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自分の手で道を切り拓く覚悟が必要

理学療法学科(夜) 4年制 / 夜間制 / 2016年入学 / 卒業生 / 男性
  • 就職3|資格2|授業1|アクセス5|設備2|学費2|学生生活3

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理学療法学科(夜)に関する評価

  • 総合評価

    HPで「圧倒的めんどうみ主義」を謳うPT夜間部だが、学費や国試合格率、就職率の高さだけで選択すると後悔するかもしれない。教員からのサポートの希薄さや詰め込み型のカリキュラム編成により、能動的な努力が必要不可欠。「どんな環境でも必ず理学療法士になる」という強い覚悟は養われる。他項でも記したが教員同士の連携不足で連絡不行き届きが目立ち、ダブルスタンダード、トリプルスタンダードが日常茶飯事。学生との直接対話も不十分でメールでの一方通行が多く、一貫性のない拙劣な対応に終始する。2019年度で基幹職クラスのベテラン専任教員が一線を退いたり、学生に好評な専任教員が系列大学に転籍したりした。翌年度から残留した専任教員と廃校予定の系列専門学校から転籍した教員による新体制となった。もし学生生活を人並みに謳歌したいのであれば昼間部か大学を選ぶべきだし、高度専門士に拘らず時間とコストパフォーマンスを重視するなら3年制の専門学校を選ぶべき。いずれにせよ積極的には勧められない。

  • 就職

    特筆すべきことはなく、業界標準的。就職率は毎年ほぼ100%であるとされるが、別段特別なことではない。大学の場合は進学や転部、医療・介護業界以外に就職する人もいるが、専門学校は大学のように方向転換が効かないため、領域を選ばなければ自ずと業界就職率が高くなる。4年次夏期に全学科共通の就職説明会がある。病院・施設等が数多く集まるので情報収集には有効。HPに掲載されているような就活サポートや面接対策は特にない。高校新卒生は就活マナーを何も知らないまま就職活動に入ることになるため、社会人経験者の同級生がフォローをすることになる。求人票は全国各地から届くし求人情報のメール通知もあるが、進む分野が絞られているのであれば就職説明会より前に実習の合間などに自身で情報収集をしたほうが効率的。他の養成校でも同様だが、教員のコネクションで就職先が決まる場合もあるので、教員との関係性によってサポートの多寡が変わる。

  • 資格

    国試合格率は概ね毎年全国平均以上だが教員のサポートは不十分(事務は親身)。内実は成績不振者の脱落と残った学生の質(成績不振者へのケアも含め)に依存する部分が大きい。教員のケア全般について。学年が進むにつれて希薄になる。長期実習時のケアはほぼなくなり、実習地訪問も形ばかりが多い。相談しても「いい歳なんだから自力でなんとかしろ」と言われることさえある。実習を落とした後のフォロー(校内実習や再実習など)も拙劣。成績不振者に対してのケアについて。尻すぼみ。1年次は「寺子屋」と称した教員による補習があるが、補習の課題が重いために本講義の復習に時間を割けなくなり、フィードバックもないので結局理解が進まないという悪循環に陥りがち。国試対策について。HPに掲載されている国試の傾向と対策といった細かい戦略はない。国試ないし業者模試の過去問コピーを配布して解け、と乱暴に丸投げされる。国試対策講義は外部の専門講師を呼んで全学科合同で行うことが主。内容は充実しているが、超短期詰め込み型(年度末や年末の土日を潰して連日朝から晩まで)なので、内容の良さの割には頭に入りにくい。忍耐が要求される。

  • 授業

    各学科に専任教員がおりホームルーム制を採っているが、担任が学生と公平なコミュニケーションを取らない(取れない)、連絡不行き届きが見られるなどの問題が多く、機能不全に陥っている。実習に関して。実習時間の多さを売りとしているが、その分講義のコマ数を削っているため知識と実践とのバランスが悪い。カリキュラムに関して。夜間部は1日2コマの講義で高度専門士の要件を満たす編成とするため、長期休みが少なくテストもシビアで心身の健康管理が難しい。また、基礎医学系のコマを削り実習やグループ学習を増やしたため、基礎が疎かになるケースも散見された。2020年度から必須科目が増えたので更にシビアになると思われる。講義に関して。PT夜間部専任教員の講義は、全てではないが質が低い。具体性に欠けていたり、講義と無関係の話に終始したり、グループ学習という形で学生に丸投げしたり、プリントを読むだけだったりと言った難点が見られる。非常勤教員は、特に医師の講義は充実しているものが多いが、極端に質の低い講義もあり個人差が大きい。一応授業アンケートがあるが、意見を記しても殆ど反映されず有名無実化している。

  • アクセス・立地

    利便性が高い。山手線、東西線、西武新宿線の主要駅である高田馬場が最寄駅であり、駅からもそれほど遠くはない。また飲食店が多く、授業後や休日に学校至近で勉強する環境も十分整っている。

