第一看護学科に関する評価

• 総合評価

  看護師免許をとるために学校生活は他の専門学校や大学に比べて厳しいかもしれないが、私の学年は全員が看護師免許を一回で取得することができた。実習も主に隣接の県立病院で実施することができ、廊下でつながっているため行きやすい。県立病院は卒業生も多く実習中も心強い。卒業後は県立病院や済生会病院、福井大学医学部付属病院、福井赤十字病院など、大きな総合病院に就職する人がほとんどである。

• 就職

  就職については、担任の先生との面談があり、相談に乗ってくれる。また、それぞれの病院に勤める先輩が学校に来てくれて、その病院の雰囲気や働き方などを教えてくれる機会もある。看護師免許を全員が取得できれば、就職率100%。就職活動のサポートとしては、履歴書の添削や面接の練習などを行ってくれる。親を交えての進路相談もしてくれる。

• 資格

  看護師免許が取得できる。私の代では、全員が国家試験に一回で合格することができた。資格取得のサポートについては、わからないことはまず同級生同士で質問し合い、それでもわからなかったら教員に聞き、国家試験取得に向けて学習していく方法であった。

• 授業

  授業の内容は主に看護についてであるが、英語や体育、哲学の講義もあった。実技演習については、病室と同じような作りの模擬教室があり、そこで血糖測定や足浴などの演習を行い、それから実習に入っていく。実習については隣接の県立病院が主であり、廊下で繋がっているので行きやすい。実習中はレポートなどの課題が多く、睡眠不足になることもあるが、実習グループみんなで助け合い乗り越えていた。講義中の雰囲気は静かで、先生が面白いことを言うとたまに笑い声がある。課題は他の看護系の学校に比べて多い方だと思う。履修の組み方については、専門学校なので、大学とは異なり、自分の好きな科目を取得するタイプ、自分で組むという感じではなく、あらかじめ決められている授業をひたすら受けていくという感じである。

• アクセス・立地

  電車の最寄駅は学校から徒歩10?15分くらいのところにあり、電車通学できる。県立病院に隣接しているので、バスもあり、アクセス面は良好。また、自分で駐車場を契約できるため、自動車通学の人もいた。家が遠い人は近くにマンションを借りて一人暮らしをしていた。学校の周りはスーパーやドラッグストアがある。

• 施設・設備

  学校内は10?15年前くらいに県立病院と同じく新しく建てられたので、トイレ、教室もきれい。演習を行う、模擬病室もあり、設備も整っている。ただ購買がないので、県立病院のコンビニまで買いに行かなければならない。演習の試験がある前は実習室で練習することができる。

• 学費

  学費全般に関しては県立の看護専門学校なので、ほかの看護系の学校と比べてかなり安い。入学前にかかる費用は、教材や制服、実習服などあるため、それなりにかかる。奨学金を利用している人もいる。

• 学生生活

  学内の友人関係は良好なことが多い。実習でいろんなグループを組むため、自然と仲良くなる。40人程しか同級生がいないので、全員どのような子なのか把握できる。部活動もある。学内の恋愛は少ないが、同級生同士で付き合ったり、先輩後輩で付き合うこともある。