【総合評価】
良くも悪くも他の通信制高校と比べてオプションの少ない学校です。学校生活を謳歌したい、または進学の手厚いサポートを受けたいと考えている方は他をあたるべきです。アルバイトや受験勉強をしながら高卒資格を楽に取りたい方にオススメです。
【授業内容・コース】
検索エンジンで『NHK高校講座』と調べて頂ければ、学習で用いる映像授業を見ることが出来ます。10~20分の短い映像にギュッとまとめられているため教科書よりも少々内容が薄いですが、今まで勉強していなかった人が勉強習慣をつける掴みにはうってつけの、楽しくてためになる教材だと思います。
しかし、スクーリングの対面授業はひどい有様です。漢字もろくに分からない、引退したおじいちゃん先生がレポートの答えを読み上げるだけの単調な授業が大抵です。
【高卒資格の取りやすさ】
自分でコツコツ勉強できるなら簡単に単位を取れるでしょう。レポートをきちんと出せるか不安な方は、国語や総合など文章を書く作業のある科目は極力選択しない方が良いかと思われます。試験もコロナ禍で自宅受験になっているため、カンニングすれば乗り切ることが出来ます。コロナ禍で相次いで学校行事が中止になり、特別活動の単位を取る機会が減りましたが、代わりにリモートで講演を聞いたりする場が設けられ、それに参加することで単位を取得できます。何よりも大切なのは単位を取ることが困難であると感じた場合、先生にすぐ相談することです。
【スクーリング】
スクーリングは月に1,2回、レポートに取り組む時間も自由なので、自分の時間を好きなように使うことができます。そのためアルバイトをしたり、資格を取る生徒が多いです。ちなみに私は自動車学校に通って普通免許を取りました。
【サポート体制】
教育相談室が設置されていて、スクールカウンセラーに相談することが出来ます。しかし、協力校生が利用するためには電話や手紙でアポを取る必要があり、学園通信にも情報があまり掲載されていないため実態も分からず、敷居が高い印象です。
【進路実績】
指定校推薦がありますが、頭が良くて目ぼしい大学は皆無、三流大学ばかりです。偏差値の高い大学に行きたい方は進路相談は学校に頼らず、塾に通うことをお勧めします。進路が決まっていないからといって担任に追い立てられることがありません。塾に通わない場合は、進学情報が掲載される『進路NAVI』という学園通信を逐一確認したり、進路相談室に自分からアポを取る、担任に相談するなど、自主的に動く必要があります。
【友人関係やいじめについて】
月1,2回のスクーリングでしか会わないので関わる機会は少なく、いじめが起こることはありません。ただ、私が通っている協力校では生徒会活動でのトラブルが原因で仲違いした生徒がいたので、揉め事に巻き込まれたくない場合は委員会に所属することは控えたほうが良いでしょう。わざわざ通信制に入学したのに人間関係に疲れたら元も子もないので、LINEやSNSを交換する時も慎重に判断し、ちょうどいい距離感を保つべきです。同学年でも年齢が違う生徒とも年の差を越えて友達感覚で交流できる点は素晴らしいです。加えてアルバイトや免許取得が未経験でも、周りの生徒と情報共有して挑戦できることもメリットだと思います。