システムという罠を如何に抜けられるか:桜美林大学芸術文化学群演劇・ダンス専修の口コミ

卒業生 / 2021年度入学

システムという罠を如何に抜けられるか

2025年08月投稿

認証済み

• 
• 3.0

[講義・授業 4｜ 研究室・ゼミ 5｜ 就職・進学 3｜ アクセス・立地 1｜ 施設・設備 2｜ 友人・恋愛 5｜ 学生生活 1]

芸術文化学群演劇・ダンス専修の評価

• 総合評価

  普通
  自身で楽しみを見い出せる好奇心旺盛な方であれば、どうにでも充実した環境は創り出せると思う。
  2、3年してくると型破りな人とルールに厳格な人に分かれるが、どちらに立っても苦しそうで、自分で自分の居場所を築けるかどうかが大事。
  芸術や演劇について学べるが、ファッションでアートを学んでいるような方が4、5割なので流されないように。
• 講義・授業

  良い
  教授によって思想の差があり面白い。演劇を続けている今でも活かせる学びがあるし、芸術に対する観点を見つめ直す機会になる。
• 研究室・ゼミ

  良い
  教授が現役の演劇業界人なこともあって、ゼミのどれもがその実ワークショップの体をなしていた。成果発表の形式をとるものもあり、授業以上の学びを得ることが出来る。
• 就職・進学

  普通
  就活のサポートに関して、体制はあるものの活用している学生をあまり見ない。就職活動に熱を入れている学生は制度を使わずとも就活が可能であるし、そもそも就職活動をする気がない学生も多く、体制は形骸化してしまっている。
• アクセス・立地

  悪い
  アクセスは最悪。公演のために集客をしようものなら、観客から「遠かった」という声が降り注ぐため、構内で公演を打つことはオススメしない。
  周辺にはスーパーとコンビニが徒歩7分程度のところにあり、個人でやっているような飲食店などもちらほら見かけられるため、開拓の楽しさはある。がその程度。
• 施設・設備

  悪い
  施設は新しく綺麗で充実しているものの、取り巻くシステムがややこしくまともに使えないことも多い。
  何かと申請手続きが必要で、場合によっては事務室や教授の部屋などをタライ回しにされることもあり、カジュアルに使える施設はほぼ皆無。近隣の公民館を有料で借りる方が楽。
  演劇はやりたいがシステム手続き関連に自信の無い人や煩わしい人は高偏差値大学の演劇サークルの方が自由度が高そうで、そちらをオススメしたくなる程。
• 友人・恋愛

  良い
  様々な人がいる他、演劇の授業でグループワークなど交流する機会は多く、尖ろうが捻くれようが友人関係は充実する。
  恋愛関係においても自然と成立するため、大学デビューなど考えている人にも充実した環境だと思う。
• 学生生活

  悪い
  芸術文化学群のひなたやまキャンパスは桜美林大学のメインキャンパスでは無いこともあり、サークルや学祭が盛り上がっている印象は薄い。仮にひなたやまキャンパスで何か催されたとしても、先述の通りアクセスが悪いため人が少なく、盛り上がりに欠ける。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  演劇とは何か、演技とは何かといった本質論から演劇が創られる過程、照明音響の基礎応用知識、演劇の歴史など、学べる内容は多岐にわたる。
  但し講義内容だけでは限界があるため、図書室を大いに利用することを推奨。
• 学科の男女比
  2 : 8
• 就職先・進学先
  流通・小売・フード
  大手小売企業へと就職。演劇を一本軸にするための準備資金として。大学の制度は殆ど使っていない。
• 志望動機
  生涯、演劇に取り組みたいと考え、そのための学びとして。演技コース、脚本コースなどと学習領域が限定されず、総合的に学べると判断。