看護学科に関する評価

• 総合評価

  専門学校なので、本当に看護の勉強しかしません。将来看護師になりたい、という気持ちがしっかりある人にはお勧めします。課題や実習に費やす時間もとても多いので、アルバイトや友達とたくさん遊ぶ時間もしっかり欲しいという人にはしんどいかもしれませんし、そうでなくても普通に3年間の学校生活はとても厳しいですが、あとからやりがいや充実感は感じられると思います。

• 就職

  専門学校なので、保健師や助産師の資格はとれないため、それらを希望する人は大学に編入します。ほとんどの学生は附属病院からの勧誘（圧力）やめんどくささに負けて、そのまま実習病院のメインになっていた附属病院に就職します。仕事柄、受け入れ口はたくさんあるので、世間一般の就職活動らしいようなこともあまりしていません。氷河期みたいなことも全く実感なしです。

• 資格

  看護師国家資格の取得率は90%後半くらいはあったと思います。実習が全て終わったあとは国家試験のための勉強の時間も設けられていました。

• 授業

  臨床で看護師を経験したナース・教師や、附属病院のドクターなどが講義に来てくれます。教科書の内容だけでなく、臨床での経験の話であったり、医療物のドラマを見たり、なんていう授業もあり、看護・医療の勉強をしているんだなぁっていうことを実感します。ただ、覚えないといけないことがかなり多いことと、はじめの段階で学習をサボってしまうと、後々どんどん関連していくので追いつかなくなり、後悔します。

• アクセス・立地

  最寄りの駅から15～20分歩いたところにあるのでアクセスはとても悪いです。また、周辺がやや田舎になるので、実習帰りや冬の遅い時間になるととても暗くなります。コンビニも遠いですし、遊べるような場所もありません。ただ、実習時はほとんど隣接する付属の病院なので、それは便利です。また、コンビニはありませんが、病院の中の食堂でご飯を買ったり、売店は利用でき、よく学生は利用しています。

• 施設・設備

  県立病院の附属の学校だったので、設備はあまりよくありませんでした。大学のようなきれいな食堂もありませんし、トイレも狭いし、暗いです。更衣室も狭くて、汗臭く、換気もよくありません。学校の見た目も、古い建物なので、全くおしゃれの欠片もありません。

• 学費

  県立病院の附属なので、学費は他の学校に比べると安かったと思います。奨学金の紹介もあり、利用している子は多かったと思います。学校柄なのか土地柄なのか、そんなに派手な子はいませんでした。ただ、医療関係の参考書はとても高いので、自分で学習していく際必要になってくる参考書などを準備していくのは金銭的にきついかもしれません。

• 学生生活

  一応学生みんな同じ目的を持って入ってきていますし、課題が多くて時間がないこともわかっているので同じ校内の友人であれば付き合いやすいと思います。女子だらけですが、看護師を目指す人に多いタイプなのか、ねちっこくなく、サバサバした子が多いと思いますので、どろどろはしていないと思います。男子の人数はとても少ないので、学校内で彼氏はほとんど作れないと思います。