第一看護科に関する評価

• 総合評価

  県立の学校であり、歴史もあるので信頼があります。就職してからも学校名があるとしっかりした人という認識をされるようです。また、大学では前後2～3歳ほどの同年代の人ばかりが同級生となりますが、この学校では社会人入試もあります。他の職業から転職を目指す人、子供の手が離れて余裕ができた人など、多種多様な人がいます。そのため年齢もバラバラです。同じクラスに50歳代の人もいました。そのため、いろいろな経験を積んだ人と話し友達になれるので精神的に大人になれた気がします。

• 就職

  県立の学校なので県立病院(愛知県がんセンター、あいち小児センター)へ就職する人が多いです。先生や卒業生も県立病院で働いたことのある人が多いので内部情報が充実しています。また、実習施設である八事日赤へ就職する人も多いです。県立病院・八事日赤で就職する人の6～7割を占めていたと思います。保健師や助産師を目指して大学へ進学する人もいましたが、就職予定の人で希望の病院へ就職出来なかった人は私が知る限りいないです。

• 資格

  国家試験の合格率は他の専門学校や大学に比べて良いです。大学では国家試験の勉強は個人に任されているところも多いと聞きます。でもこの学校では3年生の実習が終わってからは国家試験対策の授業が設けられ、一人で勉強するのが苦手な人もみんなで勉強できるので良いと思います。

• 授業

  看護学に関してはほとんどが学校の先生が担当していますが、特別授業として有名な先生等を招くこともあります。また疾患の授業に関しては病院の医師が担当しており、実際の治療や看護の様子なども学べます。成績が振るわない生徒に対しては夏休みに補習もあり、取り残されることがないようになっていました。

• アクセス・立地

  八事日赤駅、いりなか駅から通学する人が多いですが、駅から徒歩10分ほどかかるので少し遠いです。学校は住宅街にあるので坂が多く、朝ダッシュするとかなりキツイです。自転車通学の人もいました。駐車場がないので車通学は禁止です。バイクはOKでした。

• 施設・設備

  一通り実技できる設備は整っています。ただ学校自体が古いので設備も古いものが多かったです。実技は3人ほどでグループとなり行なっていました。

• 学費

  県立の学校であり、学費は月に1万円しなかったです。ユニフォームや教材などでその他の出費はありますが、他の大学や専門学校に比べて格段に安いです。奨学金も充実していました。ただ学費が毎月現金で持参して封筒に入れて事務へ提出するという古い方法だったのでそれは少し面倒でした。

• 学生生活

  入学式の日にクラス発表があり、3年間同じクラスとなります。クラス変えはありません。そのため、クラスメイトの仲は深まり団結力があります。文化祭やスポーツ大会などの行事もあり、とても楽しかったです。卒業して数年経ちますが年に何度かみんなで集まっています。