数学を集中して学べる環境:東北大学理学部数学科の口コミ

在校生 / 2015年度入学

数学を集中して学べる環境

2016年10月投稿

認証済み

• 
• 5.0

[講義・授業 5｜ 研究室・ゼミ 5｜ 就職・進学 4｜ アクセス・立地 4｜ 施設・設備 5｜ 友人・恋愛 4｜ 学生生活 -]

理学部数学科の評価

• 総合評価

  良い
  学問をする上で申し分ない環境です。蔵書は国内外ともに充実しており、文献に困ることはまずありません。学内の雰囲気は(ほとんどのキャンパスは)落ち着いており、意欲の高い学生が集まっているという実感があります。
• 講義・授業

  良い
  2年生の後期から本格的に専門科目の講義に取り組みます。内容としては、現代数学の基礎の基礎から始まります。学部4年までに学ぶ内容は、現代数学の入門事項ではありますが、学部3年までにほとんどの分野の入門的内容を学びます。講義自体は教授の指導法によりけりですが、概ね、基礎をとばさずに丁寧に解説してくれます。
• 研究室・ゼミ

  良い
  現代数学のほぼすべての分野に関連したゼミ、研究室があり、興味のある分野の研究室がない、という状況は(よほどマニアックな分野でなければ)滅多に生まれないと思います。学部4年から少人数セミナーを行います。(これが卒業要件となるので、学部の卒論はありません)。修士課程に進むほとんどの人がそのセミナーに関連した分野の研究を続けます。
• 就職・進学

  良い
  就職実績は良いが、個人の能力によりけりな部分が大きい。修士課程に進むことを奨励しており、実際、きちんと数学を学ぶためには、修士課程に進むことは必要だと思う。そのため、学部教育は、修士課程を視野に入れたカリキュラムになっており、サポート面もそちらに重点が置かれているように思う。ただ、インターンシップや各省庁への案内もきちんと来るので、就職組に不利になるようなことはない。
• アクセス・立地

  良い
  通学自体は、地下鉄があるため困らないが、キャンパス間が離れていて、大半のキャンパスが山の上にあるため、キャンパス間の移動は少し不便
• 施設・設備

  良い
  図書館、資料室の蔵書は申し分なく、文献に困ることはまずありませ。教室は少し狭いが、よほど神経質でなければ気にならないと思う。
• 友人・恋愛

  良い
  サークルだけでなく、部活動も充実している。旧帝国大学による定期戦も行われ、ほぼすべての運動部が参加し、他大学との交流もはかれます。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  学部4年までに現代数学の基礎の基礎から、入門程度。具体的には、解析学(微分積分学)、代数学、幾何学の3分野に大きく分かれ、本格的な研究・論文作成は修士課程になってからです。(これはほとんどの大学の数学専攻に共通しているように感じます。)