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トリマーを目指せる進路は?進路別のメリット・デメリットを解説!

2022年12月20日

トリマーの進路選択

本記事では、トリマーの進路選択についてご紹介します。トリマーになるための方法はさまざまあります。その方法を詳しく説明しています。トリマーとして働くことに興味を持っていらっしゃる方はぜひご覧ください。

トリマーの資格取得を目指せるルート

王道ルート:指定養成機関で資格の取得を目指す!

トリマーになる一般的な進学先としては、認定団体から承認された指定養成機関である専門学校、スクール等があります。指定養成機関がトリマーを目指す方にとって王道なのは、この機関で所定の課程を修了することで資格の取得が可能だからです。最も認知度が高いJKCという資格では、JKC公認の養成機関の課程を修了し、卒業試験に合格すると資格を取得することができます。AAVという資格では、指定の時間以上の授業を受講すると、試験を受ける資格を得られます。機関によって、取得できる資格や取得方法が異なるため、注意してください。                                     
メリットは主に4つあります。1つ目は、指定養成機関の課程を修了し、卒業試験に合格すると資格を取得できる場合があることです。また、指定養成機関の課程を修了すると試験を受けられる資格があります。2つ目は、昼間部と夜間部があり、時間と費用によって選択できることです。昼間部より夜間部は、学費が50万円程度低く、働きながら通うことも可能です。3つ目は、専門的な知識を持つ方に直接教えてもらえることです。わからないことがあったら、すぐに聞けるのは魅力的ではないでしょうか。4つ目は、トリマーを目指す人たちと共に資格の取得を目指せることです。大学や通信と異なり、同じ目標に向かって切磋琢磨できる環境は魅力的でしょう。
デメリットは、通信に比べて学費が高いことです。昼間部では1年間で130万円から150万円で、夜間部では1年間で80万円から100万円です。

通信講座で資格の取得を目指す!

通信講座では、トリマーになるために必要な知識を得ることができます。特徴は、費用と時間を抑えられる点と実技経験が少ない点です。講座によっては、講座の受講が完了すると資格の取得が可能な場合があります。指定養成機関と同様に、受講する講座によって取得できる資格や取得の方法が異なるため、注意してください。
メリットは主に2つあります。1つ目は、専門学校やスクールに通うよりも掛かる費用が少ないことです。一般的に専門学校は、昼間部は2年間で240万から300万程度です。通信であれば、1年で6万から30万程度です。2つ目は、専門学校やスクールに通うよりも時間を自由に使えることです。自分のペースに合わせて講座を受講することが可能です。期間としても、最短で1か月で資格取得可能です。
 デメリットは、実際に動物に触れる時間が短いことです。通信講座での実技では、ぬいぐるみを使うのが一般的です。通信講座だけを受講する場合は、専門学校等に比べて実技経験が劣るかもしれません。資格を取得するための試験では実技試験があるため、不利になる場合があります。

大学で資格の取得を目指す!

トリマーになる進路先として、大学も挙げられます。ヤマザキ動物看護大学、ヤマザキ動物看護専門職短期大学、帝京平成大学などです。これらの大学では、トリマーになるための知識だけでなく、動物医療について学ぶことができます。 メリットは主に2つあります。1つ目は、トリマーになるための知識だけでなく、動物学、動物看護学、臨床動物看護学など、動物に関わる福祉、法律、医療について学べることです。幅広く勉強できるのが魅力的でしょう。2つ目は、動物業界への就職率が高いことです。動物に関わることを学べるため、動物園スタッフ、水族館スタッフ、動物看護師など目指せる仕事の幅の広さが魅力的でしょう。デメリットも2つあります。1つ目は、4年制大学の場合は、専門学校等よりに実際にトリマーとして働くまでに時間がかかることです。早く仕事をしたい人や早くトリマーとしての実務経験を得たい人には向いていないかもしれません。2つ目は、進路先の選択肢が少ないことです。トリマーを目指せる大学は非常に少ない現状です。

留学で資格の取得を目指す!

