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保育士になれる専門学校の選び方とは?選び方の軸をご紹介!

2022年03月01日

はじめに

当記事では、大学・短大といった保育士養成施設もあるなか、専門学校で保育士になるメリットは何があるのか、また専門学校をどうやって選ぶのか、について詳しく説明しています。保育士になれるといっても専門学校ごとに大きな違いがあります。家から近い、学費が安いだけで決めずに、自分の判断軸に沿って多数ある専門学校の中から進学先を選択することが重要です。それでは見ていきましょう。

専門学校で保育士になるメリット

保育士になるには、保育士資格が必要で、その資格取得の方法は、保育士養成施設を卒業するか保育士試験を合格するかの2つになります。専門学校で保育士資格を取得するのは、1つ目の養成施設を卒業する方法になりますが、養成施設ルートにはほかにも大学や短大といった選択肢もあります。では、専門学校で保育士になるメリットは何なのでしょうか。

低コスト

まず、大学・短大と比べて低コストで資格取得を目指すことができます。4年間通うことになる大学はもちろんのこと、短大と比較しても費用は安い傾向にあります。ただ、専門学校と短大では、短大の方がより安い場合もあります。そのため、気になる短大がある場合は費用比較をすることをオススメします。当サイトでは専門学校の費用比較をすることが可能です。気になる方はぜひご覧ください。

充実の現場経験を積める!

大学・短大と比べて、豊富な実習経験を積める点も魅力です。専門学校は専門職に特化したカリキュラムになっているため、保育園などの現場での実習機会が多くなっています。専門学校は、大学・短大の一般教養の講義の代わりに実習経験を積むことができるためです。

様々な学習コースから選べる!

専門学校は、ニーズに合わせた様々なコースがある点もメリットです。専門学校によって開講コースに違いはありますが、全日コースから、夜間コース、週3日コースなど様々なニーズに合わせて保育士資格の取得を目指すことが可能です。例えば、午前中は働いて、夕方から専門学校で学ぶということも可能になります。

専門学校の違いってどこにあるの?

ここまで、専門学校と大学・短大の違いについて、専門学校のメリットに触れながら説明してきました。ただ、一口に専門学校と言っても、費用やカリキュラム、就職先などで大きな違いがあるのも事実です。そこで、ここからは専門学校の違いを説明しながら、どのような判断軸で専門学校を選べばいいかを説明します。
前提として、保育士を目指す方は、保育士資格の取得と同時に幼稚園教諭免許(第二種)の同時取得を視野に入れると良いでしょう。理由としては、働く職場の選択肢が増えるからです。保育士の方が働く施設は基本的に小規模で閉鎖的な環境です。そのため、その施設独特の雰囲気になじめないなどの理由から、保育士の新卒3年以内の離職率は非常に高くなっています。また、認定こども園の需要増加により、今後保育園から認定こども園への業態変更も考えられます。更に、認定こども園は保育園と幼稚園の良いところを合わせたような施設になっており、保育の専門性に加えて、幼児教育への知識も必須になるため、保育士資格と幼稚園教諭免許のダブル保持が望ましいです。以上の理由より、自分に合った働き先を見つけるためにも、ダブル取得を目指すと良いでしょう。

指定校なら幼稚園教諭免許と保育士資格のダブル取得ができる!

保育士になるための専門学校には、「指定校」と「併修制度校」という2種類の専門学校があります。「指定校」は、厚生労働省から保育士養成施設として認可、かつ文部科学省から幼稚園教諭2種免許交付の認可も受けている学校になります。一方、「併修制度校」は、厚生労働省からの認可しか受けておらず、幼稚園教諭免許の取得には、専門学校への通学とは別に通信講座などで学習する必要があります。指定校であれば、専門学校に通うだけでダブル取得が可能です。また、厚生労働省や文部科学省からの認可も受けていることもあり、カリキュラムも信頼できます。更に、併修制度校でダブル取得を狙う場合よりも費用が少なく済む点も魅力的です。以上の理由から、専門学校が「指定校」・「併修制度校」のどちらなのかという判断軸があげられます。

専門学校なら0円で保育士になれる!?

