「本気で教員になりたい人」には良い大学:福岡教育大学教育学部初等教育教員養成課程の口コミ

在校生 / 2022年度入学

「本気で教員になりたい人」には良い大学

2025年10月投稿

• 
• 5.0

[講義・授業 4｜ 研究室・ゼミ 4｜ 就職・進学 3｜ アクセス・立地 2｜ 施設・設備 2｜ 友人・恋愛 5｜ 学生生活 4]

教育学部初等教育教員養成課程の評価

• 総合評価

  良い
  教員になりたいと思っている人なら、いい大学だと思います。
  前述のように実習や教員採用試験のサポートが充実しているという点はもちろんですし、特に福岡や九州で教員になりたいと思っている人は、福教大出身の先生方がとても多いので就職した後も先輩方に可愛がられます。
  一方で、やはり福教大は手の届きやすい偏差値の国公立ですし、このご時世で安定している教員免許をもっておこうかなととりあえずで入学してしまうと、毎年ある実習に苦しめられ、広く浅くの授業には満足できず、研究する環境もなかなか整っておらず、大学周辺に娯楽もなく、就活にも弱いという大学生活になりかねないので気をつけてください。
• 講義・授業

  良い
  教員になるために広く浅く学びたい人は良いかもしれませんが、ガッツリ研究したい人は講義内容が物足りなく感じるかもしれません。
  ただ、実習は充実していて、1年生では観察参加実習、2年生では基礎実習、3年生では本実習、4年生ではインターンシップ実習(任意)と、毎年実習があるので将来教育現場で働きたい人には強みになります。
• 研究室・ゼミ

  良い
  ゼミによります。卒論とは名ばかりの感想文のようなものさえ書けば良いというようなゼミもあれば、演習に行って研究してくるゼミや、卒業制作をするゼミもあります。
  というのも、福教大は教育学部しかありませんが、逆に考えると小学校教育などは全教科ありますからあらゆる分野についてのゼミがありますし、もちろん教科いがいにも教育学や心理学などの学問分野のゼミもありますので、ゼミの分野の選択肢が豊富です。
  ですので、どんな分野について学びたいのか、ガッツリ研究したいのか、ゆるく学びたいのか、自分に合ったゼミを選ぶと良いと思いますよ。ただし人気のゼミは成績順で締め切られたりするので、一年生時から単位はしっかりとっておきましょう。
• 就職・進学

  普通
  一般企業の就職・院進で言えばあまりサポート体制が万全とは言えません。福教大生の殆どが教職を目指しますので、友達同士でも一般就職についての話は出ませんし、大学側からのサポートもほぼ無いので、もし教師以外の道に進みたいとなると自分であらゆる情報を収集しなければなりません。実際、福教大内では「ガクチカ」という言葉すら全く聞きませんし、その意味を知っている福教大生もなかなかいないのではないかと。そのレベルです。
  一方で、教職の道に進むならサポートは桁違いです。教員採用試験の対策は、一次試験も二次試験も無料で対策講座に参加できますし、プロの先生がしっかりご指導してくださいます(二次試験の講座だけでも10回分以上ありました)。ですので、福教大は他大学と比べて教員採用試験合格率が桁違いです。また、教採に落ちても講師登録のサポートまでしてもらえますし、私立学校の就職や幼稚園・保育園の就職情報も豊富に流してもらえます。
  以上のことから、教職かそれ以外かの進路でサポートに大きな差があります。教職の道を目指すならサポートは星5つだと思いますが、それ以外であれば、正直星1つではないでしょうか。
• アクセス・立地

  悪い
  最寄りにJR教育大前駅があり、駅から校門まで徒歩3分かからないくらいなので駅近だと思われがちですが、実際は校門から徒歩10分間くらいかかる長い坂道が伸びており、教室によっては校門から15～20分歩かなければならない教室もあるのであまり駅近の実感はありません。また、教育大前駅は快速が止まらないといった不便さもあります。
  大学周辺には、業務スーパー、ミスマ、マック、ファミマしかありません。カラオケもありません。スタバに行きたければ車を出す必要があります。良く言えば大学に行っても勉強しかすることがないので無駄なお金は飛びません。悪く言えばドラマのようなキラキラ大学生生活は難しいでしょう。
• 施設・設備

  悪い
  これは本当に学科によりますが、基本的に初等教育教員養成課程が使用している大講義棟や共通講義棟は正直キレイとは言えません。特に共通講義棟から繋がっている人文社会棟などは、私が一年生の頃は廃墟かと思っておりました。日々、害虫たちと共に授業を受けています。しかし今年に入って急に学内のあちらこちらで改修工事が行われるようになったのでもしかするとこれを読んでいる人が入学する頃には幾分かキレイになっているかもしれません。図書館とトイレだけはキレイです。
• 友人・恋愛

  良い
  基本的に、教員を目指している根が優しく真面目な子達ばかりで、考え方も似ているため平和です。他大学の子の話に聞くようなドロドロの愛憎劇のようなものはあまり聞きません。また、教育学部なので必修授業が多く、1年生時などはほぼ毎日同じクラスの子達と同じ授業を受けているため特にサークルに入らなくても高校の時のように友達はできやすいです。教育実習という共通の困難も一緒に乗り越えるので。その点は、やはり他大学の子の話を聞いていると、福教大で良かったと思える点ですね。
• 学生生活

  良い
  不足は感じませんが、充実しているかと言われるとどうでしょう。
  教育学部しかないのでどうしてもサークル数やイベントの規模は小さくなりがちで、総合大学と比べると見劣りするところはあると思います。

その他アンケートの回答

• 学科で学ぶ内容
  一年生では、主に基本的な教育史や教育心理学に加え、各教科の指導方法を学びます。
  二年生では、主に各教科の指導内容や、生徒指導等について学びます。
  三年以降からやっと必修科目が減るので、自分の興味のある教養をたくさん取ります。
• 学科の男女比
  4 : 6
• 就職先・進学先
  公的機関・その他
  公立の小学校教諭に採用されました。
• 志望動機
  小さい頃から教育関係の仕事につきたかった。
  高校生のときに経済状況を鑑み、一人暮らしをせずに通学できる距離で国公立、さらに教員免許を取得できる大学というと福教大しかなかった。