ITビジネス科に関する評価

• 総合評価

  全般的には講師陣のサポート等充実していたと思われる。
  ただ、学科の内容的にも少し変わった個性のある人達が集まることが多く友人としてのコミュニケーションなどは大変苦労した(私が通った学年だけかもしれないが)。
  講師陣との相性にもよると思うが、基本的なパソコンスキルや簿記の知識、あとはマナーの知識は身につくように思う。
  ただ、何をとっても基本的なことをきちんと抑えることを重視する傾向あり。もしエンジニアになりたいなどの目標があるとすれば受講内容に物足りなさが残る。
  就職率は学校全体が出している数字と学生が体感している数字とでは大いに異なっている(分母を減らす等して就職率を上げている)。決してこの数字通りに行けるのだと思わず邁進することをおすすめする。
  就職後は全くかかわり合いがないのでわからないが、私は結局学校に紹介されて入った職場はやめてしまった。

• 就職

  私の同級生できちんとし就職出来たのは八割。そこから正社員として就職出来たのは半数をきる程度。
  自分自身は献身的にサポートしてもらえたのでまぁ満足はしているが、それは就職活動に意欲があるものにだけと思う。就職活動で心が折れなかなか次に進めず卒業を迎えそうな人には、｢私は積極的に就職活動をしていませんでした｣という内容の書面を書かせ就職実績を割り出す際の分母を減らしてます。決してパンフレットの数字通りの就職実績だとは思わない方がいいです。

• 資格

  国家資格はITパスポートのみ。
  時間も十分に取り、頼めば放課後等に追加で勉学を見てもらえるなど十分なサポート体制だと言える。
  その他、MicrosoftOffice系の資格は取らないと昇級や卒業ができないため必須項目となる。マナーや所得税法、簿記、色彩検定など色々と学ぶ機会や資格を取る機会も多いためふとした時に仕事に役立つものを身につけられる可能性が高い。

• 授業

  講師によるがものすごく献身的なサポートをしてもらえる場合が高い。簿記や色彩など、ただ聞くだけではつまらない講義も面白くなるような工夫が沢山されていた。
  ただこの学科は2年時にITパスポートをとることが大きな目標になっているため、その期間は嫌でも情報を詰め込むための学習時間になる。講師との相性がよければいいが、苦手な講師が担当していたら相当苦痛な時間を1日の大半過ごさなければならなくなるので注意。

• アクセス・立地

  駅からは離れているが路面電車があるため徒歩で来るか電車で来るか自転車で来るか、あとはバイクで来るかなかど交通手段は選びやすい。ただし車を置く駐車場は学生用にはない。
  周りに唯一あったスーパーは閉店しているようだが、お弁当屋さんがある。ラーメンやうどん・そばであればお店が近くにあるが、休み時間中に食べて帰れるかは微妙なライン。
  買い物や飲みには学校から歩いて15分くらいいけば中心商店街にあたるため、そちらで行うことが多いようだ。

• 施設・設備

  エレベーターはひとつしかなく、なお朝は混み合う。
  5.6階に教室がおかれるとギリギリになるとエレベーター待つことが出来ないため全力で階段を登らなければならない。
  ITビジネス科は2年時から本校舎ではなく隣の付属校舎になるが、そこは階段も狭くあとものすごく暗い。1度本校舎２階にいき、渡り廊下などと上等なものでは無いが通路を通って付属校舎にいく。その際屋根はないため雨の日はものすごく悲惨。
  トイレも付属校舎にはないため1度本校舎２階に戻らなければならない。ものすごく不便だった。

• 学費

  放課後に勉学を見てもらう時の受講料は取られなかった。
  資格試験受験料が含まれることを踏まえて多いかなとは思うが、ほかの専門学校とはとくに遜色ないと思われる。

• 学生生活

  学年によると思うが非常にコミュニケーションをしづらい空間だった。友人でぎりぎりなので、恋愛などはもってのほか。
  男女含めた飲み会は2年間で4回、女だけでは2回はおこなった。しかし参加しない人だらけである。
  入学前にオリエンテーションで合宿を行うので、そこでだいたいのグループが固定できる。そこで友達を作らないとのちのち難しいことになる。