医療事務科に関する評価

• 総合評価

  私は社会人から人生の再スタートをきるつもりで入学しました。自分が入った医療事務課は一年制でしたので、かなり忙しかったのですが、沢山の資格がとれたので、かなり充実した学生生活をおくることが出来ました。またビジネスマナーの授業をはじめ、職員室への入室の仕方やエレベーターでのマナーなども日常的に教えていただき、社会人として必要な事を沢山学ぶことが出来ました。今思えば、無駄な授業が一つも無かったなと思います。

• 就職

  私が就活をする時はリーマンショックの影響からか、求人数が少なかったです。それでも先生方が希望にあうような求人を探してくれたので、なんとか就職することができました。また就活の授業の中で、模擬面接の授業があり、就活にかなり役立ちました。実際の職先の人事担当の方をお招きし、本番さながらのグループ面接を行い、個別に評価してもらうという内容です。この経験が就職活動を行う上での自信へとつながりました。

• 資格

  かなり忙しい中、資格の勉強をするのは大変でしたが、先生方が上手く授業計画をたててくださっていたのでなんとか乗り切れました。医療事務課なので医療事務の資格はもちろんのこと、歯科事務・調剤事務・介護事務などの医療系の事務資格や、医療秘書検定・秘書検定・ペン字・ワープロ検定などなどなど、社会に出てからも役にたつ資格も沢山取得できました。担任の先生から「資格はあなたたちの武器だよ」と言われたことがあります。それが実感できる場面に多々出会いました。忙しかったですが、無理をしてでも沢山の資格を取得できて本当に良かったと思います。

• 授業

  実際の現場経験者の先生が大半でしたので、参考書に載っていることだけでなく、現場での体験も交えながら授業をしていただいたので、かなり興味を持って授業を受けることが出来ました。例えば、ビジネスマナーの授業は元秘書の先生であったり、医学一般の授業は医師や看護師として病院に勤務されていた先生方でした。医療事務や歯科事務の先生は実際に難しい試験に合格している先生なので、試験のポイントなどをわかり易く教えていただきました。また、医療事務の授業だけでなく、医療現場や社会人としての生活の中で必要な授業が様々ありましたので、今でも役に立っています。無駄な授業は一つもないと思えます。

• アクセス・立地

  最寄り駅と呼べる駅はいくつかありますが、どこからも１０分以上はかかるので、重い荷物をかかえての通学は大変でした。またコンビニも近くに一件しかないのでお昼時は混雑していました。近くに安く食べられるお店もあまり無かったので、貧乏暇なし学生には痛手でした。

• 施設・設備

  当時、医療事務課の教室はマンションの１階と２階に入っていたので、上の住人に気を遣いながら授業をしていました。窓をあまり開けられないので、簡単に換気ができませんでした。（本館はビル丸ごと一棟、学校の持ち物でしたが、あまり大きくはありません）また学食やカフェテリア、自販機も無いので不便でした。

• 学費

  授業料＋一部、試験費用がかかる試験がありましたが、だいたい妥当ではないかと思います。授業料を無駄にしたくない一心で必死に勉強した部分もあります。

• 学生生活

  私のように社会人から転身した人や大学・短大から専門学校に入り直した人がクラスの半分ぐらいはいたので、一年を通してモチベーションを保つことができました。ただ、高校卒業後になんとなく専門学校に入学した人も中にはいて、モチベーションの違いにイライラしたり、時には授業の邪魔になる場面もあったりしましたので、その点は良くない環境な気もします。女の子だけのクラスだったので恋愛はありません。ただ、女性として担任の先生に憧れている人は沢山いました。