エアロスペース科に関する評価

• 総合評価

  航空機を設計したい、作りたいという方向けの学科です。
  航空機だけでなくその他の分野（車、ロボット等）に活かすこともできるので航空機以外の会社に就職することも可能です
  基本的にＫＨＩ，ＭＨＩ系列の会社、造船、金属加工、設計等様々な就職先がありますが、ヤマハ、トヨタなど車系列の求人もあります

• 就職

  去年度の求人だけでも一人当たり3件ほどありました。
  学校の開催するガイダンスを受けてちゃんと就活に励めば、まずどこかに入れます。
  企業のランクを上げるのは自分の日ごろの努力次第です。

• 資格

  少々不満が残ります。生産士、二次元ＣＡＤ利用資格試験二級、非破壊検査は授業で取得試験を受けますが自費です。
  また、夏季・冬季休暇中に行われる試験講座もガス溶接と有機溶剤作業主任者と、あまり有用なものではないので、何らかの資格が欲しい時は自分で取得のために行動しなければなりません。
  （ただし、ほとんどの企業が入社してから社内で必要な資格を取らせてくれるので、そこまで深刻な問題ではないです。）
  授業での資格取得合率は外部に比べて高い水準でまとまっているので、授業内容としては満足しています。

• 授業

  基本的には大手重工系から出向されてきたベテランの方が教師として授業を教えてくれます。
  内容も一年は座学も技能も基礎をみっちりとやるので、あまり航空機に詳しくない人、文系の人も一年学べば十分通用するレベルになれます。
  授業以外にもＪＡＸＡの講演や実際に開発に携わった機体の話やあまり聞くことのできない貴重な話を聞くこともできます。

• アクセス・立地

  エンジンを回したりするため、少し高い場所にあります。
  最寄駅は鵜沼駅（名鉄）で、そこから朝に二本、一限ずつに一本程度、無料のスクールバスが出ています。なので愛知在住の方のほとんどは電車で通学しています。
  寮生は半径5ｋｍ以内が徒歩か自転車での通学になりますが、長い坂が続く道なので夏場はつらいです。
  原付を持っていると楽ですが、冬は時々降る雪で事故が起きやすいので注意が必要です。（今年は平日一回、休日に二階降りました）
  

• 施設・設備

  校舎は少し古く見えますが、特に困ることはないくらい充実しています。
  来年度からは新校舎ができて食堂も一新され、朝昼夕まで利用可能だそうです。
  なので自炊しなくてもある程度は学校で済ますこともできます。
  売店もあり、昼は混みますが文房具から制服も購入できます（制服は受け取るまでに時間がかかります）

• 学費

  決して安いわけではないですが最新のＰＣやソフト、教材があるのでまあ妥当ではないかと思います。
  

• 学生生活

  文字通り沖縄から北海道までいろいろな県から学生が集まるのでとても楽しいです。
  生産科は2クラス約60名で人数こそ少ないですが、とても楽しい雰囲気で過ごしています。
  休日は趣味の合う人達と遊びに行ったり寮ぐるみでＢＢＱを楽しんでいるところもあるそうです。
  勉強も友人や先輩、部活動仲間に教えて貰ったりと交流する場所が多いので他学科の生徒とも交流する機会があります。