QOLとワークライフバランス:産業医科大学医学部医学科の口コミ

在校生 / 2017年度入学

QOLとワークライフバランス

2020年11月投稿

• 
• 4.0

[講義・授業 4｜ 研究室・ゼミ 3｜ 就職・進学 4｜ アクセス・立地 4｜ 施設・設備 3｜ 友人・恋愛 3｜ 学生生活 4]

医学部医学科の評価

• 総合評価

  良い
  満足しています。
  講義を聞いていれば、医師となる上での知識は自然と入ってきます。
  将来の選択肢は豊富で、臨床医、産業医、研究医、医系技官(厚生労働省など)へ進むことが可能です。
  医学部なので勉強することは当たり前ですが、常に勉強というわけではありません。他の大学と同じように遊んで楽しい日々を過ごしています。
• 講義・授業

  良い
  大学の名の通り、産業医学に関する講義が6年間通して行われます。5年次には約1週間の産業医学実習がありそれぞれ全国の産業医のもとに赴き、実際の現場を直接見て学べます。医学の講義は教授だけでなく学外講師によるものも多数あります。1年次の分子生物学での東大の先生によるがん治療の講義はとても興味深いものでした。2年次は解剖や生理学がメインですが、寄生虫の講義もとても面白かったです。食用のサバを用いたアニサキスの実習がとても印象に残っています。3年次から臨床講義が始まりますが、4年次の公衆衛生学の講義では特に興味のわくものが多かったです。厚生労働省や海外勤務での話や、データの読み取り方、データの使い方など医療技術とは異なる、今後医師となる上でとても重要なことを学べました。また産婦人科の講義では不妊治療で全国的に有名な先生のお話を聞くことができてとても良かったように思います。
• 研究室・ゼミ

  普通
  3年次の後期がまるまる基礎研究室配属です。期間に関しては概ね他の大学と同じだと思います。異なる面としては、産業医学系の研究室が充実しているところです。産業医学でトップの方の研究室で様々なことを学び研究できるので、産業医学の先生と関わりを持ちたい方や実際に深く学びたい方にとっては研究室配属は他の大学よりも優れていると言えます。
• 就職・進学

  良い
  国家試験合格率は昨年は100％でとても素晴らしい成績を修めていました。卒業後に2年間の初期研修医があり多くの方はマッチングに参加することになりますが、こちらは個々で頑張るしかないと思います。その後の進路については産業医としての道を進まれる方は就職先は多数あります。大手企業様から案内がたくさん来ていると伺っています。臨床医や研究医としての道を進まれる方は修学資金の義務年数が絡んでくるので人生設計をしっかりと立てておかないといけないのかなと思います。
• アクセス・立地

  良い
  最寄り駅の折尾駅からは歩いて20分強はかかります。バスも駅から大学の目の前まで出ています。タクシーでは1000円以下で駅から向かえます。立地は駅からすこし高台にあるので、始めはきついかもしれません。慣れてくると何も感じません。
  大学周辺に一人暮らしをしている学生が多く、家賃は3万円台～6万円台くらいです。中には3万円以下の家に住んでいる友人もいます。大学周辺は居酒屋が多く飲み会をする場合は場所に困りません。定食屋さんやカフェが少なく、ランチをするには少し離れたところに向かわないといけないかもしれません。
  ひびきのにはコストコやおいしいパン屋があり、休日は散歩がてら向かうこともできます。
  電車で小倉へは30分、博多へは50分程度で行けるので、大きな買い物をしたりショッピングやランチ、ディナーをしたいときは勝手がすごく良いです。福岡だからごはんはどこで食べてもおいしいです。はずれに当たったことは一度もないくらい、ごはんはとてもおいしいです。
  博多駅から福岡空港まで地下鉄が通っていて、全国に飛行機で旅行できます。またアジアに旅行したいときは格安航空が多数飛んでいるのでコスパ良く海外旅行もできます。
• 施設・設備

  普通
  単科大ではありますが、敷地がとにかく広いです。大学生活に困らないくらいの設備は整っています。ジムやプールもあり、学生であれば無料で使用することが可能です。
  現在、新たな病院棟が建設されており、医学の実習がますます充実すると思われます。
  試験前は図書館の開館時間が長くなるので、朝早くから夜遅くまで勉強している方がほとんどです。
  ただ一方で、自習室の数が不足しているとも感じます。国試受験の6年次の方用に準備はされていますが、他の学年は使うことができません。
• 友人・恋愛

  普通
  単科大なので世間が狭く感じます。クラスが無いため、学科内で友人を作ることは難しくないと思います。大学内で付き合っている方も何組もいます。噂がすぐに広まることは間違いありません。
  ただ他大学の友人と仲良くなっている方もたくさんいます。交流の場を広げられるかどうかは個々によると思います。
• 学生生活

  良い
  文化部もありますが運動部が多く、学生は何らかの部活に一つは参加していると言うほど部活は活発です。部活に入らない友人もいますが、自らの趣味を楽しんでいて孤独を感じることは無いようです。
  11月にある大学祭では最終日の後夜祭と花火がとても良いです。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  医学の知識、技術は他の大学と同じように学びます。異なる点は産業医学の講義が6年間を通してあることです。
• 学科の男女比
  6 : 4
• 志望動機
  医師免許だけでなく卒業と同時に永久ライセンスの産業医の免許も取得できるから。

感染症対策としてやっていること

4月1日からオンライン講義が始まりました。オンラインで講義を進める、という決定から実際に開始するまでの期間が短く、設備の調整がスピーディーに進められていました。