専門学校ごとに卒業までにかかる費用を比べるとかなりのばらつきがあります。当サイトに掲載されている情報を参考にすると、1年間の授業料はおおよそ40万円から100万円オーバーとかなりの差があります。そして、卒業までに2年もしくは3年かかるため、学費の合計金額は80万円から300万円の間になります。それに加えて、教材費用なども適宜かかります。地域によっては公立の保育専門学校もあり、費用は非常に安くなっていますが、そもそも数が少ないため、気になる方はぜひ調べてみてください.
保育士の専門学校の費用について、説明してきましたが、学費が保育士になるために必要な正確な金額ではありません。なぜなら、保育士不足により、保育園を運営する法人や政府・地方自治体が奨学金という形で学費のサポートをしていることがあるためです。学費サポートには大きく分けて3種類あります。保育園などの施設を運営する企業からの「企業型給付金」、人手不足が顕著な地方自治体で実施されている「保育士修学資金」、そして、「その他の奨学金」になります。以上の3つを組み合わせることで保育士になるためのコストを大幅に削減することができます。学費サポートをうまく活用すると、保育士になるための費用を0円にすることも可能なようです。つまり、費用面で専門学校を絞る場合、学費と学費サポートの手厚さ、どちらも調べることが重要になります。

就職率よりも勤続率を見よう!

実は、専門学校ごとの就職率はほとんど変わりません。現在、保育士は多くの地域で人手不足になっており、また専門学校は保育士になるためのサポートも非常に手厚いため、ほとんどの専門学校で就職率は100%になっていることが多いからです。そのため、就職率を気にする必要はほとんどありません。もし、気になる方は専門学校のHPなどで就職率や就職先を確認するとよいでしょう。一方、就職率より重要なのは卒業生の方の勤続率になります。なぜなら、勤続率によって卒業生が働きやすい職場に就職できているかが分かるからです。そこで、専門学校を調べるときは、就職率だけではなく勤続率も1つの判断軸にするとよいでしょう。

専門学校選びの進め方

ここまで、専門学校を選ぶうえで考えるべき判断軸について説明してきました。では、実際に専門学校を選んでいくには、どのようにすればよいのでしょうか。ここからは、専門学校の選び方の手順について一例をご紹介します。

場所を絞る

まず、通いたい場所で専門学校を絞りましょう。現住所の近くや、もし上京を考えているのであれば首都圏なども候補に入れて絞りましょう。当サイトでは地域を絞って保育士になれる専門学校を調べることができます。

お金で絞る

次に、学費などの総費用の上限を定めて、絞りましょう。地域や専門学校によって様々な種類の学費サポートがあり、記載されている費用よりも安く通うことができる場合もあります。専門学校特有の奨学金は、各専門学校のHPなどで確認する必要がありますが、地域ごとに行っている奨学金は、地方自治体管轄の組織が運用しています。例えば、東京都では東京都社会福祉協議会が保育士修学資金として、将来東京都で保育士として働こうと考えている学生に対して奨学金の貸付をしています。条件付きではありますが返済の必要もないためぜひ活用するとよいでしょう。東京都以外にもこのような奨学金制度を整備している自治体があるため、「興味のある地域 保育士修学資金」などで調べてみるとよいでしょう。

指定校で絞る

幼稚園教諭免許とのダブル取得を考える人は、指定校で絞ることがオススメです。以下サイトには、指定校の専門学校一覧が載っています。全国でも26校しかない指定校が皆さんの通学範囲にあるか、ぜひ確認してみてください。また、ここまできたら専門学校の候補がある程度絞られてきたのではないでしょうか。そこで、当サイトでぜひ資料請求をしてみてください。そして、パンフレットでより詳しく情報を集めましょう。

