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ウェディングプランナーの平均年収はいくら?具体的な金額や年収アップのポイントを解説!

2022年03月01日

はじめに

ウエディングプランナーは、結婚式を挙げるカップルに寄り添い、式の準備段階から当日の指揮までひろくサポートする仕事です。ここではウエディングプランナーの年収、性別・年齢による比較結果を紹介し、給料アップにつなげるための手段を解説します。

ウエディングプランナーの平均年収は?

全業種・業種毎の平均年収との比較

国税庁が調査した令和2年の全業種の平均年収はおよそ433万円といわれています。一方、厚生労働省が公表した「令和2年賃金構造基本統計調査」によれば、ウエディングプランナーが属する営業・販売事務従事者の平均年収はおよそ452万円です。平均年収と比較するとウエディングプランナーの年収は19万円ほど高いことがわかります。
なお、同調査には、他にも興味深いデータがいろいろ掲載されています。例えば、ウエディングプランナーの平均月給は約30万円、ボーナスの平均は約87万円です。これを男女別にみてみると、男性の場合の平均月給は約36万円、ボーナスの平均は約109万円、平均年収は約545万円です。女性の場合の平均月給は約26万円、ボーナスの平均は約72万円、平均年収は386万円と示されています。また、ハローワークの無期雇用のフルタイム求人における賃金欄の中間値の平均は、月額で22.1万円となっています。

ウエディングプランナーの平均年収が高い理由は??

ウエディングプランナーの平均年収が高い理由として考えられることが、2つあります。1つ目は、勤続し、経験を積み重ねることで役職が与えられ、それに伴い給料が上がっていく会社が多いことです。2つ目は、新規顧客を獲得して営業成績を上げ、会社の売り上げに貢献すると、業績に応じた成果報酬が支給される会社が多いことです。ただし、企業によって千差万別であるため、就職する際には事前に細かくチェックする必要があるでしょう。

ウエディングプランナーの雇用形態別(正規・非正規・パート・アルバイト)の給与比較

ウエディングプランナーの給料は正社員、派遣社員、パート・アルバイトなどの雇用形態によって、大きく変わります。2021年12月に求人情報サイト上に掲載されていた求人情報から算出した給料情報によると、正社員の場合、基本的に月給制で平均年収が360万円でした。これに対して、派遣社員、アルバイト、パートの場合は基本的に時給制で、派遣社員の平均時給は1,401円、アルバイトやパートの平均時給は1,000円でした。物差しが異なるとわかりにくいため、それぞれ月の給料ベースで考えてみると、正社員の場合は月収30万円ほどになり、派遣社員、アルバイト、パートは1日8時間月に22日働くと仮定して、派遣社員は月収約24万7,000円、アルバイト・パートは月収約17万6,000円となります。

ウエディングプランナーの勤務先別(規模)の給与比較

ウエディングプランナーの年収は、勤務先の企業規模が大きいほど平均年収も上がる傾向があります。ウエディングプランナーの平均年収は、10~99人規模の場合が約396万円、100~999人規模だと約445万円、1000人以上規模の場合が約513万円となっています。

※表のデータは「営業・販売事務従事者」のものであり、営業事務員、販売事務員、販売伝票記録整理員、株式販売事務員、銀行貸付係事務員、旅行社カウンター係など他の職業のデータも含まれています。

ウェディングプランナーの勤務先別(規模別)の給料比較 ウェディングプランナーの勤務先別(規模別)の給料比較

ウエディングプランナーの地域別(エリア別)の給与比較

ウエディングプランナーの東京都における平均年収は502.1万円となっています。平均年収が一番高い地域は京都府で523.2万円、また一番低い地域は鳥取県で344.3万円です。他には山形県が346.3万円、新潟県が352.6万円、島根県が353.1万円、和歌山県が357万円、そして佐賀県が362.5万円です。
東京都と京都府を除き平均年収が高い都道府県を順に5つ示すと、千葉県が491.2万円、愛知県が469万円、大阪府が452.9万円、兵庫県が451.8万円、そして埼玉県が448.5万円です。エリアによる給料の差の有無は一概に言えませんが、三大都市圏に属する地域ではウエディングプランナーの平均年収が高い傾向にあり、都道府県ごとでみると大きく差があることがわかります。

