グランドスタッフになる方法、仕事内容、必要な資格、年収等を解説！

グランドスタッフとは？

グランドスタッフの仕事内容

グランドスタッフの仕事内容は、空港内にいるお客様を接客することで、主にカウンター業務とゲート業務を行います。具体的には、カウンター業務は航空券やパスポートの確認などの搭乗手続きと手荷物の預かり等を行い、ゲート業務はゲートから搭乗までの案内、アナウンスによる誘導を行います。
また、各スタッフと協力して飛行機を定刻に飛ばすこともグランドスタッフの役割の1つです。機体のトラブルがあり、整備点検が必要であると判断した場合は、グランドスタッフが整備士に状況を確認しに行くこともあります。また、飛行機が遅れた場合は、遅れを取り戻すためにゲート担当のグランドスタッフやキャビンアテンダントと連携して対応することもあります。

資格は必須なの？

結論としては、グランドスタッフの資格はありません。ですが、TOEIC®はグランドスタッフになる上で取得した方が良い資格です。理由としては、企業により多少の違いはありますが、航空会社の募集要項では、国際ビジネスコミュニケーション協会が主催するTOEIC®︎のスコア550点以上を応募資格として定めているところがほとんどです。

グランドスタッフのやりがい

やりがい①　空港の顔として働ける

グランドスタッフはお客様と接する機会が多いため、航空会社の顔としての役割も担っています。一つ一つの振る舞いが、会社の印象に直結するためプレッシャーもありますが、自分を磨くモチベーションにもなります。

やりがい②　接客やサービスを極められる

空港を利用するお客様は、国籍や年齢、文化が異なり、要望も多岐に渡ります。ときにはマニュアルにない判断を要される場面もありますが、ニーズを上手く汲み取れて満足してもらえたときは嬉しさも大きいです。接客やサービスをとことん極めたい方にとってはやりがいの大きな仕事といえるでしょう。

グランドスタッフの年収は？

年収は453.6万円！

グランドスタッフの平均年収はおよそ453.6万円です。なお、求人ボックスのデータによると、グランドスタッフの平均月収は、18.9万円です。上記した平均年収の453.6万円は、グランドスタッフの正式な平均年収の資料がないため、グランドスタッフの平均年収は厚生労働省の令和2年賃金構造基本統計調査に基づく、グランドスタッフが属する主な職業分類（旅客・貨物係事務員）の統計情報を参考にしています。そのため、他の職業が入っており、求人ボックスの調査より高い数値になっています。

グランドスタッフの将来性

グランドスタッフの現状：低収入

同じ航空系の接客業であるキャビンアテンダント（航空機客室乗務員）と比較してみます。キャビンアテンダントの平均年収はおよそ525万円です。グランドスタッフはキャビンアテンダントよりも年収が70万円程度低いです。その理由は、キャビンアテンダントはグランドスタッフにはない手当があるからです。初任給とは別にフライト時間に応じて支給される「乗務手当」や到着先への宿泊の際に発生する「宿泊手当」があります。乗務手当も宿泊手当も金額の大きい手当であるため、キャビンアテンダントの給料が高くなります。

グランドスタッフの今後：需要が減少⁉

近年、グランドスタッフの需要は減少している傾向にあります。理由として、ITの導入が進んでいるからです。例えば、インターネットでの航空券の予約や座席指定、発券不要のeチケット、2次元バーコードによる自動チェックイン、自動手荷物預かり機です。人費削減や業務効率化を主な目的としてIT化が進められており、グランドスタッフの手を煩わせずに搭乗できる場合が増加しています。需要の減少によって、今後はグランドスタッフにより高い質が求められるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。グランドスタッフは空港の顔として働ける魅力の高い仕事だと言えます。今回ご紹介した各内容についてそれぞれ詳細をご紹介した記事もありますので、関心のある方はぜひご参照ください。