みんなの専門学校情報TOP ブライダル・観光・語学 ウェディングプランナーの資格

ウェディングプランナーに必要な資格とは?取得するメリットを解説!

2022年03月01日

はじめに

これからの人生を共に歩む二人にとって、非常に大切なイベントとなる結婚式。二人の理想が叶うように計画し、プロデュースするのがウエディングプランナーです。ウェディングプランナーに関連する資格の概要、取得のメリット、おすすめの資格と取得方法などを紹介します。

ウエディングプランナーとは?

ウエディングプランナーの仕事内容

ウエディングプランナーは、結婚式を計画する夫婦・カップルのために、希望通りの挙式や披露宴ができるようにサポートし、総合的なプロデュースを行う職業です。その主な仕事は、新郎新婦の要望を聞いて、それを実現するためのプランを提案、また打ち合わせを重ねて詳細を詰めていき、必要なものをすべて準備しサポートします。そして式や宴当日に計画通り進行するように常に気を配り、終了するまで主役である二人を支えることです。

ウエディングプランナーとブライダルコーディネーターの違い

ウエディングプランナーは「ブライダルコーディネーター」と呼ばれることもあり、基本的には同じ職業です。ただし、2つの名称によって業務内容を分けている職場もあります。例えば、挙式をしたいカップルを獲得するために、ブライダルコーディネーターが結婚式場に案内したり、ブライダルフェアを開催したりする役割を担います。その後、式場を契約したカップルのために結婚式までのサポートを担当する役割をウエディングプランナーが務める場合があります。

ウエディングプランナーの歴史

ウエディングプランナーという職業は、1950年代にアメリカで誕生し、1980年代に日本に上陸しました。その後広く認知されたのは、2000年代に入ってからのことです。昔は結婚式といえば親が主体で進めるものでしたが、今では新郎新婦を中心に結婚式を自由に創造することが増え、それをサポートする職業が欠かせなくなりました。

ウエディングプランナーに関する資格の例

ブライダルコーディネート技能検定

ブライダルコーディネート技能検定は、公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が実施している国家技能検定で、合格すると技能士と名乗れます。1級から3級までの3つの等級に分かれ、ブライダルコーディネーターに求められるコミュニケーション能力、プランニング能力、プレゼンテーション能力、オペレーション能力について問われます。

ブライダルプランナー検定

国際的に有名な全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)の認定資格が、ブライダルプランナー検定です。1級と2級があり、1級に見事合格できれば、ABP(アシスタント・ブライダルプランナー)への道が開けます。実務経験を積み重ていくことで、さらに同協会の上位資格を取得することができるようになります。

ウエディングプランナー検定

ウエディングプランナーの知識および技術水準の向上を目的に創設されたウエディングプランナー検定は、(一財)職業技能振興会と(一社)IWPA国際ウエディングプランナー協会が共同で主催しています。2級はブライダルの基礎知識が求められ、1級は業務を支障なく遂行できるように、知識や技術の実務への応用が求められます。

その他の資格の例

花嫁衣装やヘアメイクの提案に関わるドレスコーディネーター、コミュニケーションスキルを認定するコミュニケーション能力資格、よりよいサービスの提供に関わるサービス接遇に関する資格など、ウエディングプランナーの仕事に活かせる資格は数多くあります。

ウエディングプランナーの資格を取るメリットは?

ウエディングプランナーとしての業務に役立つ

ウエディングプランナーとして働くためには、ブライダル関係の基本的な知識や接客に必要なスキルを身につけておく必要があります。関連する資格は、どれもブライダル関連業務を行う上での能力向上を目指してつくられたものであり、資格を取得することで実務能力の向上が期待できます。

待遇改善につながりやすい

就職先によっては、月々の給料が経験や能力で決まったり、業績がよければインセンティブが支払われたりするという制度を設けているところもあります。業務に役立つ資格を取得してより高い能力を持っていれば、待遇の改善につながりやすくなるでしょう。

おすすめの資格は?

