子どもが主役の楽しい幼稚園：玉川小羊幼稚園（東京都世田谷区）の口コミ

保護者 / 2018年入学

子どもが主役の楽しい幼稚園

2022年10月投稿

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• 5.0

[方針・理念 5｜ 先生 4｜ 保育・教育内容 5｜ 施設・セキュリティ 5｜ アクセス・立地 5]

• 総合評価
  卒園して数年が経ちますが、いまでも卒園児を大切にしてくださいます。子供もいまだに幼稚園が大好きです。3年間がただの通過点ではなく、きちんと子供の心の拠り所となっているのだなと実感しています。のびのびとした環境で、子供にとって刺激の多い豊かな教育を受けることができました。結果的には、この幼稚園を選んでよかったと思っています。
• 方針・理念
  ある方針に基づいてトップダウンで指導がなされているというよりは、常に現場で短・中期的に方針をアップデートし、その時々に最適な保育がなされている印象です。ただ、子供間でトラブルがあった際には、本人が自分の言葉で語るまで時間をかけて双方の言い分を聞くなど、根本的には子供主体の指導理念が貫かれています。また、個人的な印象ですが、読み書きそろばんのような能力というよりは、非認知能力を高める教育に力を入れており、工作から運動、遊びに至るまでこの規模でないと難しいと思うような「手をかける」保育を受けることができます。その中で、例えば習字で文字に興味を持たせたり、花や虫などからカタカナへの関心を促してくださるなど、小学生になるまでに必要なことを無理なく身に付けることができました。
• 先生
  子どもの数が少ないため、先生の人数も少ないですが、体操やリトミックについては専門の先生がおり、毎日の保育情報は先生方の間で共有されているので問題はありませんでした。また保護者とのコミュニケーションについては、コロナ禍もあり常にお話ができる状況ではありませんでしたが、こちらから聞きたいことがある時には、快くお時間をとってくださいます。先生方も海外や地方の特徴的な園や施設で研修を受けたり、積極的に学んでおられる印象です。
• 保育・教育内容
  四季の移り変わりや自然とのふれあいをとても大切にしていて、小さな園ながらいろいろな野菜を育て、季節ごとに収穫があり、穫れたものを持ち帰ったり食べたり、食育にも力を入れています。全体的には、やはりキリスト教の幼稚園なので、先生方もその精神に基づいて、人への感謝や一人ひとりの個性を重んじる保育を実践しているように思います。そのせいか、子供も強い子が上に立つ、というよりはお互いを尊重しあっている穏やかな雰囲気があります。競争意識が高く強い子には、少し物足りないところもあるかもしれません。
• 施設・セキュリティ
  教会が園と併設されているため礼拝のある休日には外部の方々の往来がありますが、平日の保育時間は門が電気錠で施錠されており、セキュリティ面では問題ありませんでした。園庭はさほど広くないですが、ストレスなく全員が遊べる広さです。近くに自然と触れ合える公園があり、そちらにもお散歩でよく行っていたようです。
• アクセス・立地
  自由が丘や九品仏から徒歩5分という立地ながら、昔ながらの住宅地に囲まれた落ち着いた環境です。すぐ脇に緑道があったり公園も近く、降園後の遊び場所にも困りません。秋の感謝祭などでは近隣の方々との交流もあり、地域で子供達を見守っていただいている感じがあります。

幼稚園について

• 父母会の内容
  コロナ禍で記憶が定かではありませんが、保護者会は学期に1度あったような気がします。年度初めに自己紹介があります。保護者会のはじめに讃美歌を歌うなどキリスト教的な儀礼があります。その後、園長先生のお話や行事予定の確認があり、各学年に分かれて学期の目標や日々の様子、家庭での注意など担任からのお話があります。委員については、今はどうかわかりませんができる人ができることをやる感じでした。
• イベント
  行事は、運動会や遠足、ボディペイント、移動動物園など一般的な幼稚園と同じような感じです。育てている野菜が多いため、収穫にまつわるイベントが多く、子供も楽しんでいました。また、通常保育の時間で先生が子供に何がやりたいかを問いかけ、その答えに沿って大きなものをみんなで作ったり描いたりすることもあったようです。夏のお祭りなど昔は親の出番も多かったようですが、在園していた頃はほぼ園主体でしたので、負担は感じませんでした。
• 保育時間
  延長保育は充実しているとはいえませんが、14時半の保育終了後、16時半まで預かり保育がありました。水曜日だけは午前保育なので、用事があるときは慌ただしい事もありました。

入園に関して

• 幼稚園を選んだ理由
  保育園や他園も見学し、当初は保育時間の長さや給食の有無など保育条件とカリキュラムで絞り込んでいました。親の要望と子供の育成という間で最後まで迷いましたが、最終的には保育内容を優先しました。
  絵や制作の頻度や内容、運動機会の頻度、遊びの充実度、その他の通常の保育内容を色々と比較し、保育時間の子供の過ごし方を考慮してこちらの幼稚園を選びました。
• 試験内容
  入園試験は、園長先生ともう一人の先生（当時は主事）による面接がありました。内容は、朝何を食べたのか、どんな食べ物が好きかなどの本人に対する簡単な質問と、なぜこの幼稚園を選んだのか、などの親への質問でした。園長先生の人柄もあり堅苦しい面接ではなく、雑談を含めたアットホームな雰囲気でした。
• 試験対策
  選考が厳しい他の幼稚園も選択肢に入れていたため、模擬面接などの対策はしていました。この幼稚園のための対策はしていませんでした。