トリマーになるためにカナダ・オーストラリア・アメリカ等で留学できます。特徴は、短期間で高度な技術を学べる点です。また、留学先のトリマー資格を取得することができます。
メリットは主に3つあります。1つ目は、海外のトリミング技術を学べることです。日本では学ぶことができない技術を取得できるかもしれません。2つ目は、数か月から半年程度で技術習得ができることです。3つ目は、費用が12週間で50万円程度であることです。短期間で費用も抑えることができます。
デメリットは2つあります。1つ目は、外国語の習得が必要であることです。語学を習得済みであれば問題ありませんが、未習得の場合は留学先で語学の勉強を同時に行うなど勉強する必要があります。時間も費用も掛かる場合があります。2つ目は、滞在期間中にかかる費用があることです。留学での滞在場所、食事等の費用が掛かります。

資格を取得しないルート!

トリマーは、資格を取得しなくてもなることができます。アルバイト等で実技経験を得て、トリマーとして働いている場合もあります。
メリットは、費用をかけずに技術を得ることができることです。アルバイトとして働きながら、技術指導を受けられる場合があります。
デメリットは3つあります。1つ目は、正社員になれる可能性が低いことです。資格はトリマーとしての実力を証明するものです。資格がない場合は、実力を証明できないため正社員になれる可能性が低くなってしまいます。2つ目は、技術指導を受けられる保証はないことです。一般的には、技術指導を頼むことになり、絶対に教えてもらえると言えません。3つ目は、就職が困難になる可能性があることです。求人募集等では未経験でも可能と記述がある場合がありますが、資格を持っている方の方が有利でしょう。

どうやって進路を決める?

ここまで、トリマーへのなり方として5つの方法について説明してきました。どの進路も一長一短で、結局どの選択肢がいいのかわからない方もいらっしゃるかと思います。そこで、ここからは進路に悩む高校生の方に進路選択のイメージを膨らませてもらうべく、考え方に合わせたおすすめの進路を紹介していきます。

「トリマーに決めた!」という人には専門学校へ

「トリマーになる!」と決めた方には、指定養成機関がオススメです。指定養成機関には、専門学校とスクールがあります。トリマーになるための最短ルートでしょう。特に専門学校がオススメです。認可を受けた2年課程以上の専門学校を出れば、学歴として「専門士」の称号を取得できます。また、専門学生として学割の使用や学生として定期購入が可能です。トリマーを目指す人たちと共に資格を目指せる環境であり、魅力的でしょう。

「トリマーとして働きたいかも」という人には大学へ

動物が好きな方でトリマーに興味がある方は、大学進学がオススメです。大学での勉強を通して、トリマー以外にも興味のある職業が出てくるかもしれません。トリマーとして働く気持ちが固まっていない方は、トリマー以外の職業とも比較することで、結果的に納得できるキャリアを歩むことができるはずです。

「進学はなし、トリマーになれたらいいな」という人には通信講座

トリマーに興味はあるけど、進学はしないと決めている方は、通信講座がオススメです。働きながら通信講座を受講し、試験に合格すれば資格を取得すれば、トリマーとして働くことが可能です。いつでも受講は可能であるため、トリマーとして働く気持ちが固まってからでも十分間に合うでしょう。

まとめ

当記事では、トリマーになるための進路選択について説明してきました。資格が必須ではなく、資格の種類が多いため、トリマーになるための進路はかなり多いです。トリマーになると決めた方は、指定養成機関への進学が現実的です。一方、決め切れていないという方は、大学進学するのが良いでしょう。トリマーになる方法はさまざまあり、トリマーになりたいと思ったときに挑戦できるでしょう。少しでも興味ある方は、多くの情報を調べて、トリマーについて詳しくなると良いのではないでしょうか。当サイトでは、他にもトリマーについての記事があります。興味のある方はぜひご覧ください。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET)
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/227
一般社団法人 ジャパンケネルクラブ
https://www.jkc.or.jp/#
一般社団法人 全国動物専門学校協会
http://www.zendousen.jp/exam.html
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