ウエディングプランナーの資格を比較

ブライダルコーディネート技能検定とブライダルプランナー検定は、上位資格ほど難易度が高く、合格率が低くなっています。ウエディングプランナー検定についても1級はより難問が出題されます。ブライダルコーディネート技能検定3級、ブライダルプランナー検定およびウエディングプランナー検定のすべてが、誰でも受けられる試験であるのに対し、ウエディングプランナー検定の2級、1級については条件を満たさないと受験できないため、受験者数が少なくなっています。ウエディングプランナー検定については合格率が公表されていないようですが、合格者一覧がIWPA国際ウエディングプランナー協会のウェブページに掲載されています。各資格試験を主催する団体については以下のURLから確認できます

・公益社団法人日本ブライダル文化振興協会
https://www.bia.or.jp/
・全米ブライダルコンサルタント協会
https://abc-japan.org/
・一般財団法人職業技能振興会
https://fos.or.jp/
・一般社団法人IWPA国際ウエディングプランナー協会
https://www.iwpa-japan.org/

ウェディングプランナーの資格の基本情報の比較表 ウェディングプランナーの資格の基本情報の比較表

どれがおすすめ?

はじめて資格試験に挑戦するのであれば、誰でも受験でき、かつ受験料が最も安い、国家技能検定のブライダルコーディネート技能検定の3級をおすすめします。試験勉強を通して、ウエディングプランナーとして働くのに必要な知識が身につき、合格すれば、上位資格である2級の受験資格を得ることができます。

ウエディングプランナーの資格を取るには?

ブライダルコーディネート技能検定の取り方

3級を受験するなら、ブライダルコーディネーターテキストスタンダード、1級や2級を受験するならブライダルコーディネーターテキストエキスパートを熟読し、わからない用語はブライダル用語辞典で調べ、過去問を解いて独学する方法があります。また、ホテル・観光系の科目が充実した専門学校へ進学するという方法もあります。

ブライダルプランナー検定の取り方

テキストや過去問を利用して独学することもできますが、通信講座やオンライン講座を活用するとより理解が深められます。ブライダルプランナー検定については、主催の全米ブライダルコンサルタント協会が、ブライダルプランナー検定対策オンライン講座を期間限定で開講しているので、受験を検討されている方は確認するとよいでしょう。

ウエディングプランナー検定の取り方

独学も可能ですが、公式テキストは書店に置かれていないため、指定の通販サイトから購入する必要があります。スクールを活用するのであれば、IWPAウエディングスクールで学ぶ、ウエディングプランナー1級または2級の検定対策集中講座、e-ラーニングで学ぶのであれば、ウエディングプランナー1級対策講座がおすすめです。

まとめ

ウエディングプランナーに関連する資格は複数あります。いずれも学歴に関係なく、出題内容をきちんと押さえることで資格取得が望めます。ウエディングプランナーは資格取得が必須の職業ではないため、持っていなくても特に支障はありませんが、資格取得に際して努力を積み重ねた結果が、実際の業務にて実を結ぶ場面がきっと出てくるでしょう。
また、ブライダルの場面で役立つさまざまな資格を合わせて取得しておくことで、お客様に寄り添った対応ができたり、オリジナリティのある提案ができたりと、接客の幅も広がります。
短い期間でお客様と信頼関係を築き、思い出に残るウエディングを提案していくためにも資格取得は大きな手助けになるといえます。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

公益社団法人日本ブライダル文化振興協会
https://www.bia.or.jp/kentei2019/
全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)
http://www.bridalplanner.jp/
(一財)職業技能振興会
http://fos.or.jp/
日本コミュニケーション能力認定協会
https://www.ca-japan.org/
ブライダルコーディネート技能検定
https://www.bia.or.jp/kentei2019/#gaiyou
ブライダルコーディネート技能検定試験結果
https://www.bia.or.jp/wp-content/uploads/2021/06/9e13fd762ff11a258f1babddc5a5cee2.pdf
ブライダルプランナー検定
http://www.bridalplanner.jp/
ブライダルプランナー検定試験実績
http://www.bridalplanner.jp/success/?code=041039
ウェディングプランナー検定
https://www.wedding-net.org/
ぴったり専門学校診断

みんなの専門学校情報TOP ブライダル・観光・語学 ウェディングプランナーの資格