臨床検査学科に関する評価

• 総合評価

  学生生活はやはり、最終的に100%に近い国家試験合格率を誇る学校であるだけに、スケジュールは高校のように固定されており、レポートや実習も多く大学生のような自由はありません。先生方との距離が近く、色んな相談に親身になって乗ってもらえました。アットホームな学校です。医学部付属で大学病院が傍にある事もあり、他の専門学校と比べ段違いに恵まれた環境にあります。

• 就職

  先生方は熱心に就活のサポートをしてくれます。面接の練習やデータの提供などもして下さいます。ネームバリューもそこそこあるので、大学病院に残れる人や多いです。ただ、学校の信頼のための伝統で、一番最初に決まった内定先に就職しなければならないので、就活での応募の優先順位はよく考えておく事が必要です。

• 資格

  国家試験の合格率は100%が数年続く事も珍しくありません。３年生で実習が終わってから半年以上は毎日国試対策をみっちりできます。苦手分野などで学生の希望が多い教科は補修として講師に来てもらえたり、大変良心的です。また、成績下位者への補修を開いてもらえたり、先生に個別に付き合ってもらえたり充実しています。

• 授業

  基本的に国試に沿った形式で、スライドを見ながらのプリント学習です。実習も実践的だと思います。大学病院の先生や医学部の教授など、ハイレベルな講師の方からの指導を受けられます。

• アクセス・立地

  田舎の中にあるわけではないので、駅や市役所、マンションの多い場所からちょうど良い距離にあります。どこでも自転車の距離です。ただ、周囲に学生が楽しめそうなお店やファミレス・ファストフード店などが全くなく、学校帰りにちょっと寄る、という感じの楽しみはありません。

• 施設・設備

  医学部の一部で大学病院が傍にあるのもあり、施設・教材面ではかなり充実しています。普通、生では見られない検体を見せてもらえたり、エコー等の機器を自由に借りられたりなど。学校は建物としては古めです。

• 学費

  施設の充実度や合格率の高さ、受けられるサポートから良心的だと思います。補修なども講師の先生のご厚意なのでお金が取られることはありません。私立大学の系列なのもあり、赤点になった場合の再試験料が１教科単位で結構取られます。

• 学生生活

  毎日９時から４時過ぎまで拘束されるので、部活をしている人は少なめでした。それよりも少しの時間でバイトをして自分で生活費を出している人が多かったです。医学部の学生と交流がある人、恋愛をしている人はサークルに入っている人のみという感じです。ほとんどが女性ですのでクラス内での恋愛もほとんどなく、狭い世界ではあります。