やる気があればどこまでも行ける学校：富山大学人間発達科学部附属中学（富山県富山市）の口コミ

卒業生 / 2019年入学

やる気があればどこまでも行ける学校

2025年09月投稿

• 
• 5.0

[学習環境 5｜ 進学実績/学力レベル 5｜ 先生 -｜ 施設 4｜ 治安/アクセス 2｜ 部活 4｜ いじめの少なさ 2｜ 校則 5｜ 制服 4｜ 学費 -]

• 総合評価
  この学校では、積極性を持って挑戦すれば非常に貴重な経験がたくさんできると思います。リーダーシップを育成する狙いなのか、一年次から人の前に立つ機会も潤沢です。恥ずかしがらずにさまざまなことにチャレンジすることで積み上げた経験値は、いずれ必ずどこかで役に立ちます。
  また、生徒の多くが努力を厭わないまっすぐな性格の持ち主です。優しく強かで一風変わった友人もたくさんできますし、なによりその雰囲気の中で貴重な中学時代を過ごすことで努力のやり方を学ぶことができます。受験は楽ではないかとは思いますが、その努力をして入る価値はあると卒業した今強く思います。
• 校則
  校則が他と比べ厳しいという印象は無かったように思います。身だしなみに関する事項は校則にも記載は一応あるものの、先生方から指摘されることは滅多にありません。代わりに委員会による生徒間での自主的なチェックが行われており、ルールやマナーの周知は一定程度なされています。
  ただし携帯電話の持ち込みに関してはきちんとした規律があり、見つかれば怒られます。どうしても必要な先生方へ書類申請で許可をもらう方法も一応存在はしますが、適用例を見たことがありません。そのため、校地内で電源を切ったり通知を切ったりした上で、学校内で出さずに隠して持ってきている生徒も多いです。
• いじめの少なさ
  いじめは少数ながら確かに存在します。いじめをするような生徒でも頭が悪いわけではないので陰湿な傾向があります。いじめが先生方の耳に入るほど表沙汰になることが少ないゆえの経験不足からなのか、先生方の対応はかなり曖昧かつ雑で、満足のいく対応ではなかったと記憶しています。
• 学習環境
  授業、課題、テスト共に、県内の高校の受験対策には申し分ないと思います。テスト前に課題について質問に行けば、どの先生も快く教えてくださいます。きちんと課題をこなし、疑問点を見つけて解消しようとする意思のある生徒であれば問題ありません。
• 部活
  本腰を入れて活動している部はそこまで多くなく、陸上部とコーラス部を除けば実績もそこそこです。
  また部活動ではないですが、生徒会活動はかなり活発で、選挙戦から委員会活動運営、卒業生を送る会運営など精力的に活動しています。かなり忙しいですが打ち込めるので、生徒会はおすすめです。
• 進学実績/学力レベル
  この中学の平均的な学習量と成績を確保していれば御三家探究科にも十分合格できると思います。中部高校の探究科を目指す際は、常に上から1/4に入ることを目標としておけばちょうど良いのではないでしょうか。
• 施設
  校舎そのものは新しくはないですが、機能面で不満に思ったことはありません。
• 治安/アクセス
  私は電車を利用して通っていたのですが、富山駅からは少し離れており、バス以外だとアクセスは悪いです。歩いて30-40分、自転車で15-20分くらいです。この中学校は資料集や課題が多いせいか荷物が非常に重たくなりがちですので、自転車が使えない一年生のうちや、路面凍結する冬の間はバスの定期を購入した方が良いかと思います。
• 制服
  夏服、合服、冬服の三種類あります。男子制服は一般的な学ランです。女子制服は生地はいいのですが、セーラーの胸元に胸当てがなく前のめりになると中が見えるので要注意です。またタイの結び方が少々特殊で、慣れるまで綺麗にできません。また乱れたり解けたりしやすいので少し不便です。機能ではなく見た目としてのデザインという観点で言えば悪くない制服だと思います。

学校に関する情報

• 生徒はどのような人が多いか
  一学年160人で、うち90人が外部生（＝中学受験組）だったと思います。外部生も内部生（＝連絡進学組）も壁はなく、卒業する頃には誰が内部生なのか分からなくなるほど仲良くなっています。
  在籍している生徒は基本的に優しい人です。また努力ができる人が多く、成績上位者はみな並々ならぬ努力を重ねてその座を勝ち取っている人ばかりでした。

入試に関する情報

• 志望動機
  自分と学力レベルの近い人と会ってみたかったから。少しでも偏差値の高いところに行って、面白い授業が受けたかったから。考えることが好きだったから。地元の中学校に上がっても自分の学力的ポテンシャルを活かしきれる想像ができなかったから。

進路に関する情報

• 進学先
  富山中部高校
• 進学先を選んだ理由
  少しでも偏差値の高いところに行って、面白い授業が受けたかったから。