人と人との繋がりを大切に思える幼稚園：はとり幼稚園（埼玉県さいたま市南区）の口コミ

保護者 / 2023年入学

人と人との繋がりを大切に思える幼稚園

2025年05月投稿

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• 5.0

[方針・理念 5｜ 先生 5｜ 保育・教育内容 5｜ 施設・セキュリティ 4｜ アクセス・立地 3]

• 総合評価
  園バスでなく送り迎えがあるからこそ、登園降園時に担任の先生だけでなく教職員のみなさんが子どもの様子を伝えてくれます。日々コミュニケーションを取れるので、不安だったり心配だったりすることもすぐに相談できるし、だからこそ子どもの成長を一緒に喜んでくださいます。
  
  常日頃から自分ひとりが特別なのではなく、みんながそれぞれ大切な存在だと教えてくれます。また、『見守る』ことも重視しており、少しのケンカ(言い合い)くらいでは止めに入らず、子どもたちがどうするか様子を見る。そういった中で成長した子どもたちが、時にクラスの課題を自分たちで解決することも。
  何かと先回りをして過保護になってしまいがちな私たち親も見習わねばなと思わされます。
  
  人と生活する・人と生きるという、社会の根本を親子に教えてくれる園です。
• 方針・理念
  キリスト教に基づく教育方針で、お祈りや聖書のお話が日常的にありますが、いずれも子どもの心に寄り添ってくれるものであるという教えで強く押し付けられるものではありません。
  子どもが目をつむって手を組み讃美歌を歌う姿はとてもかわいらしいです。
  正直親としては入園前はそういった習慣に馴染みがなく戸惑いもありましたが、今では園で子どもと一緒に自然とお祈りできています。食事前の『いただきます』と同じ感覚です。
• 先生
  担当学年に関係なく、事務方の先生も子どもたち全員の名前を把握し声をかけてくださいます。兄弟姉妹も卒園児、入園前であっても名前を呼んで話をしてくれるので、下手な親戚よりずっと身近な頼れる存在です。
  親が外であるがゆえに叱ることをためらっていればしっかりと指導をしてくれ、逆に親が叱っていれば子どものフォローに回ってくれるなど、親子関係を良く見て対応してくれています。
  
  少人数ゆえに子どもの発達や特性に合わせた個別の対応もしてくれて大変忙しいだろうに、常に笑顔で尽力してくださり、感謝の念が絶えません。
• 保育・教育内容
  自由保育が中心でありながら、集まり、リトミック、季節行事に合わせた工作など、子どもたちが気がつかないくらい自然に遊びの中に学習が組み込まれています。カルタを使ったひらがなの学習も、子どもたちの意欲関心が湧いた瞬間に取り組まれるので、目に見えて伸びが早いです。
  また年長になると進学にむけ『時間割』『係活動』が始まりますが、子どもたちが自ら動けるように先生方がうまく誘導されています。これらのことがあまり親向けに大っぴらにされておらず、驕りがないといえばそうですがせっかくのアピールポイントなのになと少し勿体なくも感じます。
• 施設・セキュリティ
  開門時間の管理、閉門後の園への出入りの仕方などがしっかりと整備されています。
  しかし先述の通り、先生方が親のみならず祖父母の顔もしっかり把握されているので、ネームプレート必須とありながら関係者はほぼ顔パス状態です。なので不審者があればすぐに反応できるだろうと思われます。
  防災訓練も月1回程度の頻度であり、子どもが自分の身の安全を守るための行動をしっかり教えてくれています。
  
  園の遊具やおもちゃは木製・布製でキャラクターものはなしというこだわりを感じます。知育玩具も多く、時に大量の積み木で壮大な世界の創造や大作が立ち上がり、子どもの創造力が培われているのを感じます。年季が入って色の褪せた玩具や本が多いのは御愛嬌、昔ながらの温かさを感じます。
• アクセス・立地
  園バスはなく、住宅街の中に園があるので徒歩か自転車通園が基本です。園の前の道路は道が狭く、車がすれ違うのにテクニックが求められます。その割に交通量はままあり、通園手段が何であれ注意が必要です。
  園の眼の前では職員の方が旗を持って交通整理や声掛けをしてくださいますので安心です。

幼稚園について

• 父母会の内容
  全家庭が会員となるはとり会があります。
  園行事のお手伝いと、はとり会主催のイベントなどを各家庭で分担する係制が敷かれています。近年、家庭への負担が少なくなるよう、また負担が偏らないように改革がなされてきています。
  父親主催の夏まつり、母親主体の秋まつりのいずれも収益を目的とせず、50円100円でゲームやおもちゃの購入などができ、子どもの買い物体験にうってつけです。秋まつりの担当が大変だとの声も聞きますが、その声を受けて役員さんの方で親子で楽しいものになるようにと見直しを進めているとのことです。
  
  ご自身が卒園生だという保護者の方もたくさんいらっしゃって、温かい雰囲気の方が多いので、係など保護者の集まりの際にも肩肘張らず参加できます。近隣の小学校に進学する方がほとんどなので、上のお子さんがいる方などに学校の様子を聞くこともできます。
• イベント
  保護者会・個人面談に始まり、誕生会・親子遠足・運動会・クリスマス会・各種参観…
  さすが保育園でなく幼稚園、親が出向く機会が多いですが、今の時代では『開かれた保育』という意味でプラスに思えます。取り繕われたものではない、日常的な先生方と子どもたちとの関わり方が見られるので安心です。
  
  家庭と園との繋がりを重視しており、土曜日に開かれる自由(登園)保育『お父さんたちと遊ぶ日』も『おうちの方と遊ぶ日』に名前を変え、今の時代の家庭の在り方に寄り添ったものになっています。(土曜保育の日も多く、先生方の休みの少なさに驚き頭の下がる思いです)
• 保育時間
  降園時間は14:00ですが、その後預かり保育『レインボー』が1時間あたり200円で利用できます。就業の形態によっては市から利用の補助金も出るそうです。
  預かり保育担当の先生と通常保育時の補助の先生とで子どもを見るので、日中の情報共有もしっかりなされています。
  この時間だけ出されるおもちゃもあり、子どもは『レインボー行きたい』と楽しんで過ごしているようです。

入園に関して

• 幼稚園を選んだ理由
  入園前、園の空き教室を使った子育て支援の場である『ぶどうカフェ』に通っていました。そこでは子どもは子育て支援担当の先生と遊びつつ、保護者が他のママ達と提供された飲み物を出にお話をします。子育てについての相談や情報交換、束の間の息抜きにと利用していました。その際に園の様子や先生の子どもとの関わり方を見て、穏やかな園生活が送れると思いました。子どもも園や先生に慣れていて、入園後もスムーズに生活に慣れていけました。