愛情と本質。哲学を感じる幼稚園です：広島女学院ゲーンス幼稚園（広島県広島市東区）の口コミ

保護者 / 2021年入学

愛情と本質。哲学を感じる幼稚園です

2024年12月投稿

• 
• 5.0

[方針・理念 5｜ 先生 5｜ 保育・教育内容 5｜ 施設・セキュリティ 5｜ アクセス・立地 4]

• 総合評価
  私はこの幼稚園に出会えて本当に良かったと思っています。給食がなかったり、家から微妙に遠かったり、園バスが止まるバス停も家からちょっと遠かったり（子どもを長時間バスに乗せないという園の方針のため）、不満がないわけじゃないですが、それを補って余りある幼稚園です。
• 方針・理念
  素晴らしい幼稚園です。教育や保育、というか、人が人として育つとはどういうことか、親をはじめとした保育者が子どもどう向き合うべきか、そういったことの本質と真摯に向き合っている幼稚園です。広島市の中で高レベルというか、日本中を探してもこんなに素晴らしい幼稚園はあまりないんじゃないかと思います。
  伝統もある幼稚園ですが、ブレずに、でも新しいことにはちゃんと心が開けているような。哲学がちゃんと芯にあるような保育への方針が、園長先生はもちろん、園全体に徹底されているのがすごいです。先生方はいったい普段どんな会議や研修をされているのか？尋ねてみたいと思ったくらいです。
• 先生
  指導というか、子どもたち全員に対して、深い愛情を持って接してくださいます。子どもを丸ごと優しい眼差しで見守りづけてくださった３年間が、今でも私の心の支えになっています。
• 保育・教育内容
  早期教育だとか、表面的なしつけだとか、そういったものにはどちらかといえば否定的な園の方針が見てとれます。「大人にとって都合の”いい子”」を育てよう、という意思は微塵もみられないです。そうではなく、子ども一人ひとりが愛情に包まれて、その子らしく自然に育っていくこと、子ども同士のふれあいの中で共に育ち合うこと、そういう深い意味での成長を大切にされています。
  なので、幼稚園で「挨拶ができるようになる」とか、「他の子よりも早くいろんなことができるようになる」という期待がある方には向かないと思います。
  かと言って小学校への移行的なことが全くないわけではないです。年長の後半になると、「学校ごっこ」と言って、模擬授業？的なことが行われます。それまでは、一人一人のやりたいことを大切に、比較的自由に過ごせる園なので、「みんなで同じことをしましょう」という時間はあまりないです。でもそれだとあまりにも小学校へのギャップがありすぎるので、年長で「学校ごっこ」を通して小学校に近い環境にも慣れさせるという意図があるようです。
  年少・年中でも「お集まり」の時間はあるので、全くもって全てが自由というわけでもないです。
• 施設・セキュリティ
  保護者は暗証番号を入力して通用門から出入りする仕組みです。定期的に不審者に対しての訓練も行っているようです。
• アクセス・立地
  なんと言っても牛田の山の上にあるので、立地はいいような悪いような、なんとも言えないです。ただ、園庭の外には「冒険の森」が広がっていて、子どもたちがそこで遊べるようになっています。自然に毎日のように触れられる園という意味では最高ですが、アクセスは微妙です。車で行くにしても、急坂を登っていくので、慣れていないと運転が怖いかもしれません。ただ園バスもありますし、路線バスの駅も近くにあるので、あまり気にならなかったです。

幼稚園について

• 父母会の内容
  サークルがいろいろあり、保護者同士の交流も活発なようでした。
• イベント
  運動会やピザパーティ、月一回のお誕生日会やクリスマスの行事など、行事は結構頻繁にありました。でも、コロナ禍もあったのか、保護者の負担はほとんど感じませんでした（もちろん役員さんなどはいろいろ尽力されてました）。
• 保育時間
  コロナ禍での入園でしたので、リフレッシュ目的で延長保育の利用が不可でした。今は変わっているかもしれません。とにかく、息子の在園時は、仕事かやむを得ない事情でない限りは、気軽に預けられないような感じでした。でも兄弟の行事があるとか、親が健康診断に行きたいとか、そういう理由で預かってくれたので助かりました。利用の際は、一週間前までにアプリで申請します。

入園に関して

• 幼稚園を選んだ理由
  とにかく、子どものありのままを、愛情もって受け入れてくださること、そしてどこまでも保育の本質を追求する姿が、他の幼稚園と段違いでした。それから、自然たっぷりの環境が決め手でした。