子どもの全ての感情を受け入れてくれる園：認定こども園こひつじ学園（神奈川県小田原市）の口コミ

保護者 / 2021年入学

子どもの全ての感情を受け入れてくれる園

2024年10月投稿

• 
• 5.0

[方針・理念 5｜ 先生 5｜ 保育・教育内容 5｜ 施設・セキュリティ 3｜ アクセス・立地 3]

• 総合評価
  非認知能力をのばす意味では最適な園と思います。一方で、学習面やお稽古ごとを期待されるご家庭には向いていないと思います。先生・スタッフ同士の関係性も（実情は分かりませんが）良さそうで、安心して子供を任せることができます。規模が小さく、通っているうちに他のご家庭の子供とも顔見知りになり、我が子だけでなく園児全員の成長を近くで見られて嬉しく思えるアットホームな園です。
• 方針・理念
  園舎には「愛の光」と書かれた書が掲げてあり、ミレーの「種をまく人」の模写が飾ってあり、キリスト教ということもあってか、全ての先生・職員が子供という存在を”神様から受け取った宝物”のように捉えて大切にしてくれていると感じる園でした。子供それぞれがどういう気持ちなのか、どうしたいのか、一人の人間としての尊厳を守って対等に接してくれます。結果的に、一般的な幼稚園のように大人の指示に従順な行動等は身につきにくいかもしれませんが、「相手を思いやり、自分も相手も大切にする」という人と人の関り方の根源を作ってもらえましたので、この先も自分の頭で考えて居場所を作っていける子供に育ててもらえたと思います。
• 先生
  先生と保護者が交流を図ることを積極的に推奨してくださっている印象でした。送り迎えや父母会の際などに先生に話しかけると、子供の日ごろの様子を楽しそうに教えてくださいます（褒めてくれるばかりです）。子供同士のケンカなど問題ももちろん発生しますが、過剰に騒がれることもなく、ないがしろにフタをされることもなく、親業のありかたも学ばせていただきました。子供の不出来に悩んでいたときに掛けていただいた声掛けが「いい子だから絶対大丈夫です。出来るようになるまで楽しみに待ちましょう！」だったのが印象的です。男性の先生がおられないのが少し残念です。
• 保育・教育内容
  自由に遊べる時間が多そうなことが入園のきっかけでした。登園すると1時間ほど自由な遊び時間があるようで、外で遊ぶ子も、中でおもちゃで遊ぶ子も、いろいろでした。お勉強は最低限で、工作やお料理、原っぱへのお散歩など幼児の原体験になるようなプログラムが多かったです。
• 施設・セキュリティ
  園舎は清潔で簡素で好ましく思いますが、古いです。ロックやインターホンや登園管理など、現代的な他の幼稚園だったらあるようなデジタル機器はありません。便利さはないですが、危険な思いをしたこともありません。
• アクセス・立地
  駐車場が登園時は7台ほど使えます。日々の登園はたまに混雑しますが譲り合って使用できる範囲です。行事の際は車での登園を自主的に控えたりしました。バスもしくは自転車での登園が多い印象です。帰りの際は駐車場に車を停めたまま、近くの水源地（原っぱ）にお友達と遊びにいくことができ、楽しい時間でした。

保育園について

• 父母会の内容
  お祈り⇒神様のみことばのお話⇒今後の予定⇒各クラスの予定を共有、という流れが通常でした。月1で水曜日の13時半から始まり14時半には終わる印象です。長期休み中などは開催もなく、出欠席も自由なのです。最近は子供たちが讃美歌を披露してくれたりするそうです。園舎や飾ってある絵を見られるので、負担感は少ないです。
• イベント
  主な行事としては、春の親子遠足、夏の夕涼み会、芋ほり、プレイデイ（運動会）、遠足、クリスマス会などです。以前を知りませんが、コロナ期間をへてだいぶシンプルになっているそうです。
• 保育時間
  およその子どもは9時～14時（幼稚園部）か9時～17時（保育園部）くらいで利用している印象です。長期休みの時などは卒園した小学生のお兄さんお姉さんの預かり保育があり、大好きな先輩たちに思いがけず再会できて我が子は喜んでいました。

入園に関して

• 保育園を選んだ理由
  子どもが社会性を見につける大切な幼児期に、ありのままの姿を全肯定してくれる環境で育てたいと思い、入園を決めました。