自動車整備学科に関する評価

• 総合評価

  安く短期間に整備士資格を取得し、就職を目指すにはとても良い学校と思います。
  
  車、バイクの構造はもちろん　動作を理屈から理解するために必要な物理、計算なども基本から学べるので安心です。

• 就職

  基本的なビジネスマナーや、履歴書の添削などが初年度のカリキュラムに取り入れられており、校内説明会も設けられる等、就職対策が充実していますが、やはり自分で積極的に求人情報を探し、説明会に参加する事が重要と思います。
  
  自分は既卒でしたので、年齢制限などで応募出来る企業が絞られてはしまいましたが
  現在、整備業界でも人材不足の為か求人は多くありますので、ネット上の求人サイトを利用して就職活動を行い　内定を頂く事が出来ました。

• 資格

  二級自動車整備士資格は、昨年度　ガソリン/ジーゼルともに１００％の合格率でした。
  
  その他の資格については、１年時の夏期にガス溶接講習と危険物取扱者乙種を
  全員受験、取得します。
  
  そのほか、任意で　有機溶剤取扱や床上クレーン、グラインダー講習、アーク溶接、
  中古車査定、損害保険募集人などを取得する機会があるため、起業を考えている方にも
  おすすめ出来ると感じました。

• 授業

  授業は、殆どが必須科目のため　体調不良を含め、基本的に欠かすことはできません。
  月曜～金曜日の間に　１日4時限の学科と実習を交互に行います。
  実習は、1単元を6回に分け、1回ごとにレポートを提出します。
  
  また、定期試験が　中間、期末と行われます。
  
  レポート、授業態度、定期試験の点数によって評価を受け、単位修得が決まります
  
  やむを得ない理由で欠席してしまった場合は、土日や長期休業中等に学科/実習補講
  を受けることができます。
  

• 施設・設備

  実習車両は、様々なメーカーのものがあり　年式は10～20年程度経過したものが多く
  実践的だと感じました。
  
  特に、二輪については、５０ccスクーターとミニバイクから４００ccネイキッド
  まで取り揃えられており、今や希少となりつつある　2サイクルエンジン車や空冷4気筒車
  の整備も学ぶ事が出来、先生にもメーカーやバイクショップ経験者がいらっしゃいます。
  
  実習車種が多くありますが、比較的年式の新しい車両は、主に1級整備学科の3、4年生が
  使用していました。
  
  歴史ある学校の為、機材にやや旧式のものもありましたが、実習の際に班単位で貸与される
  工具セットは新品でした。
  
  なお、サーキットテスターとつなぎ、帽子、安全靴は個人で購入し、使用します。
  
  学科教室および、実習室は　冷暖房完備のため、比較的快適に過ごせると思います。
  

• 学費

  都内では、他校と比較してかなりお得だと感じました。
  
  ハードではありますが、読売新聞の配達業務を行いながら通学し、学費免除のうえ月給と個室が付与される　新聞奨学生制度があり、そのほか条件次第では、面接ののち、
  返済不要の奨学金制度を利用できるため、学費を抑えやすいと思います。

• 学生生活

  通学手段は電車、バス、自転車が多く、車、バイクの場合は、定期駐車場や保険等の
  条件を満たせば認められることがあります。
  
  学校周辺には、コンビニをはじめスーパー、飲食店や１００円ショップが多くあるため、
  昼食や文房具類の調達に困ることはありません。
  
  基本的に、バイクや車に興味を持つ人が集まるため、友人を作りやすい雰囲気があります。
  また、海外から学びに来ている学生もおり、整備以外にも学べる事が多くあります。