【総合評価】
新型コロナウィルスによる生活様式の変化にも柔軟に対応するどころが、オンラインイベントを増やして課外活動をしやすくした学校です。
今年度からVRを利用して勉強や校内イベントに参加できるようになりました。
教室で授業を受けるよりも動画を見て1人で進める方が得意な人には全日制高校よりもお奨めかもしれません。
【授業内容・コース】
アプリケーションを使ってレポートを進めるのでWi-Fiは必要です。
必須科目の勉強は動画とレポートを進めるだけなので、物足りないと思うかもしれません。ただ最近では必須科目のサポート授業が平日の午前中にあるので、比較的効率的に理解しやすくなったと思います。
それに対して課外授業はとても充実しています。難関大学入学に向けての受験勉強からプログラミング、小説などを学べるコースを無料で受けられます。
【高卒資格の取りやすさ】
3年生はレポートを〆切までに終わらせて、スクーリングも参加し、年度末にある試験で3?4割以上取れていたら卒業出来ます。
レポートの進め具合は個人差やペースがあるのでまとめられませんが、緊急事態宣言によるステイホーム期間を利用して一年分のレポートを2、3ヶ月で終わらせる人も少なくありません。
【スクーリング】
スクーリングと年度末テストは、生徒用のホームページで予約可能です。
レポートの提出期限はありますが、計画を立てたら余裕で間に合います。
レポートで取る科目は一年生の時にしか変更が出来ないのが難点ですが、地学と倫理以外は大学受験講座で勉強できます。
【サポート体制】
カウンセラーの方が3人くらいおられます。体調のことから発達障害について相談が可能です。
勉強については中学国語、数学、英語の授業動画があるので、中学生の時に勉強でつまづいた所があっても卒業しやすいです。
進路サポート専門のスタッフの方も多く、進学でも就職でも個別サポートを無料で受けられます。
【先生の親しみやすさ】
ダイレクトメールや電話、オンライン会議で相談が可能です。
進路関係では基本的にあちら側からの干渉は良くも悪くもほとんどありませんが、必要な資料に関しての連絡はして下さるのでご安心ください。
【進路実績】
あまり詳しくは分かりませんが、東大と京大、早稲田や慶應義塾へ進学した卒業生もいます。
難関大学に進学するための有料コースもありますが、それを受けなくても共通テストや二次試験対策は動画で可能です。
就職はサービス業が多いですが、プログラマーとして働く人もいます。
私大や専門学校では、課外活動や資格を活かして推薦入学をする人もいます。
私は卒業までに進路が決まるかどうか分からない状態でしたが、課外活動を積極的に受けたことで推薦入試で進学が出来ました
【友人関係やいじめについて】
いじめは聞いたことがありません。
生徒同士での交流の場は部活やイベントなどがあるので、通信制高校としてはとても多いのですが、オンラインが基本なので、とても積極的に話しかけないと友達作りは難しいです。ただ1人での行動の方が集団行動よりも気が楽で困らない人にはそこまで問題にはなっていません。
【学費】
通学コースになると高くなりますが、ネットコースだと国の補助金も使えば公立高校とそこまで差があるわけではないみたいです。
地域によっては都道府県での補助金が給付されることもあるみたいです。