看護学科に関する評価

• 総合評価

  看護師になりたいという熱意と努力ができる人なら、学べるいい環境だと思います。特に実習が厳しく、看護師に不適正だと思われる生徒は容赦なくふるい落とされるので、良くも悪くも成長できる環境なんじゃないでしょうか。

• 就職

  医師会で奨学金を借りた生徒は、指定の病院で働くことが多い。県外に就職する生徒は数人いた。サポートはこちらからお願いすれば教員が履歴書の志望動機の添削はしてくれたが、しなければ合否の報告をするくらい。人手不足の職種なので選ばなければどこかの病院には勤められる。

• 資格

  国家試験の合格率は平均的というか、悪くはないと思う。講師陣を招いたり、過去の国試問題の分析をしてくれたり、国試のサポートはしてくださったと思う。ただ、まずは国試にたどり着けるかどうかという感じで、厳しい実習について行けずに退学する生徒が結構いたので、実習のサポートはもっとすべきだと思う。

• 授業

  医師会の医師が解剖生理や病理学の講義をして、看護学は教員がするという感じ。要点がわかりやすい講義もあったが、単に教科書を読むだけの講義もあって、そういう講義の時はだいたいみんな寝てた。

• 施設・設備

  バイタルサイングッズとか看護技術に使う物品は結構充実していたのでは。施設充実費として年間40,000円／人くらい支払っていますが。けど、暖房が効いてなくて冬は寒かった。福井は雪が降るのだから、そのぶん辛かった。

• 学費

  ほとんどの生徒が奨学金を借りていたと思うが、年間60万を3年間で180万円。決して安くはない金額だと思う。

• 学生生活

  田舎なので、良く言えば仲良い者同士の団結力が強い、悪く言えば変わった人間は村八分な傾向が強かった。どこもそうなのかもしれないけど、変わってる子や浮いてる子にはクラス内で過去問を回さなかったりする。そういう閉鎖的な雰囲気があった。1学年30人程度なので、どの学年の生徒も結構顔見知りというか、噂が回るのがとにかく早い。私は学校生活で人間関係がとにかく一番しんどかった。今看護師になってからの方が楽しいです。