ウエディングプランナーの年齢・性別の給与比較

以下のデータから、ウエディングプランナーの平均年収は、年齢が上がるごとに経験を重ね、50代でピークを迎えることがわかります。また60代になると減少に転じます。

以下のデータから、男性の方が平均年齢は3.1歳、平均勤続年数については3.7年女性を上回っています。これは女性が結婚や出産などで勤続状況がストップしてしまうことが考えられます。平均年収を比べると男性の方が女性よりも159万円程度高い年収を得ていることがわかります。

ウェディングプランナーの年齢別の給料比較 ウェディングプランナーの年齢別の給料比較
ウェディングプランナーの男女別の給料比較 ウェディングプランナーの男女別の給料比較

将来、給料を上げるには?!

成果を上げる

営業成績など成果を上げれば、給料の上昇が期待できます。歩合制やインセンティブ制度を採用している企業であれば、営業獲得数で成果を出した分だけ、報酬がプラスされます。しかし、そのような制度がない企業であっても、会社から期待されるような成果を上げれば人事評価が上がり、昇給へとつながる可能性があります。

スキルアップを図る

ウエディングプランナーに必須の資格はなく、就職試験に受かれば働き始められます。しかし、ABC協会認定ブライダルプランナー検定のような職務に関連する資格を取ってスキルアップを図ることが、ひいては給料アップにもつながります。企業によっては、資格手当を出しているところもあるようです。

フリーランスとして働く

芸能人や著名人の結婚式のような大きな案件を手がけて成功させるほどの実力があれば、独立してフリーのウエディングプランナーとして働くこともできるでしょう。ブログやSNSなどを用いて営業するなどの行動力や提案力、業務を遂行する力などあらゆるスキルが必要ですが、収入の大幅アップが期待できます

まとめ

ウエディングプランナーは、一般的なサラリーマンよりも平均年収が高いというデータが得られています。その要因として考えられることは、勤続年数が長くなり、スキルアップすることで役職が与えられ、給料が上がっていく会社が多いことと、新規顧客を獲得するなどして成果を上げ、会社の売り上げに貢献すると、それに応じた成果報酬が得られたり、次の年の昇給につながったりする企業が多いことです。ウエディングプランナーに必要な資格や資質、企業に貢献する力を身につければ、給料アップへの道が切り開けるでしょう。

当記事に記載の数値や事実等に関しては、下記サイトの情報を基に作成しております

厚生労働省職業情報提供サイト
https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/125
国税庁民間給与実態統計調査
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf
ウェディングプランナーの仕事の平均年収は360万円/平均時給は998円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス
https://求人ボックス.com/

実際に働いている人の口コミをチェックしよう!

ウェディングプランナーとして実際に働く方にアンケートをとり、 「年収」に対する満足度を5段階で評価してもらいました。
実際に働いている人の口コミを参考に、どんな仕事なのかイメージをつけましょう!

ウェディングプランナーの 「年収」の 口コミ一覧

全4件

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神奈川県の20代前半女性

パートタイム/アルバイト / 200万円以上~250万円未満 / 専門学校卒

就職先:ブライダルサロン

年収の満足度 ★☆☆☆☆ 1.0
  • 年収

    残業が多い。休憩も取れない、そんな中でも休憩分の給料は引かれるし、残業代も15分単位。法に反しているにもかかわらず隠して年収も微々たるものしか上がらなかった。

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福岡県の40代女性

正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 高卒

就職先:ホテル

年収の満足度 ★★☆☆☆ 2.0
  • 年収

    プライベートを犠牲にすることもたくさんあります。休日出勤もあります。経験年数を重ねるたび重みのある仕事を任せられますが、年収は低いです

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大阪府の20代後半女性

正社員 / 300万円以上~350万円未満 / 大学卒

就職先:ブライダルサロン

年収の満足度 ★☆☆☆☆ 1.0
  • 年収

    やっている仕事の量の多さや責任が重い事に対しての給料が少なすぎる。ボーナスがない

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福岡県の40代女性

契約社員 / 300万円以上~350万円未満 / 大学卒

就職先:結婚式場

年収の満足度 ★★☆☆☆ 2.0
  • 年収

    ほぼ、24時間勤務(常にお客様から連絡があるので)の状況ですが、あまり年収があがらないので

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