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ウェディングプランナーの仕事内容とは?仕事の魅力・やりがいを解説!

2022年03月01日

はじめに

ウエディングプランナーは、挙式を控えたカップルのために理想の結婚式を作り上げるクリエイティブな職業として注目されています。ウエディングプランナーの仕事内容、求められる資質、仕事の魅力ややりがいについて、それぞれわかりやすくご紹介します。

ウエディングプランナーとは?

ウエディングプランナーの定義

ウエディングプランナーは特別な国家資格を必要としないため、法律では業務範囲に関して明記されていません。ウエディングプランナーは、結婚式場などで挙式を行うカップルに対して接客業務を行い、結婚式に関して提案しながら、二人にとって理想の結婚式となるように綿密な計画を立て、必要な準備を整えて実現する職業のことを示します。

ウエディングプランナーの仕事内容

ウエディングプランナーの仕事は、主に3つです。
1つ目は結婚式場を探すカップルに対して、挙式会場として選んでもらうために適切なアピールを行い、成約にこぎつけることです。
2つ目は打ち合わせを重ね、主役である二人の希望をよく聴いて的確な提案を行い、満足してもらえる結婚式になるように詳細を詰めていき、式に必要なものを発注するなど準備を行うことです。
そして、3つ目は結婚式当日にスタッフを指揮し、計画通りに運ぶように終始気を配って結婚式を無事終わらせるように導き、新郎・新婦と招待客全員が満足できるようにまとめることです。
結婚式というカップルにとって一番大切なイベントを、初めから最後まで一貫してサポートします。

職務上の役割

新郎と新婦の想いをかたちにする最適なウエディングプランを提案・遂行することが、ウエディングプランナーの役割です。
結婚式を挙げるカップルに対し、ウエディングプランナーが持つ役割と、実際に式の日にはどのような動きをするのかを見ていきましょう。

1-3-1.ウエディングプランナーの役割
打ち合わせを通してお客様と強い信頼関係を築き、必要な準備や手配を抜かりなく行い、二人の晴れ舞台となる結婚式を無事に執り行うことが最も大切な職務と言えるでしょう。ウエディングプランナーは、結婚式を作り上げるプロデューサーとしての役割を担うとともに、結婚式について知識がない顧客をうまくサポートして、適宜助言を行うアドバイザーの役割も担っています。新郎新婦の衣装選びや引き出物選びなどの手助けはもちろん、式の当日は、二人の緊張をほぐしてあげたりすることも大事な仕事になります。また、結婚式の記念撮影を式当日ではなく事前に行う「前撮り」をすることがありますが、そのような場合には、ヘアメイクや着付けの内容を確認し、撮影にも立ち会わなくてはなりません。

1-3-2.結婚式当日の流れ
まず新郎新婦を出迎えて、新郎新婦がメイクや着付けをしている間に最終確認のためのスタッフミーティングを行います。挙式のリハーサルを行ったあと、ゲストを入れて本番の挙式となります。
挙式後には新郎新婦、親族、ゲストを集めて記念写真を撮影し、披露宴を行うために新郎新婦がメイク直しや衣装替えを素早くできるように取り計らいます。新郎新婦の準備が完了するまで、先に両親と親族、ゲストを披露宴会場に案内し、準備が整い次第披露宴を開始します。ウエディングプランナーは、挙式や披露宴の間、新郎新婦に付き添って目立たないように世話しながら、滞りなく計画通り進行するように常に気を配らなければなりません。終了後にゲストや新郎新婦を見送って、会場の片付けが済んだところで、担当する仕事のひとつが完遂したことになります。

ウエディングプランナーの一日のスケジュール

結婚式前日のスケジュール例です。結婚式当日は式にかかりきりになりますが、その他の日は一度に複数のお客様を対応することが多いので、日々準備や手配に漏れがないかを確認しながら業務に行う必要があります。また、業務終了後に他の業務が入ることもあります。

ウェディングプランナーの一日のスケジュール例 ウェディングプランナーの一日のスケジュール例

ウエディングプランナーに必要な資質

喜ばせ上手

結婚式は人生で一度きりのライフイベントのため、打ち合わせで迷ったり、方向性が定まらなかったりします。そこで「素敵なアイデアですね」などとポジティブな言葉を投げかけられる人は資質があるといえるでしょう。

冷静さ

顧客との打ち合わせが長時間に及んで時間外労働となったり、意見が折り合わずにクレームを受けたりすることがあります。そのような事態に陥っても冷静さを失わず、顧客に対応できる能力が必要です。

前向き

自分のミスが原因で顧客からクレームを受けると、落ち込んでしまってなかなか立ち直れないものです。しかし、そのような時でも気持ちをうまく切り替え、失敗は成功の母と捉えて、前向きに頑張れるのも重要な資質です。

話好き

ウエディングプランナーにとって、最も比重の大きい仕事は接客業務です。とにかく対話して顧客を獲得し、信頼関係を築いて結婚式を成功させなければならないのです。そのため話好きである方が楽しんで仕事できるでしょう。

ウエディングプランナーの魅力

大きな達成感

結婚式は人生における重大なイベントであり、責任が重くのしかかります。また、成約から挙式までの準備期間は半年から一年程度かかることが多く、苦労も多々あります。しかし、それだけにこれまでの努力が素晴らしい結婚式として実を結んだ時には、大きな達成感が味わえます。

