製菓衛生師科に関する評価

• 総合評価

  とにかく基礎中の基礎の知識を詰め込む感じでした。
  校舎や設備は整っていますが、技術が身につくわけではありません。
  本気でパティシエになりたいと感じる方には、高校卒業後に専門学校に行くのではなく、大学をでてから入学するか、お店で働かせていただく形を個人的にはおすすめします。
  
  先生方は厳しく規則もしっかりしておりますが、生徒のやる気はあまり高いとは感じられませんでした。
  
  
  先生方も厳しく接してくださいますが、将来的な年収など暮らしていけるかなどのお話はあまりしてくれなかった印象があるため、一度社会や大学をでてから入学をする方には少し好ましく感じられないかもしれません。

• 就職

  就職率はパンフレットに記載されているようとても高いです。
  ですが、アルバイト、パート、契約社員も含まれているため正社員での就職はほとんどありません。
  これは学校の問題ではなく、業界の問題ですが、ホテルなどに採用されても10年間働いてもアルバイトのままという方が多いのが現実です。
  
  就職活動のためのサポートはしてくれますが、将来の生活や年収、賞与や休日日数など、高校卒業した後でまだ社会を知らない生徒へのきちんとしたサポートがあるとは感じていません。
  私は他の業界に就職しましたが、手取り12万で休みが週1、朝6時出勤で賞与がまともにないなどあたりまえの業界です。
  パティシエの年収はとても低い、そのことをきちんとふまえて、目指すかを考えて欲しいです。

• 資格

  合格率は高いです。
  そもそもが合格率が高い資格ですので、まともに勉強していれば取得できます。
  1年制のクラスでは、卒業後に自身で受講するため、サポートはあまりないと考えてください。

• 授業

  先生方は、熱意がとても高いとは言えません。
  理由は、生徒がのやる気が低いためです。
  専門学校ですので、あまり頭の良い生徒が多いとは言えないのは一般的におわかりだと思います。ですので、寝ている、スマホをいじっている生徒など多くいました。
  
  真面目に受講する気持ちがあれば、得る知識はあります。

• 施設・設備

  設備はとても充実しています。
  チョコレートのテンパリング用の施設や、実習室の道具も充分な量用意されています。
  建物自体が新しいため、食堂などもきれいです。

• 学費

  他の専門学校と比較しても妥当だと思います。
  東京の学校などと比較すれば安く感じますが、札幌市内では妥当です。
  設備や授業内容と比較して妥当かと聞かれると、そのひと自身の吸収力や、どれだけ先生方を利用して知識などを奪うかによって異なります。

• 学生生活

  クラスは30～40人ほどです。
  もっと少ないクラスもあります。
  実習は4～6人のチームで行うので、ある程度は仲良くなります。
  
  しかし、人間同士ですので、仲良くなるかはその人次第です。
  大学と異なり、常に同じクラスにいますので、高校であまり上手く友人が作れなかった方は苦労するかもしれません。
  気の合う人がみつかれば、仲良くなれると思います。