楽しいけれど楽しみすぎると就活に弱くなる:多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科の口コミ

在校生 / 2022年度入学

楽しいけれど楽しみすぎると就活に弱くなる

2025年07月投稿

認証済み

• 
• 3.0

[講義・授業 3｜ 研究室・ゼミ -｜ 就職・進学 1｜ アクセス・立地 4｜ 施設・設備 5｜ 友人・恋愛 4｜ 学生生活 4]

美術学部グラフィックデザイン学科の評価

• 総合評価

  普通
  色々と不満はありますが、職業としてやりたいことが決まっており、全ての課題をポートフォリオに載せるものとして制作することのできる人にとってはこれ以上ない学科だと思います。
  楽しい、けれど楽しみするぎると就活に弱くなる。
  そういう学科だと思います。
• 講義・授業

  普通
  学科が育てたいのはおそらく『クリエイター』で、『デザイナー』ではないという点を理解しておかないと就職活動の際、社会の求める人材と自分の作ってきた作品のギャップに苦しみます。というか今現在苦しんでいます。
  真面目なものを作る人よりも少し奇をてらった作品を作る人のほうが教授からのウケがよく、作っている側としても暴れたほうが楽しいため歯止めが利かなくなっていきます。
  自分らしい作品の追求を社会に出たあとも恐れずフリーでやっていく気のある人か、好き勝手にやりなと甘いことを言ってくる教授に負けずに広告デザインなどを学ぶ気のある人にはお勧めします。
• 就職・進学

  悪い
  就職活動へのサポートはないに等しいです。
  最終的には学科の知名度から適当な場所には就職できるのでしょうが、クリエイターのようなことをやらせてきた割にはキャリアセンターにはそのような職業の情報は全くと言っていいほどなく、実際今年の4年生は就職活動に挫折し、例年よりも院進希望者の数が多く異常の事態となっています。
• アクセス・立地

  良い
  ここについてはあまり不満はありません。
  最寄りの駅からバスに乗ればよく言われているほどキツいと感じるものではなく、広い土地が山奥にしか無かったと考えればなんだか許せちゃいます。
• 施設・設備

  良い
  設備はかなり充実しています。
  ですが、自主的に動かないとまったくそれらの存在を知らずに卒業してしまうことになります。
  学費の多くの部分がおそらく設備の管理に使われているため、自ら施設について調べ利用しないともったいないです。
• 友人・恋愛

  良い
  1、2年は名前順でクラスが存在し、その時期に友人を作れば学科での交流にはほとんど問題ないです。
  作品の意見を出し合い、切磋琢磨できる仲間になります。
  学科外だと友人を作るのは難しいです。
  というのほとんどの学科の人が自分たちの棟にこもり作業しているため、キャンパス内で生態が謎の学科などが存在します。
• 学生生活

  良い
  サークルに入れば上記の人たちと関わる機会もできます。
  また、芸術祭やオープンキャンパスなども学部関係なく力を合わせる行事なので、学科外にも交流を広げるにはやはりこういったイベントに委員として参加するのが大事だと想います。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  1.2年では様々なデザインについて学び、3年からは3つほどゼミを選び、重点的にデザインを学んでいくカリキュラムです。
  名前はグラフィックデザイン学科ではありますが、本当に色々と学べます。これがやりたい！というものがなければ広く浅く知識がつき、やりたいことが見つかればグラフィックでもデザインでもなくても深く学ぶことができます。よくも悪くも放任主義な環境です。
• 学科の男女比
  4 : 6
• 志望動機
  ぼんやりとしたデザインを学びたいという気持ちから美大を目指し始め、その中でも知名度の高い学科だったため志望しました。
  後悔はしていませんが、浅はかであったとは考えています。