【総合評価】
この通信制に編入して後悔は全くありません。 何より私が嬉しかったのは、先生達と気軽に話ができることです。日々の嬉しかったことや辛いこと、たくさんの話を聞いてくれますし、先生達からも色んな話を聞けるでしょう。 自分のペースで登校すればいいので、精神的な負担もだいぶ無くなりました。 勿論色んな人と関われますし、人と関わるのが苦手なら無理に関わる必要もありません。 自分らしく生活したい人にはぴったりな学校でしょう。
【授業内容・コース】
中学時代不登校であった、高校に入ってから不登校になり通信に転校した、高校が留年決定したので通信に来た、という人が全日と比べて多い学校なので、普段のキャンパスの授業の難易度はあまり高くないでしょう。 1年生だと、中学の復習をする授業が多い印象です。 3年生になると受験対策の授業が増えてきます。 ですが、普通教科だけでなく、時事問題を取り扱う授業や一般常識を学ぶ、中には理科の実験をしたりすることもあるので、それほどつまらないことはないと思います。
【高卒資格の取りやすさ】
高校の卒業はしやすいでしょう。 進級、卒業の為にはレポートの提出と年に1回の3泊4日(人によっては4泊5日)のスクーリングに出席することが必要です。 レポート自体はワークのようなものなので教科書を読めば解き進められますし、先生に相談すれば個別に教えてくれたりヒントプリントを貰えます。 スクーリングは本校で行います。 大体の人は3泊4日ですが、取得単位の関係で4泊5日の人もいます。スクーリングは少々大変ですが、指定された授業を受けてテストを淡々とこなせば大丈夫でしょう。
【スクーリング】
キャンパスに通う場合、いくつかのコースがあります。 週五日登校、週二、週一などがあります。 入学時にどのコースにするかは、キャンパスの先生と相談できますので、自分の体調や生活に合わせて選べばいいと思います。 またキャンパスに左右される部分もあるかもしれませんが、週五日登校の人でも毎日必ず登校しなくてはいけない訳ではありません。 只、週二登校の場合は登校日以外は登校出来なかったと思います(大事な用事等ある場合は除きます)。
【サポート体制】
十分でしょう。 不登校を経験してきた人達が多い学校ですので、先生たちも無理に学校に来いとは言いませんし、何かあったら話を聞いてくれます。 カウンセリングは私はしたことがないのでわかりませんがらキャンパスによってはあるかもしれません。入学前に自分の通うキャンパスに確認しておくといいでしょう。
【先生の親しみやすさ】
キャンパスによって違うので一概には言えませんが、私の通うキャンパスの先生たちは皆いい先生です。 何か困ったことがあった時、担任だけでなくキャンパスにいる先生なら誰でも相談できますし、基本的に優しくて面倒みのいい先生が多いと思います。
【進路実績】
進学実績は正直なところ上から下まで色々です。 ただ学校の授業だけで国公立大学を目指す、難関私立を目指すというのは難しいかなと思います。 私の実感だと大学進学2〜3割、専門が4〜5割、就職が2〜3割程度かな、と思います。キャンパスによっても変わってくるでしょう。 サポート体制はしっかりしています。どの学校に進学するか、進学するにはどうしたらいいか、就職はどうすればいいか、など分からないことは先生にどんどん相談できます。先生たちも親身になってサポートしてくれますので、あとは自分のやるき次第です。
【友人関係やいじめについて】
全日制のようにひとつのクラスでみんな同じ授業を受ける、朝から晩まで生活する、という訳では無いので、友達を作るのは全日制より少し大変かもしれません。 ただ、友達が作れないわけではありません。今の高校に入ってから何人も友達は出来ましたし、引っ込み思案な子でも、先生が人を紹介してくれたりするので、友人関係は心配しなくても大丈夫でしょう。 また、スクーリングは大体の人が大部屋(4人から最大9人)で宿泊します。その時に同じ部屋の人と仲良くなって、そこから普段の学校生活でも仲良くなったりします。 いじめは見かけていませんが、我の強い人も中にはいます。ですが、無理に関わる必要はありませんし、何かあれば先生たちがすぐに対応してくれると思いますので、人間関係はあまり心配しなくて大丈夫でしょう。
【学費】
週三だともう少し安いでしょう。 これに入学金等も関わってくるので、安いとは言えないかなと思います。 ただサポート体制がとてもしっかりしています。相談には親身に乗ってくれますし、電話やメールでも話を聞いてくれます。そういった意味でも妥当ではあるでしょう。 また1度お金を払ったらその後から○○代として請求されることはほぼないでしょう。 あるとしたら、スクーリングの交通費や模試・検定等の受験料、推薦書や調査書を発行する時などです。