「ようちえんは、あそぶところです。」：川上幼稚園（石川県金沢市）の口コミ

保護者 / 2012年入学

「ようちえんは、あそぶところです。」

2015年10月投稿

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• 4.0

[方針・理念 4｜ 先生 4｜ 保育・教育内容 4｜ 施設・セキュリティ 3｜ アクセス・立地 2]

この口コミは投稿者のお子様が卒園して5年以上経過している情報のため、現在の園の状況とは異なる可能性があります。

• 総合評価
  園長先生が、入園式の時にこどもたちにお話しした言葉が、「そうちえんは、あそぶところです」。その言葉の通り、こどもたちは、園庭やホールや屋根裏部屋（！）などで元気よく遊びます。小規模な園なので、どの年代の子も入り混じって仲良く遊びます。食についてとても真面目に考えているとか、園舎がヴォーリズの設計で素敵だとか、ひとつひとつ挙げたらいろいろ書ききれませんが、まずはこの自由さ、のびのびした雰囲気が良いと思います。
• 方針・理念
  総合評価でもあげましたが、のびやかな保育を目指していると思います。また、遊び道具にしても、シャレた知育玩具的なものはほとんどなく(笑)、ホールには縄やボールや布があったり、外には木切れや大工道具があったり（！）。「危ないから」「汚れるから」という大人の思い込みを気持ちよく捨てて、どんどん料理に挑戦させたり縫物をしたりして、子どもの可能性をのばしています。また、前後しましたが、キリスト教保育です。保育のあちこちに歌やお話しが入りますが、形式的なものではなく、保育に生かされた内容になっているように思います。
• 先生
  のびのびした子どもたちと同じく、先生方もそれぞれの個性があったように感じます。園長先生の方針なのでしょうか、先生方も個性を生かし、のびのびと保育にあたって下さっているように見えました。でも、決して先生方にお任せ…ということではなく、毎朝の打合せや保育後の話し合いなど、かなり時間を掛けて全体のことを考えておられたように思います。
• 保育・教育内容
  いわゆるおけいこ系の内容は、本当に少なかったと思います。体を動かす「体育教室」は、外部の先生をお呼びしてやっていましたが、それ以外は特にありません。年長さんで鉛筆を使うワークをやりましたが、朝の遊びの一環ぐらいの扱いでした。えほんの読み聞かせは、帰る前などに随時して下さり、沢山の本に触れられました。一方、外での活動はいろいろ興味深いものがありました。園庭での畑作業や水遊び、あちこちへの散歩（けっこうな距離を歩きます！）、地元の高齢者施設への訪問、里山で行われる「森のようちえん」、竹の子堀や柿取り…などなど。また、キリスト教保育なので、独特の行事もあります。少し離れたところにある教会へ出向いてお話を聞いたり、クリスマスには生誕劇を練習したり。あと、食に関して真面目に考えている幼稚園で、それが広く評判を呼んでいました。給食は幼稚園でおかずや汁物を作っていましたが（当時）、食材や調味料など厳選されたものでした。質素な感じの食事でしたが、安心して食べられるものでした。とにかく、いろんな経験をすることができる幼稚園です。
• 施設・セキュリティ
  園舎はとても古い木造の建物です（でも耐震補強工事もされているし、代々丁寧に使っているのできれいです）。必要十分な程度の設備とセキュリティで、充実した…とか、最新の…というものではありません。その点で評価は３ですが、不足や不安を感じたことはありません。モノがあまり無い分は、ヒトが動いたり工夫したりしてカバーしていた…という感じです。
• アクセス・立地
  車などで送迎することを頭において考えると、アクセス・立地は少し不便です。古い町並みの中に入り込んで建っている、小さな幼稚園ですので、表通りから入る道は車一台の幅しかない一方通行。また駐車場は台数が限られているので、保護者が集まるような行事の時には、バスで来たり、近隣のコインパーキングを利用したりします。

保育園について

• 父母会の内容
  全体で集まったり、係だの委員だの難しいことはありませんでした。数名の役員を毎年度自薦・他薦で選び、バザーや給食お手伝いなどのお世話をしていました。その他、食に関する勉強会を企画する人がいたり、子どもの発達について集まってお話をしたり…と、保護者の方から提案して活動しているものがあり、素敵だなと感じました。

入園に関して

• 保育園を選んだ理由
  小規模なところが、まず第一に気に入りました。子どもの成長で気になることが多かったので、園長先生ともじっくり相談させてもらいました。これなら大丈夫、と心から思えたので、見学に行ったその日に入園を決めました。