華やかな現場

結婚式は非日常的な空間で行うイベントで、そこには特別なものが溢れています。ウエディングプランナーは、一般人の日常生活では目にする機会が少ない豪華な衣装やアクセサリーの数々、趣向を凝らしたフラワーアレンジメント、贅沢なフルコース料理に日々囲まれて、華やかな現場で自分のセンスを磨くことができる職業です。

人と出会える

仕事を通して、さまざまな人との出会いがあります。担当することになったカップルとは、最高の結婚式を作るために、長ければ一年程度、肩を並べて綿密な打ち合わせを重ね、入念に準備をしていくことになります。長期間かけて接客していく中で、信頼関係をうまく築けた場合には、結婚式後も個人的な付き合いが続くことがあります。

実力主義

ウエディングプランナーは良くも悪くも実力次第なところがあります。給与面については、歩合制やインセンティブ制度を設けていたりする企業があり、そのような職場で働くならば、営業成績が上がれば、それだけ収入も増えるので夢があります。また、語学に自信があれば、海外でウエディングプランナーとして働くことも可能です。

ウエディングプランナーのやりがい

結婚式はウエディングプランナーのアイデア力やスキルで、良い思い出として一生脳裏に刻み込まれるか、思い出したくない悪夢に変わるかが決まります。担当したカップルの結婚式で、サポートをしながら、二人の幸せそうな表情を間近で見ていると、これまでの苦労が一気に報われたような気分になります。また、希望通りの満足がいく結婚式が挙げられたと感じた新郎新婦やその親族から、感謝の言葉をかけられると喜びもひとしおです。その後、お礼の手紙をもらったり、年賀状や手紙が届いたりすれば、嬉しくて俄然やる気もでますし、やりがいも感じられることでしょう。

ウエディングプランナーとして大変なこと

クレーム対応

ウエディングプランナーには、クレームから逃れられないという宿命があります。自分が起こしたミスに対するクレームはもちろん、他のスタッフによるミスが起因となったクレームもすべて、結婚式の指揮を執るウエディングプランナーに向けて訴えられます。迅速な対応や謝罪など臨機応変さが求められます。

長時間労働

打ち合わせの日時などは顧客の都合が優先されるため、時には長時間労働となってしまうこともあります。特に、結婚式が集中して行われる繁忙期には、1日に複数の結婚式を立て続けに指揮することになるため、相当の体力・気力が必要となります。

不十分な休暇

結婚式は土日祝に行われることが多いため、自身の休暇は結婚式が入らない平日に取得しなければなりません。長期休暇を取るタイミングも存分にあるわけではなく、友達と遊びに行きたいと思っても、予定を合わせるのが難しいといった側面があります。

まとめ

華やかな現場で活躍するウエディングプランナー。その一方で、クレーム対応を一手に引き受けたり、長時間労働になってしまうことがあったりするといった骨の折れる場面も多く、ネガティブな印象が拭えません。とはいえ、新郎新婦のために力を尽くして最高の晴れ舞台を用意するという、大変やりがいの大きな職業です。特に、新郎新婦の意向に沿う素晴らしい結婚式が実現できた場合には、新郎新婦やその親族から感謝の言葉を頂けたり、個人的に長い付き合いができる良好な関係を築けたりする場合もあります。誰かの喜ぶ顔を見ることにやりがいを感じる人は、ウエディングプランナーの仕事を検討してみると良いでしょう。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

株式会社ハウツーHowto,Inc.
https://how-to-inc.com/weddingplanners-1511

実際に働いている人の口コミをチェックしよう!

ウェディングプランナーとして実際に働く方にアンケートをとり、 「仕事内容」に対する満足度を5段階で評価してもらいました。
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!

ウェディングプランナーの 「仕事内容」の 口コミ一覧

全4件

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神奈川県の20代前半女性

パートタイム/アルバイト / 200万円以上~250万円未満 / 専門学校卒

就職先:ブライダルサロン

仕事内容の満足度 ★★★★☆ 4.0
  • 仕事内容

    笑顔を見た時にやりがいを感じる。 喜んでいる姿や新郎が照れている姿を見ると、可愛くコーディネートできてよかったと感じる

  • ワークライフバランス

    残業が多すぎる。見込み残業として40時間が含まれている。長期休暇も土日続けて取れないため、結局は少ない休みになる。

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福岡県の40代女性

正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 高卒

就職先:ホテル

仕事内容の満足度 ★★★★★ 5.0
  • 仕事内容

    一生に一度の披露宴のお手伝いをさせていただけることに大変やりがいを感じます。 相性もあるので、大変なこともありますが、楽しいです

  • ワークライフバランス

    自分の生活の半分以上が仕事であり、残業、休日出勤が めずらしくはありません。 長期休暇もなかなかとりずらい職業のため、好きでないとできません。

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大阪府の20代後半女性

正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 大学卒

就職先:ブライダルサロン

仕事内容の満足度 ★★★★☆ 4.0
  • 仕事内容

    お客様の笑顔が見られることと、たくさんありがとうを言ってもらえるからやりがいはすごくあるが、給料が少なすぎる

  • ワークライフバランス

    仕事が休みの日でも仕事の事を考えないといけないのがすごくストレスになる。不安感が常にある。

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福岡県の40代女性

契約社員 / 300万円以上~350万円未満 / 大学卒

就職先:結婚式場

仕事内容の満足度 ★★★★★ 5.0
  • 仕事内容

    幸せのお手伝いをすることは最高の喜びなので、やりがいはありますが、正直営業マンの要素もあるので、好きだけではできない仕事です。

  • ワークライフバランス

    残業時間が大体40時間を超えていますが、ほんとうはサービス残業も多いので。またなかなか連休はとれないから

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