  • 施設・設備

    総じて設備が古い上、棚卸しも疎かなため、充実しているとは言えない。校舎は座学メインでホームルームがある本校舎、実技やOT科がメインで使用し図書館がある第二校舎、実技・大人数の講義や教員の外部講習会用で使用するテナントビルの3つがそれぞれ徒歩1~2分程度離れた距離にある。そのため雨の日は移動が面倒。本校舎、第2校舎とも教室が狭く窮屈。特に本校舎は1階が吹きさらしなので雨の日は水滴が入るし、冬は寒く夏は虫が多い。棚卸しは年に1度やるかやらないか。実技用の電動ベッドが壊れていたり、20年以上前の開校当初からある古い物理療法や運動療法の機器が壊れたまま放置されていたり、ブラインドカーテンが壊れていたり(3年以上壊れていた)と、学費が高い割には学生へ還元するための有効な投資をしているとは言い難い。図書館は第2校舎にあるが、蔵書が少なく、発行年が古かったり分野がやや偏っていたりして、大学に比べると不十分。しかし入庫希望図書を申請すると1ヶ月程度で対応してくれるので、この点は良い。

  • 学費

    学費について。高い。4年間の学費は昼より80万円安いがPT夜間部は講義の質を鑑みると割高感が強い。雑費について。無駄な出費が多い。教科書代は4年間で約40万円かかるが指定教科書を使用しない講義も多い。実習着は1年次に学校指定のケーシー(1セット2万円弱)等を購入する際2セット購入を勧められるが、3年次の長期実習前にもう1セット貸与される(返却不要)ので2セット購入は無意味となる。また、テストで赤点(6割未満)を取ると再試験料が1科目3000円かかる。2017年度まで再試験を落とすと特別再試験という救済措置があったが現在は廃止されていて、救済措置は1回だけとなった。実習費について。会計は明朗な点は良いが遠方実習の追加費用が多い。学校HPで実習費が学費に包含されることを強調しているが、遠方実習では宿泊費、往復交通費、布団配送費、光熱費の一部しか支給されず、他は自腹となる。近隣実習地数不足のため約半数が遠方実習となる(北東北から沖縄まで)。他養成校の多くは全学生が月々実習費を積み立てて互助する関係上、実習費が学費に包含される優位性はさほど高くない。

  • 学生生活

    人それぞれ。1クラス約40名につき4年間で10人前後が退学や留年で脱落していくので、最後まで残るのは入学時の4分の3~3分の2程度。成績不振、思い描いていた学校ではなかった、長期実習をクリアできなかったという理由が主。1~2年は前二者で、3~4年では後一者が主な理由。夜間部は年齢層も経験も学力も価値観も異なっており、多様性はあるはずだが仕事や勉強に追われてクラスの一体感が醸成されなかった。クラスというよりも個人事業主の集まりのような雰囲気(これはPT業界全体の傾向でもあるが)であり、担任を始めとした専任教員のクラスマネジメントが根本的に欠如していたため、グループ学習が有効に機能しないことが頻繁にあった。しかし入学当初はクラス40人くらいいるので、1人でも良きライバルと出逢えば友人関係も学校生活も充実する。他学科や他学年とはスポーツ大会、学校祭の学校行事以外で関わることは稀。土日の外部講習会や他学年との合同授業でつながった縁で仲良くなることはある。サークル活動もあるが昼間部が主である上、年々縮小傾向。

口コミ投稿者の情報
この学科で学べること
学科
1年次は解剖・生理・運動学などの基礎医学とROM、MMTなどの基本的な理学療法評価学。ここで躓くと先が厳しくなる。脱落者が最も多い。2年次は整形外科学・神経内科学・病理学などのアドバンスな基礎医学と整形外科、脳神経などのアドバンスな評価学。1年次での理解がモノを言う。3年次は理学療法治療学がメイン。分野別の疾患別理学療法を教わる(が曖昧な講義が多い)。疾患別理学療法が終わると初めての長期実習(評価実習8週間)がある。ここで脱落する人が少数いる。4年次は8週×2の臨床実習がメインで講義は1科目だけ。4-6月、6-8月、8-10月の3期のうち2回行く。割当は教員の匙加減による。卒業試験はないが、3期実習を割り当てられて不合格となると年内に再実習をさせてもらえず、事実上国試浪人が確定する。実習が終わると10月から国家試験対策が本格化する。担任を含め専任教員はほとんど関わってこず、グループ学習による自習がメイン。お茶を濁す程度の面談がある。また集中講義として外部講師による国試対策授業があるが、内容は良いものの詰め込み型なので辛い。
この学校・学科を選んだ理由 「夜間部で高度専門士が取れる関東唯一の専門学校」という理由で選択した。昼間はフルタイムで仕事をしていたことと、卒後しばらくしてから大学院へ進学する計画があったため(昼間に継続的な就業ができるのは3年次の9月まで。それ以後は長期実習のため不可となる)。しかし、本校の売りはそれと「実習時間が長いこと」(≒実習先施設に養成を委ねる)くらいしかなく、「触診は強い」とか「○○法で有名」といった特徴がない。そのため、「即戦力」を謳うが実際には学生個人の資質に依存する。講義で理解が進まない分を外部講習会や長期実習で補うことになるので、その心構えがないと肩透かしを食うことになる。
取得した資格 理学療法士(他に個人でいくつか資格を取得した)
希望業界に就職できたか はい
就職先 急性期病院
学校からの返信
2021/08/18
貴重なご意見ありがとうございます。 現在、理学療法学科は新体制となり新しい教員も迎え、一丸となって学生の皆様をサポートさせていただいております。カリキュラムについては即戦力教育を念頭により良い学びの提供を目指して見直しも行っております。設備や備品についても随時メンテナンスを行っております。 いただきましたご意見を真摯に受け止め、今後の参考とさせていただきます。この度は誠にありがとうございました。

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投稿者ID:645280
2020年05月投稿

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