サポートで絞る

専門学校を選ぶ際にサポートについても検討できるとより良い判断になるでしょう。就職先や就職サポート担当がいるか、などを確認できるとよいでしょう。特に、先ほど少しあげた勤続率についても調べることが重要です。また、公立保育園で働くといった目標がある方は、そのサポート体制も調べるとよいでしょう。

口コミで絞る

口コミも学校を選ぶ上で、非常に参考になります。気になっている専門学校の卒業生・在学生の方が実際に感じている生の声を知ることができます。今までに調べてきた専門学校の情報を口コミと照合することで、より正確に興味のある専門学校について理解することができるでしょう。当サイトでは、専門学校ごとに卒業生・在校生の口コミを見ることができます。ぜひご覧ください。

実際に見に行って決める

最後は、実際に専門学校に行ってみましょう。ウェブサイトやパンフレットだけではわからない雰囲気などについて知ることができるはずです。多くの専門学校ではオープンキャンパスなどの機会に見学ができるようになっています。ぜひ、興味のある専門学校に入学前に行ってみて、自分の学生生活をイメージしてから納得のいく進路を決定して下さい。

まとめ

当記事では、保育士の専門学校の選び方について説明してきました。専門学校を選ぶうえで、様々な情報を調べることが重要です。専門学校のHPやパンフレット、口コミを見るなどの手段をとってみましょう。そして、最終的には自分の目で見て確認することが大切です。実際に行くことでイメージとのギャップが減り、安心して専門学校に入れるようになるでしょう。特に、今後保育士として働く場合、幼稚園教諭免許も取得していることで、より良い職場で働くことができるようになるはずです。
当サイトでは、保育士について様々な記事があります、ここまで専門学校にフォーカスして説明してきましたが、保育士についてより知りたいことがある方はぜひ他の記事もご覧ください。」

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

日本児童教育専門学校HP
https://jje.ac.jp/course/
全国幼稚園教員養成機関連合会HP
https://www.zenyoukyo.jp/difference/shikaku/
東京都社会福祉協議会HP
https://www.tcsw.tvac.or.jp/jinzai/kashitsuke-hoiku.html

実際に働いている人の口コミをチェックしよう!

保育士として実際に働く方にアンケートをとり、 「専門学校の選び方」に対する満足度を5段階で評価してもらいました。
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!

保育士の 「専門学校の選び方」の 口コミ一覧

全195件

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鳥取県の30代前半女性

正社員 / 100万円未満 / 専門学校卒

就職先:保育園

  • どのように専門学校を選んだか

    家から1番近くの専門学校だったから。学費も安く、便利の良い場所だったから選びました。地元が良かったです

  • なぜその仕事に就いたのか

    小さい頃からの夢だったから。小さい子どもが好きだから。自分の得意とするピアノが引けるから。

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静岡県の30代前半女性

正社員 / 250万円以上~300万円未満 / 短期大学卒

就職先:保育園

  • なぜその仕事に就いたのか

    子どもが好きで、小さいころから保育士になりたいと思っていたので。子どもと関わる仕事がしたくて保育士を選んだ。

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千葉県の40代女性

契約社員 / 200万円以上~250万円未満 / 短期大学卒

就職先:保育園

  • なぜその仕事に就いたのか

    先ずはいつでも活かせる資格を取りたかった。 子供が好きなこともあるが、動いていられる仕事につきたかった

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東京都の30代後半女性

正社員 / 550万円以上~600万円未満 / 専門学校卒

就職先:保育園

  • どのように専門学校を選んだか

    学芸大学監修だったため。電車通学で、家から片道1時間以内で着く立地。2年間で、保育士資格と幼稚園教諭どちらもとれるため。

  • なぜその仕事に就いたのか

    自分が保育園児時代、憧れた担任保育士にであったため。高校生時代、保育園でボランティアをし、楽しかったので、決意した

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北海道の30代前半女性

正社員 / 250万円以上~300万円未満 / 短期大学卒

就職先:保育園

  • なぜその仕事に就いたのか

    資格が取れるから。 ピアノを習っていたこともあったのと、地元に短大があったから。

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