クリエイティブデザイン学科に関する評価

• 総合評価

  実戦力を身につけたい人にとっては良い環境だとは思うが、基礎力を身につけたい人にとっては少々カリキュラムの進行が早いかもしれない。

• 就職

  就職講座などが授業に組み込まれ、面接の練習なども就職課に手伝ってもらえるので、就職サポートは大学や他の専門学校よりかは整っている印象を受ける。

• 資格

  デザイナー自体に資格は必要のない職業のためか、どのような検定があるのかの説明、アナウンスはあるが、資格取得のためのカリキュラムやサポートは特にない。

• 授業

  デザインの授業自体は、インターンシップ制度や企業受託が多いので実戦力がつく。しかし、このインターンシップ制度は夏休みや春休みの長期休暇中に強制的に実施されるので、長期休暇で遊びたいと考えている人には注意が必要。普段の講義も、基本をじっくりというよりも応用的な授業が多いので、PCの基礎力や有名なデザイナーの作品を勉強することなどは個人でどんどん進めていくことをおすすめする。また、デザインに関すること以外の社会性を高める授業は基本座学なので実技が好きな人にとっては少々退屈でもある。

• アクセス・立地

  立地が京都市内の外れということで、京都駅から約50分かかってしまう。立地条件は良くない。大阪、滋賀から通学できないことはないが通学時間だけでも片道2時間かかってしまう場合があるため、可能であれば下宿をおすすめする。立地は良くないが、学校近辺には恵文社やガケ書房といった個性的な書店や、落ち着いたカフェ、映画のロケで使われたスポットが多く存在するので、下宿するには面白い地域かもしれない。

• 施設・設備

  ビル2棟からなる校舎は狭く、実習棟は吹き抜けの造り、コンクリートがうちっぱなしの壁なので冬は寒い。校舎内部は比較的清潔にされてはいるが、PCのスペックに教室ごとにばらつきがあり、最新のMacが搭載されている教室もあるが、旧式のぶ厚くPC性能が悪い教室もある。（私が在学の当初は）

• 学費

  学費はデザイン専門学校としては、平均クラス。だが、学費だけでなく入学はじめにMacや教材等を購入するとそれなりに費用がかかるので注意が必要。

• 学生生活

  学科にもよるが、基本的に学生同士の仲は良い印象を受ける。デザインや絵、ものづくりが好きな人たちばかりなので趣味が合う人を見つけることは意外と簡単だったりする。男女比は比較的女子が多いが、校内でカップルができることもある。