日本体育大学桜華高等学校インタビュー

勉強も、スポーツも、資格取得も。校内塾とICT教育で多様な夢の実現をサポート
日本体育大学桜華高等学校　渡邊健校長

※2023年5月インタビュー時のものです。

■2023年度開始の「コース別募集」と「HEART of 桜華」

本校では、2023年度からコース別募集を開始しました。これまでは2 年時にコースを決めていましたが、入学時に将来へ向けた目的をはっきりさせて、高校生活をスタートできるようにするためです。コースは、難関大学を目指す「アドバンストコース」、大学や専門学校を目指しながら資格取得や自分のキャリアを広げる「総合進学コース」、スポーツ・ダンスを究める「スポーツコース」の３つです。伝統的に強みであったスポーツ分野に加え、学問、そしてその他の専門分野でも未来を切り拓く人財を育成するために、様々な取り組みを充実させています。
しかし、上記のいずれのコースで学ぶ場合でも、主体的に取り組めるようになるためには自己肯定感がとても大切です。日本人には低いとされていますが、学業成績との関係も見過ごせません。本校では、「HEART of 桜華」と名付けた、「自己愛」「家族愛」「仲間愛」「社会愛」の４つの愛と、「自己肯定力」「分析・思考力」「想像・創造力」「共生力」「表現・実行力」の５つの力の育成を教育の根幹に据えています。

■他校に例をみない「校内塾」とICT教育の充実

本校の大きな特徴のひとつに、桜華アカデミックセンター（OAC）という「校内塾」が挙げられるでしょう。実績のある教育研究所ARCSと一緒に運営することで、塾講師と本校教員がタッグを組み、本校生徒に特化した指導を行うことができます。指導内容も定期テスト対策から大学受験対策（一般選抜・推薦入試）まで幅広く対応するため、どのコースの生徒も、自分に合った利用の仕方が可能です。費用面でも市価に比べ半額以下になっており、公立高校に進んで塾に通うよりもリーズナブルに最適な指導が受けられると自負しています。また、日本体育大学への推薦枠を100％確保しており、さらに国公立大学、難関私立大学の受験も可能なので、難関大学にもチャレンジしやすいと考えています。
また、これからの時代においてICTリテラシーは特別な能力ではなく「できて当たり前」のものになるでしょう。ICT機器とICT活用の能力を駆使して問題解決することが当たり前の世の中になるのです。ICT機器をいかに活用できるかが求められ、本校でもiPadを「当たり前にあるもの」として扱い、問題解決に対応できる能力を養えるよう活用しています。

■国際化推進・留学生受け入れや、一人ひとりに寄り添う体制

また本校では、「可能な限り国際交流の機会を提供したい」という思いから、国内・海外語学研修や海外修学旅行を実施してきましたが、さらに留学生の受け入れも開始し、すでに海外の学生が複数名入学しています。校内に留学生が複数名いることが異文化理解や国際理解に繋がるだけでなく、海外の大学への進学にも繋がっていくため、これからも国際交流の場を提供していきます。また勉強以外のキャリア教育に関しても生徒のニーズを細やかにくみ取り、「キャリアディスカバリー講座」のほか、希望者がいれば校外実習を柔軟に検討するなど、生徒が楽しみながら可能性を広げていける体制づくりに力を入れています。
本校はすべての生徒が自分らしく輝ける学校として、大きく変革しているところです。自分を信じて誠実に努力すれば必ず誰かが応援してくれます。くじけずに自分の可能性を求めていってくれる生徒を待っています。

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