動物美容・管理学科に関する評価

• 総合評価

  トリミングは他校と比べ実習量がかなり多く、身に付く技術・スピードは良いと思います。
  しかし、基本的にトリミングの犬を終わらせるのが目的で「トリミングを教える」という事はあまりなく、先生の直しを見て自分自身でどこができていないか確認していくことが重要になります。
  また、看護に関しては実習はほぼなく、統一試験が受かれば良いという雰囲気を感じました。
  実際に就職してから知らないことのが多く、看護では少し苦労するかもしれません。
  トリマー兼看護師として働くつもりであるならば自分でも看護の勉強をする必要があります。

• 就職

  就職はだいたいの人ができてはいます。
  ですが、サポートは不十分であると思います。
  インターンは必ず1回は行くという決まりですが、そのあとは個人で調べたり、体験に行かなくてはいけません。
  また、先生達もほとんど就活に関してはノータッチでした。
  自分できちんと動ける人でなければ内定もらえるのもかなり遅くなります

• 資格

  認定動物看護師統一試験での合格率はだいたい70%くらいでした。
  しかし、学校での勉強では不十分であると思います。
  外部講師の方はプリント等を用意していたりしますが、内部講師は教科書をホワイトボードに丸写しで生徒はそれをノートにひたすら書くだけ。
  詳しい説明とかもあまりなく、音読しているだけの授業もありました。
  
  学校内資格については、看護、トリミング、しつけ共に事前授業がそれぞれ1回ずつありプリントの穴埋めをします。
  テストの時は事前授業と全く同じ内容が出るので、暗記すれば誰でもとれるようなものでした。
  技術・知識は関係なく、名前だけの資格でしたね。

• 授業

  トリミングの実習は指導はあまりなく、先生の気が向いたときのみ指摘している感じでした。
  授業というよりは作業に近いです。
  看護の授業では外部講師は高齢の獣医師が多く、教室が広いときは後ろの席では何を言ってるのか聞こえないときがあります。
  また、スクリーンの字がかなり小さいため後ろの席では見えず、スクリーンの内容をプリントした資料もかなり小さく字がつぶれているため、授業内であまり内容は理解できないと思います。
  内部講師は教科書丸写し、丸読みする授業のため授業を受ける意味がありません。

• 施設・設備

  トリミング台の間隔は狭いですが、実習で使用するハサミ・バリカンは自分の物であるため道具に慣れたらトリミングがやりやすいです。
  しかし、犬を拭くタオルは学校の物で、ボロボロの物も使っているため少し抵抗感はありました

• 学費

  可もなく、不可もなく妥当であると思います。
  学費の他にハサミ・バリカン等のトリミング用品、実習着(トリミング、看護の両方)、教科書なども後に購入します。