沖縄に特化した工学が学べる:琉球大学工学部工学科の口コミ

在校生 / 2021年度入学

沖縄に特化した工学が学べる

2025年09月投稿

認証済み

• 
• 4.0

[講義・授業 4｜ 研究室・ゼミ 5｜ 就職・進学 5｜ アクセス・立地 3｜ 施設・設備 4｜ 友人・恋愛 4｜ 学生生活 3]

工学部工学科の評価

• 総合評価

  良い
  沖縄県内で唯一の工学部という点が大きいですが、様々なことが学べる環境があり、満足しています。しかし、沖縄という特殊な環境下のため、できることが限られる時もあります。学びの幅を広げたい方や沖縄に焦点を当てた学問以外も学びたい方は、県外の工学部も調べてみると良いのではないかなと思います。
• 講義・授業

  良い
  一般的な工学部の講義はもちろん、沖縄という独特な環境における工学を学ぶことができます。建築学コースでは、沖縄では一般的な鉄筋コンクリート構造についての解説が多く、沖縄の気候風土に適した建築とはどのようなものか、といった視点も学ぶことができます。また、実習や現場見学の機会が頻繁にあるため、実際に工学知識がどのように活かせるのかを学ぶこともできます。
• 研究室・ゼミ

  良い
  建築学コースでは3年後期に材料系、構造系、環境系、都市計画系、意匠系の中から気になるゼミを第3候補まで選びます。私は環境系のゼミに配属されましたが、沖縄唯一の設備があり、研究するための環境は整っており、企業や団体から協力を得てデータの実測を行うことも可能です。先生によってゼミの行い方が異なるため、自分に合ったゼミを見つけることができると研究意欲が増すと思います。
• 就職・進学

  良い
  学部生で就職する学生が圧倒的に多いです。「キャリアデザイン」という講義が設けられており、その講義の中でどのように就職活動に取り組んだら良いのか、といったお話を企業の方からお聞きすることができます。沖縄県内の大手企業に就職する人が大半ですが、全国的な大手企業や県庁に就職する人も3～4割ほどはいるようです。
  進学に関しても大学側のサポートが手厚く、学費が免除される制度もあるようです。
• アクセス・立地

  普通
  沖縄には鉄道がゆいレールしかないため、最寄駅は路線バスで15分ほどかかるてだこ浦西駅です。千原キャンパスから那覇方向への路線バスはありますが、本数はさほど多くはなく、時間通りに到着しないことが当たり前です。周辺は坂が多く、自転車での移動も夏には厳しいため、大半の学生は自動車を使用します。
  キャンパス自体も広いため、工学部棟から共通教育棟や図書館へ行くには10～15分ほどキャンパス内を歩くことになります。
  近くのスーパーマーケットも徒歩で20分ほどかかるかと思いますので、県外から進学を考えている方は交通手段について注意が必要です。
• 施設・設備

  良い
  2025年現在、工学部棟は建て替え工事が行われており、ほとんどの部分は新しくなっています。女子学生の増加に伴って女子トイレの個数も増えたため安心ですが、階数によっては女子トイレがないエリアもあるため、事前に調べておく必要があります。研究設備に関しては、他大学に劣る面もありますが、県内ではトップクラスの環境が揃っています。
• 友人・恋愛

  良い
  サークルや部活がたくさんあるため、所属すると他学部の学生とも仲良くできます。サークルとは関係なく、1年次向けの学科結成会というイベントもあり、そこで同学科の学生と仲良くなることもできます。講義の中にもグループワークを行う機会が多々あるため、他の学生と関わる機会は多いと感じます。
• 学生生活

  普通
  サークルは種類が豊富で自分のペースで参加できる団体も多いため、所属しやすいです。大学祭や体育祭なども年に1回行われていますが、有名人を呼ぶことはなく、サークルや研究室の出し物メインです。音楽系サークルやジャグリングサークルは学外でイベントに参加することがあり、演者として参加することが容易なため、貴重な経験ができるかと思います。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  建築学コースでは、1年次に数学や物理などの知識を深めつつ、図面の描き方や建築における名称など、基礎的な建築の知識をつけていきます。2年次から本格的に建築学を学び、ほとんどの講義が建築学についてのものになります。3年次から研究室や卒業後のキャリアを考え、4年次に研究室で興味のある分野について研究します。
• 学科の男女比
  8 : 2
• 就職先・進学先
  不動産・建設・設備
  建設業で施工管理や設計などに携わる沖縄県内の大手企業に進む予定です。
• 志望動機
  小さい頃から「手に職をつけたい」と漠然とした考えを持っており、工学分野は専門的知識を直接職業に活かせると思ったため、工学部に進学を決めました。琉球大学は県内でトップレベルの高等教育機関であり、工学以外の知識も身につけられると思い、受験しました。