……。でも、副組長の仕事をやっていくうちに、何かが変わってきた実感はありました。周りを見て動けるようになったり、指示される前に行動できるようになったり、部活動の試合イベントで運営役ができるようになったり。なぜ指名されたのか先生に聞いたことはありませんでしたが、今振り返ってみれば、僕の性格を見越して「立場が成長させてくれる」って思っておられたのかもしれませんね。
【都賀さん】中学時代も含めて「気付かされる6年間」だったと思います。1番大きな気付きは「やっぱり、ちゃんと勉強しなきゃ」ということです。テストの点数が低くて危機感を抱いたというのもあるんですが(笑)、「やるべきときにやらないと、これからも怠け続ける人間になってしまう」と思いました。
勉強だけじゃなくて、周囲とのコミュニケーションとか、人としてのあり方もそうです。これから大学、そして社会に出ていくときのことを考えると、「今、基礎を身につけておかないと」と気付かせてくれたと感じます。授業にせよ、行事にせよ、そういうことに気付かせてもらえる機会が多いのが上宮という学校です。
【山中さん】上宮は生活指導面が厳しいと言われます。僕はあまりそう感じませんでしたが、ただ、そのおかげか「やってよいこと、やってはいけないこと」の一線は自分の中にしっかり持てるようになりました。
今、大学生になって、ある意味で中高時代に比べて「自由」は増えたとは思います。ただ、自由だからこそ自分を律することができなければ、どんどん流されてしまうものです。先生もわざわざ「○日までに課題を提出しなさいよ」と口酸っぱく言ってくださるわけではないですし、提出に間に合わなくても自分の責任です。そんなときに、自分を戒めて引き戻す「芯」のようなものが自分の中に根付いていると感じますね。
【都賀さん】通常の授業に加えて英会話の時間も多くて、英語学習に力を入れていることですね。希望制の英検講座もありますし。僕は総合型選抜で進学受験しましたが、一般選抜で大学を目指す人であれば、放課後の校内予備校「Uゼミ」に助けられた人も多いはずです。授業で印象に残っているのは、高校の歴史です。授業スライドの構成とか、話し方とか、先生が教えてくださることがスーッと頭に入ってくる感覚で。僕たち生徒がちょっとふざけてしまうことがあっても、漫才みたいな感じでツッコミを入れてくださったりして、授業がとても楽しかったです。どの先生も、いろんな方法で授業に工夫を凝らしておられましたね。
【山中さん】僕は当初から指定校推薦での進学を目指す気持ちが強かったのもあって、先生もそれを念頭にした指導をしてくださったと感じます。「指定校を目指すなら、○○をやっとけよ」みたいな。指定校推薦を受けるために有利になるので、英検の受検も、先生の勧めで計画的に年に複数回受けることができました。
長期的な視野で指導していただけるという意味では、英語において、6年間ずっと同じ先生が担当してくださったことも良かったです。僕たちの英語力が伸びたのは、その先生のおかげと言っても過言ではありません。総じて言えるのは、先生方個々人も、その授業もとても個性的で面白かったということですね。
――学校行事の思い出や、その経験が今に生かされていると思うことは?
【都賀さん】修学旅行でオーストラリアに行き、ファームステイ(農場体験)をしたことです。農場の人からは「自由にしていいよ」と言われたんですが、何をすればいいか分からないし、結局は「自分で考えて決めるしかない!」って。その経験をしてから、いろんなことを「自分ごと」として考えられるようになりました。自分の中に主体性が生まれることで、仏教の教えや宗教の授業も、「あれ? 何だか面白いぞ? もっと知りたい!」と思うようになったんです。
【山中さん】僕は文化祭の模擬店が印象的でした。僕たちはサバイバルゲーム屋さんをやったんですが、みんなで一つのものを作り上げる喜びは、今でも強く心の中に残っています。これから大学ではチームで研究を進めていくことになりますが、そういうときにもこの経験はきっと生きるはずです。
【都賀さん】僕たちのクラスはとにかく元気な人ばかりでした。ただ、ぜひ伝えたいのは「だからと言って、おとなしいタイプの人は馴染めないという意味ではない」ということです。おしゃべりな人、寡黙な人、どんな人にも居場所があります。「どんな人に向いているか」というより、「どんな人にも向いている」と言ったほうがよいかもしれません。
【山中さん】自分と性格や考え方が違うからと言って、それを否定するような空気はないですね。お互いに尊重し合っている感じです。僕たちは中学から入学しているので、6年間を共に過ごしてきたからというのもあるとは思いますが、上宮という学校そのものが、そういう雰囲気を持っていると思います。
――未来の後輩になるかもしれない人たちに向けて、メッセージをお願いします。
【都賀さん】僕はすでに上宮を卒業して大学生になっていますが、今でも上宮時代の同級生や先輩・後輩と遊ぶことが多いです。繋がりがずっと続いていく感じが、とても嬉しいですね。これは僕の母が言っていたことですが、「中高時代の先輩・後輩は、その先の人生でもずっと先輩・後輩の関係だよ」と。上宮を卒業して、改めてその絆の深さを強く感じています。友人関係としてだけでなく、その先の社会生活を考えたときの「人脈」としても深く繋がりを続けていけると思います。そうした「一生モノの出会い」がほしい人は、ぜひ上宮に来てほしいです!
【山中さん】授業にせよ、行事にせよ、部活動にせよ、友達や先輩・後輩、先生方とのコミュニケーションにせよ、とにかく「いろんな経験」が積める学校です。そして何より「いい人」が多い。なぜか「いい人」が自然と集まってくるのが上宮だと思います。
都賀久展さん(一貫プレップコース2024年度卒)
山中結太さん(一貫プレップコース2024年度卒)

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